磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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浦上-----長崎学徒動員の思い出-----

2007年12月18日 | 読書日記など
『浦上-長崎学徒動員の思い出-』
     楢崎重視・画/佐賀師範同窓会「浦上会」2000年

佐賀師範学校の同窓会である「浦上会」の
人たちが作られたものです。



この本も図書館から借りたものです。

わが市には、原爆小文庫というのがあります。
でも、この冊子は原爆小文庫のものではありません。

この方たちも、全国の図書館に配布されたのかもしれませんね。

この本の表紙について。絵をかかれた方が書いておられます。下「」引用。

「昭和二十年八月九日、長崎市への原爆投下。後度々廃虚と化した長崎茂里町周辺を訪れスケッチをした。その内何点か油絵で描いたが、その後上京。キャンパスが買えなくて、みな塗り潰したあった。只、いなかの実家に三十号が一点残っている。
 辛じて壁一面が残った浦上天主堂が印象的で、記憶・資料をもとに単色で描いてみた。」


長崎県の方ではなくとも、長崎に関わりのある方は当然おられることでしょう。

広島の原爆でもそうですが、被爆者の方も生活をするために、全国各地にちらばってもおられますね。

この方たちは、どうやら、原爆にはあわれなかったようです。

しかし、精神的にはやはり原爆にあわれたと思います。

ですから、このような活動もされたように思います。

原爆にあった人でも、何ともなかったという人はおられるようですが。

こんな大きなことがあって、何もともなかったはなかったはずはないとボクは思います。

当時は、小学校の教師になる方も、軍需工場で12時間労働されていた。

長崎の工場で勤労動員され、西浦上町にあった西郷寮に住んでおられたようです。

そんな時代であることも、忘れてほしくないと思います。

八月四日に浦上を後にされたようです。その何日か後に、原爆が投下されたのです。

定年退職後、「浦上会」は再会されたようです。









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