オセンタルカの太陽帝国

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信州がドラゴンパスで
柏崎辺りが聖ファラオの国と思ってます

水のまんなかの道がまっすぐ。

2012年05月02日 01時39分10秒 | ラーメン


浜名湖遊覧船に乗ってきました。舘山寺温泉に通うようになって6年にもなるのに、この遊覧船には1回も乗ったことが無かったんですよね。
浜名湖遊覧船は30分コース(=東名高速道路を見るコース)と60分コース(=浜名湖の鵺を見るコース)のふたつがあります。今日はかなりヒマだったので、30分コースに乗った後60分コースにも乗り、ついでに「瀬戸周遊コース」(30分)にも乗ってみました。
改めて長時間浜名湖の上にぷかぷか浮いてみて思ったことは、「浜名湖って小さいな~」ってこと。
確か浜名湖は湖としては全国で10番目の広さ(けっこう大きい)だったはず。
でも、冒頭の写真ですが、猪鼻の瀬戸から南方向を見てみると、今切れ口にある浜名湖大橋の付近が、まるですぐそこのように見えるんですもん。あ~~狭い狭い。
地図にすると、こうです。猪鼻湖から今切れまで20kmはあるはず。まさか肉眼で見えるとは。




が、やっぱり思うと浜名湖って大きいですね。この水の中の様子とその地図も思い描いてみると、けっこう大きな化け物が何体も潜んでいても、それほど不自然ではない。
最近はまっているアニメ『氷菓』の第7話の冒頭で浜名湖のハッシー(…はっしーってなに? はっまーっにーだろっ)が枕に使われていて笑った。



6月3日 来々軒(西区伊左地町)


夜勤の前に。31回目。
今日も若い店主(?)はいませんでした。
肉のタンメン(800円)を注文。
栄養が非常に偏向している今日この頃ですが、野菜って滅多に食べないですよね、ワタシ。



そしたら、忍者の人が「(タンメンは基本細麺だけど)太麺で食べると美味しいから、太麺にする~?」と訊いてきてくれました。おおおおお、望むところです。私が太麺が極端に好きだということを知っておられるのか!? と思ったら、「豊橋から通ってきているんだよね?」と。…どうやら、どこか別のブログのブロガーさんだと思っていたらしいです。違う違うっ。がっかりさせて申し訳ないです。(でもその時名前を挙げられたブログを見てみると、その人もう5年ぐらい浜松に来てないじゃん。…ハメられたのか?)
で、そのあとどこに棲んでるのかっていう話になって、忍者の人の意外な出生と秘密を聞かせてもらいました。伊賀の忍者を名乗っているからそっちの方の出身の人かと思っていたら、とても不思議なお話でした。私の出生地の隣町にむかしおられたこともあったそうで、出身〇〇は私とお隣さんみたいなこと言ってましたよ。(※忍者の人とわたしは10年ぐらいの年の隔たりが有り、私の出身〇〇はつい最近できたものなので、それがなかったら一緒の〇〇だったと思う。うわぁい♪ ⇐静岡県民は〇〇をとても重要視する県民性です。)
で、ちょっと前まで天龍川の河原で忍術の練習をよくやってたそうなんですけど、最近はなかなか来てないそうです。見てみたいですねえ。忍者の人の持つ忍術道具は5つあり、とても見事なものだと言っていました。130mは飛ぶと言っていました。

タンメン、塩味です。
太麺がすごく美味しいよ。残念ながら感想を考える余裕が無かったので、また食べましょう。



6月3日 よっし屋(旧浜北市横須賀)


半年ぶり6回目の来店。
お得なランチセットを味わいに来ました。各種ラーメンに4つのミニ丼の中からひとつ選んで、680円。
だって通常のラーメンが750円なんですから、このランチメニューのなんとお得なことか。
(※ただし、セットのラーメンは、通常のラーメンよりかなり具が減らされているそうです。チャーシュー麺にしなくてもチャーシュー5枚入ってましたからね。セットでは肉1枚玉子ナシ)

「豚こく醤油」と「煮玉子丼」のセットを頼んでみました。





久しぶりですが、この豚こくは旨いですね。いい感じに私好みです。
若干とろみのあるスープは存分に甘くて力強い。
麺は全粒粉入りなのですが、加水がやや多く見た目以上につるぺたしています。
これまで夜よっし屋に来てもお客さんが少なくてとても心配していたのですが(余計なお世話か)、ランチの時間に来るとちゃんと人が居て、ちょっと安心したのでした。

6月2日 細麺三太(中区有楽街)


あまりにも物足りなくって、もう一軒近くにあったお店に。
細麺三太、去年の11月ぐらいに出来たお店です。太麺が美味しい豚骨醤油の三太を、わざわざ細麺にしたんですって。もとより麺は太ければ太いほど良い私にとっては「絶対に行くことは無いだろう」と思っていたお店ですが、でも逆にここまで細麺を愛するへんてこな浜松人という人種を「おもしろいなぁ」とは思っていたのでした。(※別に浜松人が細い麺を極端に愛しているというわけではなく、逆に浜松人は「極端な物が苦手」なのです。だから喩え家系のラーメンにであっても、細い麺を求める)

お店は非常に混み合っていて、朝0時ぐらいでしたのにしばらく並ばされたぐらい。



醤油チャーシュー、850円。ここではもう、濃さとか油の量とか麺の堅さとか訊かれません。
それにしても変な器です。



つるつると啜るんですけど、さすが細麺、造作なく麺がどんどん消えていく。
麺は最初からかなりの堅めのようです。
「意外と三太のスープに細麺は合う!?」と思ったんですけど、スープもあの太麺三太のものとは替えてあるんじゃ無いかしら。2杯目なのにあっという間に完食しました。楽勝楽勝。上に乗ってるもしゃもしゃとしたネギが変に口に残りました。





それにしてもどんどん客が入ってきます。あげくには10人以上の団体さんが入ってきたので、そそくさとわたしはお店を後にしました。それなりに満足しました。
どうすんだよあの狭い店内に10人の客。(その前に4組ぐらいの待ち客がいた)。二次会をラーメン屋でするな。

6月2日 しゃもじ(中区神明町ゆりの木通り)


このお店もよく浜松ラーメン本に載ってるお店ですけど、来たことがありませんでした。「鶏からダシをたっぷり取った、鶏のラーメン」という惹き文句には大いに魅かれるものの、私にとっては“鶏のラーメンの理想型”といったら伊豆にある一匹の鯨。かつてそういうのを期待して有玉町にあった天日地鶏に行ったことがあったんですけど、当たり前のことですが私の期待していた物とはまったく違う種類の鶏ラーメンが出てきた。あぁ、浜松では鶏ってこういうものなんだな、って。ついでに言うと、しゃもじの場合は「飲み会のシメに」とかそういう語句の流れで語られることが多い。なんか、私の好みのラーメンじゃ無いんじゃないかって。



ま、でも今日は鶏のつみれが食べたくなったので、ちょっと来てみたわけです。
軍鶏のつみれ塩ラーメン、700円。
ただの鶏じゃなくて、軍鶏ですよ。ラーメン本を見てみると、この軍鶏について、「春野の山奥で丁寧に育てられた軍鶏」とか面白いことがたくさん書いてあるんですが、では実際食べてみますと、
、、、、、、
うむ、飲んだ後に最後に食べるラーメンだ。うむ…。…だから最初から言ってたじゃん。

6月1日 新宮(旧引佐町井伊谷)


宗良親王を祀る井伊谷宮にあるラーメン屋。
久しぶりですなあ。たしか、今年の新年の抱負でわたしは今年は「無文禅師について調べる」とか「井伊谷近藤藩について纏める」とか誓ってなかったっけ。(言ったことは必ずやらないことに定評のあるわたくし)。ついこのあいだ、「引佐町史料」の『近藤家由来記』を買ったんですよね。天然理心流の近藤家も浜名湖の近藤家の末裔を名乗っているんですよ(自称)。…頑張ろう。

こってり醤油ラーメン、700円。
懐かしいです。こんなのだったなぁ。記憶にある物よりオイリーで、記憶にある以上になつかしい麺の味わいでした。こういう麺、むかしはよく食べた。



また来よう。
で、家に帰るのがめんどくさくなってしまって、新東名の引佐インターから一直線に浜北に帰ろうとしたんですけど、間違えて反対方向に乗ってしまい、(だってっ!! 高速に入って初めの分岐点で、左「東京 名古屋」、左「飯田 東京」ってなってるんだよっ。そりゃー、左に入ってしまうってっ。飯田になんて行きたくないもん)。三ヶ日、浜名湖サービスエリアを経て、浜松インターで降りて家に帰りました。なんという大回り。眠くて事故るかと思ったわ。

5月31日 めん虎(中区助信町柳通り)


2度目の訪問。
「今度はもっと濃い“こく丸”だ!」と思って行ったら「こく丸と魚介醤油は売り切れ」でしたよ。なんてこったい、朝0時過ぎ。
いろいろ見てみると「こく丸」は売り切れ率が高いようです。前回来たときは激しい雷の日で、だからこく丸が残っていたようです。あのとき食べるべきだった。
なのでしかたがないので、「熊ラーメン」のチャーシュー麺(950円)を注文してみました。



熊ラーメンというのは、「マー油を使った」ものということで、熊本ラーメンを形象しているとのことです。が、そういわれて出されてみても、もっと黒いのを想像してたからいささか期待外しされた感がありまして、さらに、若い頃さんざん巡った熊本のラーメンとは大分違う気がしますぞ。なんだこれ。

まあ、だがしかし、この熊が「熊本の熊」だという確証も別にあるわけでもないですしね、肥前の熊や佐嘉の赤熊だという可能性だって無いわけでもない。
スープを掬って飲んでみますと。む!?

前回、「味にまとまるものが無く、拡散した雰囲気しかしない」と悪口を書いたのは、最近豚骨醤油しか食べていない私が「豚骨醤油の中の醤油は司令官然とした役割をこんなに果たしているんだなあ」と改めて見直した為です。醤油は統帥、それがなければ豚骨ってただの烏合の衆。だがしかし、熊豚骨を食べてみると、きちんと味がまとまっている、一方向に向かって味がとがっている。おいしいじゃん。
なんなんだろこれ。「マー油ってこんなに見事な味わいがするの?」と一瞬錯覚しましたが、なんというか、そもそものスープが前回食べた物と違う気がする。さらりとしていて力強くて味も濃くて理想的なスープ。わけがわからなくなってきました。



なので、熊ラーメンを早めに食べ終わり、続けて前回食べた「こってりラーメン」を注文してみました。



おおぅ、前回食べたのだ。全然違うじゃないか。
表面がぶつぶつにあわだっているだけではなく、全体を厚い脂が覆っています。
かなりワイルド。
啜ってみますと、味自体が全然違う。南無三。
全く違うスープを使っていたんですね。バリエーションが多いのは私が最も好むところでありますから、とても気に入りました。特に、続けて食べてみると前回はそれほど感銘を受けなかった白豚骨の方もそれなりに楽しく食べられたことで。豚骨って、食べれば食べるほど楽しく感じられてくるよね。こく丸がますます気になる所です。もちろん熊ラーメンもまた食べたい。





がしかし、2杯きっかり食べたところで、私の胃には全く余地が無くなったことが感じられました。もう煮干し1本入らない。
最近の私の胃ってラーメン2杯しか入らないのか。ちょっと悲しくなりました。頑張って食べて胃を大きくしてみよう。

5月30日 山岡家(東区有玉店)


0時過ぎ、どうしてもお腹が減って山岡家へ。
前回に来たとき気になってたのが、卓上に置いてある小さな三角POPのうしろに書かれていた「裏トッピング」。
そもそも山岡家って、トッピングの数は多いのです。それが、コロチャーシューはともかくほうれんそうとか薬味ねぎとかなんやねん。こんな普通なものがなんで裏トッピングなの? と思って、「特製味噌チャーシュー」(920円)に口頭で薬味ねぎ(100円)を足してみました。(※これは「常連の希望によって登場したトッピング」と書かれています。すでに非・裏トッピングとして「白髪ネギ」があるのですが)



やたら多い! がやっぱり普通のネギだなぁ。右側のラーメン丼の中に沈むネギと見比べて欲しい。「これをお茶碗山盛り一杯食べたい」と熱望した常連客がいたのかなあ。



山岡家でも私は滅多に特製味噌を注文することなんかしないのですが、それは通常の醤油味をこよなく愛しているからです。なんかね、腹の中にズドンと太い軌跡を描いて飛び込んでくる醤油味。それを食べてわたしは「食べたなあ」と思うのです。山岡家の味は他では絶対に味わえない唯一無二の味。こんな独特なものを全国展開してくださっているなんて、なんともありがたいことじゃないか。
が、改めて食べて、特製味噌にはその満足感があまり無いですね。
やっぱり山岡家は正油に限る。のどが渇きました。ネギのシャクシャクが最後まで続きました。



5月29日 福太郎(中区西丘町)


福太郎に来るのも久しぶり。2年振りぐらいでしょうか。
おっちゃんに、「このお店っていつまで開いてるのか」と訊いたら23時ですって。覚えておこう。
メニューの中から、一番濃そうな「濃こくパイタンラーメン」を注文。1000円ぐらいだったかな?
(※濃こくパイタンが750円で、チャーシュー追加が+250円?)



わたし、この「濃こく白湯」って食べたことあるんでしたっけ?
このお店で「黒豚骨」を食べた記憶はあるんですけど、また今は亡き福ちゃん三方原店で似たようなのを見たことがある気もするんですけど、定かではなし。
改めて見てみると、良い感じです。



濃い! 良い感じに濃い。
豚骨ではなく鶏白湯だからくどさは無いし、この時間の空腹にちょうど良いくらいのこってり具合です。味の鋭さもなかなかのとがり具合だし、適度にしょっぱいし、チャーシューも好みの物だし、なかなかに気に入りました。
スープに玉ネギの切れ端でも混ざっているのか、シャクシャクとした感じが微妙にします。
しょうがが溶け出して、最後にスープがピンク色になりますけどな。(紅ショウガいらない)



5月28日 めん虎(中区助信町柳通り)


「めん虎」っていうのは袋井にある豚骨ラーメンのお店で、掛川近辺にある「老虎」とか「若虎」とも関係があるという。その浜松店ができたのが昨年の11月なんですが、私はこれまで来たことが無かった。(遠いから)。袋井店ができたのは(さだかではありませんが)2004年前後かしら?

このお店は九州の豚骨ラーメンを謳っているお店で、私は何より豚骨ラーメン好きですから、これまで一度もこのお店に来ようともしなかったのは、どうかしてしまっていたんだと思う。
メニューを眺めてみますと、スープの濃さに3段階あるらしい、「あっさり」と「こってり」と「こく丸」と。こく丸はとことん濃くてなかなかだ、と聞いたことがありますが、普通の状態でのスープの味がどんなのか知らなくては比較もできませんから、今日は「こってり」のチャーシュー麺(850円)を注文してみました。麺は「カタ」で。



出てきたそれを見てみますと、おおぅ、泡立っている。これこそ豚骨ラーメン、って感じです。
レンゲに掬ってスープの匂いを嗅いでみますと、またまた懐かしい豚骨の匂い。でもそんなに強い香りではありません。
壁を見ると「久留米ラーメン」の文字が躍っているんですけど、久留米ラーメンってこんなのですっけ。
この近くにあるお店ではべんがら横丁の「満洲屋が一番」が久留米って言ってますけど、あれはちょっと変なラーメンですし、若い頃、警察犬で有名な丸星に何度か通ったけど、さすがに記憶が古すぎて思い出が完全に美化されてしまっている。
そんなことを考えながら麺をすすると、、、
あれ、九州ラーメンってこんなものだったっけ?
淡い。甘い。
いえ決して薄いと言っているわけではなく、ここ近年のわたくしは豚骨と名の付く物は「豚骨醤油」ラーメンしか食べてなかったのでした。純粋な豚骨ラーメンってのは、こんな味だったのかなあ。あくまでじみじみ浸み出てくる豚の滋味に、「あまいなぁ」「味が広いなあ」と思いながら完食したのでした。ごちそうさまです。



5月26日 蔵前家(旧細江町中川)


86回目。まぜそばは3回目。この日も店主が作ってくれました。
まぜそば、なんて素晴らしい料理なんでしょう。
計3回まぜそばを口にしたことになりますが、その都度私が思った感想が違う。
おそらく味は3回とも、実は同じ物だったでしょう。でも私にとってはまるで魔術のように「おいしい」とますます感じるようになっている。



まず、なみなみと鶏の脂が注がれていることが一見して分かる特徴なのですが、それ以上にその下にある濃い黄色の豚骨タレの鋭さこそが特筆しなければならない点。通常のラーメンではこれと油とダシ汁が見事な感じで溶け合い、それであの美味しさになるのですが、まぜそばでは鶏の油と豚の汁は、混ぜようと思ってもなかなか容易に混ざらない。



写真を見てもよくわかんないと思うのですが、混じらないんですよ、これが。
だから無理矢理反発し合う油と豚をレンゲに掬って口の中に押し込むんですが、そうするとこの無駄にギラつく鋭さを油がヌラっとくるむ感じが、非常に心地いいんです。私はスープを飲みたいからここに来るんであって、別に麺なんか無くてもいいくらい。