もひとつついでに新カテゴリ。
以前に、『風雲児たち』というマンガの索引を作っていたのです。この漫画が現在わたくしが最も入れあげているマンガなのですが、連載が長期なうえに登場人物がやたら多く、単行本も40冊近くなっていて、時間と場所が行ったり来たりするので、どの巻にどのエピソードが入っているのか、もうわけが分からん。内容の総目録があれば便利だと思うんですよー(←自分が)。というわけで自分で作る。
以前、十巻分ぐらいのインデックスを作ったのですが、パソのデータが突然消失してしまって、中断してしました。それを再挑戦。まずは最新刊からね。
☆風雲児たち【幕末編】9☆(2006年5月26日刊)
◆表紙絵; 適塾の福沢諭吉と緒方洪庵と手塚君。
◆オビの言葉「手塚眞氏、絶賛!! 「これぞ、日本のみなもと・・・」 福沢諭吉、緒方洪庵の門下となる。その頃、世界は? 歴史大河ギャグ、絶好調!!」 裏オビ「これぞ日本のみなもと、マンガのみなもと! カッコ悪さがいい男たちと それを支えたいい女たちの、見習いたい生きざまと小ネタがいっぱい。(ヴィジュアリスト・手塚眞)」
◆トビラカラー;月夜に皆に号令をかけるシーボルトお稲。●第一章 福翁自伝② (32ページ)
トビラ;登場人物六分割(吉田松陰、プチャーチン、福沢諭吉、緒方洪庵、桂小五郎、高須久子)
時期;安政元年(1854)2月
登場人物;福沢諭吉、緒方洪庵、諭吉のバルタン兄、中津藩家老奥平のバカ息子、砲術の山本先生、諭吉の故郷のイトコ、諭吉の父(故人)
エピソード;◎黒船の噂、中津に伝わる/◎中津藩大騒ぎ/◎諭吉、長崎に遊学/◎諭吉、長崎で苦労する/◎諭吉の兄、大阪へ/◎諭吉、蘭学を学ぶ決意をする/◎諭吉と酒/◎山本家に伝わる秘伝の砲術書/◎ペリー来航で砲術ブーム、諭吉は蘭語ペラペラに/◎奥平のバカ息子の妬み/◎諭吉、江戸へ行く決意/◎関門海峡で嵐に/◎明石で追いはぎ?/◎大阪の蔵屋敷/◎とりあえず緒方塾へ行こうか●第二章 福翁自伝③~手塚君入門~ (34ページ)
トビラ;解体新書の面々(前野良沢、杉田玄白、中川淳庵)
時期;安政元年(1854)3月
登場人物;解体新書翻訳の面々、緒方洪庵、福沢諭吉、手塚君、プチャーチン、川路聖謨、捕虜の隊長ゴシケーヴィチ、
エピソード; ◎解体新書苦労譚/◎中津の諭吉、中津藩の名君奥平昌鹿を知らない/◎緒方洪庵、解体新書翻訳の苦労を想像する/◎のちに諭吉、解体新書を復刻/◎洪庵、諭吉の入学を許す/◎ヅーフハルマと訳鍵/◎手塚君大阪へ/◎ヘダ号完成/◎プチャーチンと伊豆のアメリカ人との交渉/◎プチャーチンと川路と江川の友情/◎ヘダ号の出航/◎スミツボの技術/◎宗谷海峡の逃避行/◎アムール川からシベリアへ/◎ニコライ1世の死去/◎戸田に残されたロシア人達の末路/◎セヴァストーポリ陥落●第三章 クリミア戦争ピリオド (24ページ)
トビラ;晩年のナイチンゲール
時期;1855~56年
登場人物;ピョートル大帝、エカテリーナ2世、ニコライ1世、ナポレオン3世、ノーベル父子、ナイチンゲール、パスツール、橘耕斎、ウンコフスキー、リムスキー・コルサコフ
エピソード;◎セヴァストーポリ要塞の349日間の抗戦/◎クリミア戦争/◎機雷の父エマニエル・ノーベル/◎衛生学の始まり/◎パリ平和条約/◎ナポレオン3世の絶頂/◎監獄中の橘耕斎の露日辞典製作/◎ナゾの橘耕斎/◎橘耕斎のロシア船密航/◎皆がペテルブルクへ到着●第四章 ペリー・ピリオド (30ページ)
トビラ;アレクサンデル2世とその家族
時期;1857年、1861年
登場人物;アレクサンデル2世、プチャーチン伯爵、ウンコフスキー中佐、リムスキー・コルサコフ中佐、ポシェット大佐、ペシチュロフ大尉、ゴシケーヴィチ、ゴンチャロフ、ペリー、ペリー邸のメイド、シーボルト、島津斉彬、ジョン万次郎、村田蔵六、宇和島藩の家老、嘉蔵
エピソード; ◎皇帝によるプチャーチン一行顕彰/◎産業革命とアレクサンデルの大改革/◎米国へ帰ったペリー提督/◎ペリーはハゲだった/◎シーボルトのペリーに対する悪意/◎ペリー『日本遠征記』を執筆/◎ペリー死去/◎ペリーはアメリカでは有名ではない/◎欧米では日本開国の主役はプチャーチン/◎英国、仏、普、米の相次ぐ入港と要求/◎戸田村の活気、君沢型スクーナー/◎オランダからスンビン号(咸臨丸)購入/◎国産蒸気船第一号・雲行丸/◎悔しがる宇和島藩の家老、動じぬ蔵六/◎嘉蔵の功名●第五章 宇和島蒸気船 (28ページ)
トビラ;蒸気船とおイネ
時期;安政2年(1855)9月
登場人物;村田蔵六、伊達宗城、嘉蔵、おイネ、お琴
エピソード;◎宇和島藩の蒸気船(模型)完成/◎蒸気船試運転/◎嘉蔵の冷遇/◎蔵六、宇和島を去る/◎おイネと大砲/◎蔵六、江戸へ●第六章 勝海舟雄飛 (20ページ)
トビラ;勝海舟を取り巻く人々
時期;安政2年(1855)
登場人物;勝海舟、阿部正弘、大久保忠寛、悪徳・増田屋、佐久間象山、勝麟太郎妻・お民、渋田利右衛門、
エピソード;◎阿部正弘、勝麟太郎を取り立てる/◎勝麟太郎の大砲作り/◎阿部正弘眼力自画自賛/◎阿部正弘の江戸城内改革、西洋研究、人材登用/◎勝麟太郎の貧乏暮らし/◎麟太郎のパトロン=蝦夷の豪商・渋田利右衛門/◎麟太郎、長崎海軍伝習所に/◎そのころ京都御所では●第七章 大江戸壊滅 (30ページ)
トビラ;安政大地震瓦版
時期;安政2年(1855)9月
登場人物;京都所司代・脇坂安宅、関白・鷹司政通、阿部正弘、堀田正睦、島津斉彬、藤田藤湖、戸田忠太夫、
エピソード; ◎朝廷に三国和親条約を報告/◎朝廷の従順/◎阿部正弘大忙し/◎阿部正弘の辞任と後任/◎フランスが琉球に手を出す/◎安政の大地震/◎大地震時の親孝行者と朱子学の軟弱/◎藤田藤湖の圧死/◎水戸藩の痛手/◎膨大な被害
・・・最愛の江川太郎左衛門が前巻で死去し、意気消沈はなはだしいわたくしですが、風雲児たちの物語はまだまだ続くのね、、、。福沢諭吉という人物にはまったく関心が持てませんが、『陽だまりの樹』の主人公・手塚良仙(=手塚治虫のご先祖)が登場してきた事にびっくりしました。そういえば、確か『ブッダ』で「勉強になる作品」ということで若きお釈迦様が、家庭教師の先生に『風雲児たち』を読まされてたなぁ(ホロリ)。ただ、この漫画の良仙先生は、良仙っていうよりはドラえもんに出てきそうな登場人物だ。
それから、一読すると地味であんまり印象が残らなかった巻ですが、良く見てみると、激動の出来事がてんこ盛りです。ペリーが死んじゃった。が、もう9巻にもなるのにまだハリスすら出てきてないぞ。いつ維新が始まるのじゃ。
なぜ過去形なのかといえば
かつて1巻から28巻くらいまで集めていたのですが
諸般の都合により
続きを買えない事態に陥りそれっきりになってしまったのです。
そんなところにこの情報を見て
また読みたくなってしまいました。
第一巻で坂本竜馬が出て「話が遡って」関が原。
長ーい江戸時代をひたすら読みまくっていましたが面白い!
第一巻の毛利さんちのお弁当で嵌ってしまいました。
インデックス楽しみにしています。
28巻までとは、新シリーズが始まる直前までですね。
まだ息の長いシリーズですし、きっとまた読む機会はありますよね。
関ヶ原のお弁当のシーンは、私も大好きです(^-^)
あそこの場面だけで300文字ぐらい語ろうと思っていました♪
きっと、熟読なさっているんでしょうねぇ。。
幕末編もようやく安政に。。
でも、これからが長いんですよね。
いったい、どのくらいの量になるやら。。
わたしのは、熟読って言うかなんというか(ただ書いてあることを抜き書きしてるだけなので)、でも何度も読み直したくなるステキな漫画ですよね。
そして、読むたびに違う感想が書けてしまいそうになるくらいに、人物とエピソードが満載な作りが好きです。
吉澤さんも新シリーズの全巻レビューを試みてるんですね(^^)