ほるぷ平和漫画シリーズ21 爪あと

『ほるぷ平和漫画シリーズ21　爪あと』
　　　　　辻真先（原作）/石井いさみ（画）/
　　　　　山上たつひこ（作・画）/貝塚ひろし（作・画）/
　　　　　　　　　ほるぷ出版1984年、1986年2刷

劇画タッチの作品集でした。苦労された方たちの話しです。ぼくも気持ちがよくわかる作品でもありました……。



もくじ

傷だらけの挑戦　　原作　辻　真先（つじ　まさき）
　　　　　　　　　劇画　石井いさみ　　　　　　　　3
回転　　　山上（やまがみ）たつひこ　　91
悪たれ　　　政岡（まさかお）としや　　121
母のないマンガ　　　貝塚（かいづか）ひろし　　177


「傷だらけの挑戦」は、もと戦争画の巨匠が父。
父は絵で若者を戦地に送り、殺したと酒びたりの日。
立ち直らせようとする次男。

次男は目の不自由な女の子と友達。
自ら創作した詩集を販売する女の子。
次男はいつか父にその詩集の表紙の絵をかいてもらいたいと願う。

人間にとって何が大切かということを、このマンガも教えてくれます。


「回転」は軍需工場のシーンがあります。

「悪たれ」は、戦争孤児を主人公にしたものです。

「母のないマンガ」は、どうして女の人を描かないというマンガ家。
それは、母のことを思い出すと、涙が出てかけなくなるからという。

ぼくも短い詩にしかできません……。

長編に何度も挑戦しましたが、ダメでした。
このマンガ家のように親孝行していたら、よかったのにと思いました。(-_-;)














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