ふれるほどやさしくなる立谷沢川流域

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東北GPフォーラムin八峰白神に参加してきました!!

2016年07月20日 | ジオパーク

7/16、17の二日間、秋田県八峰町で開催された東北ジオパークフォーラムに参加してきました

八峰町は日本海側の秋田県と青森県の境にある町で、八森町と峰浜村の二つが平成の大合併によりできた町です。

町内には世界遺産「白神山地」のエリアにも含まれており、秋田県側の玄関口となっています。

 

この八峰町では「八峰白神ジオパーク」活動を行っており、今年は認定から4年目の再認定の年とのことでした。

 

GPフォーラムでは開会行事の後に秋田大学の林先生の基調講演「東北のジオパークを結びつけるマントルの熱い指」をお聞きしました。

これまでジオの活動に携わってきて、東北地方では出羽山地や奥羽山脈などの脊梁山脈が南北方向に連なっているだけでなく、東西方向にも火山が多く集まる地帯と空白地帯がそれぞれ交互に存在するという認識は持っていました。

南北方向については、東日本が乗る北米プレートを太平洋プレートが押してきた結果、褶曲により山脈・山地ができたことはイメージしやすいのですが、東西方向がなぜそうなっているのかは全然イメージできていませんでした。

その話題になっても、誰もその部分の答えは教えてくれませんでしたし・・・

で、そのヒントなるのが「マントルの熱い指(hot fingers in the mantle wedge)」でした

お話を聞いて素直に納得しちゃいました

 

まあ、ここでは説明いたしませんが、興味のある方はご自身でお調べください(笑)

説明できないのではなくて、あえて説明しないだけです

 

その後、ミニエクスカーションとして、会場のすぐ近くの海岸に行きました

↑このブログではお馴染みの地域おこし協力隊員栗原くんがビーチに穴を掘って、砂を投げている瞬間です(笑)

でも、違和感ありますよね?

そう、砂が真っ黒なんです

結構な範囲にわたって真っ黒な砂浜が広がっていました。

掘っても掘っても、中からは真っ黒な砂が出てきます。

私はこれまで茶色や白の砂浜しか見たことありませんでしたので、この真っ黒な海岸はちょっと異様でした。

ここで、その理由を書くのは簡単なのですが、やっぱり現地で実物を見ながらガイドさんに教えてもらうのが一番だと思います

 

夜は交流会が行われ、それぞれのGPの連携を強めました

 

で、翌日にエクスカーションが行われました。

私は迷わずに「白神山地コース」を選んだのですが、当日はあいにくの雨

↑薄い緑色の部分は「緩衝地域」で自由に出入りできるのですが、濃い緑色の「核心地域」が特に保護されている部分です。

青森県側では定められたコースと既存の歩道に限り入山することはできるのですが、秋田県側では核心地域への立ち入りは禁じられています。またぎの人もここに入ることはできません。

 

二ッ森山の山頂から見える白神山地の景色を期待しながら、ブナ林を歩いていきます

 

↑残念ながら何も見えませんでした

 

でも、見えなかったからこそ「今度こそは」って気持ちになりますよね

いいんですよ、見えるまで行けば(笑)

 

来月にはいよいよ我々の「月山GP構想」の現地審査が行われます

認定に向けて頑張ります

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係

電話0234-56-2213


【再掲】「平成の名水百選立谷沢川で砂金掘り!!一攫千金塾」参加者募集中!!

2016年07月15日 | イベント情報

6月30日の更新の記事でもご案内したのですが、7/15現在まだ定員に余裕があるようですので再度ご案内させていただきます

 

アピールポイント①『お得』

参加代金には北月山荘で食べる夏野菜カレーや、練習用の砂金代も含まれます

パンニング練習時に参加者それぞれに、砂金をたくさん混ぜた砂を配布いたします。

初めての方も、お子さんでも練習用の砂金は間違いなくお持ち帰りいただけます

ですので、残念ながら川で砂金が取れなかった場合も、ご家族にはきちんと砂金のお土産はお見せいただけます(笑)

 

アピールポイント②『講師陣が豪華』

立谷沢川での金掘衆に古くから伝わる技法の唯一の継承者である「疋田孝一郎」氏と、砂金掘り競技会の全国大会で優勝経験もある「佐藤卓生」氏のお二人から、直接指導をうけることができます

技術指導だけでなく、立谷沢川の砂金掘りの歴史や、「寄場」と呼ばれる砂金の集まりやすい場所のレクチャーもしていだけます。

また、当ブログでもおなじみの地域おこし協力隊隊員 栗原君も砂金掘りイベントに向けて、目下猛勉強中です

 

砂金掘りに興味のある大人の方だけでなく、小学生の自由研究や絵日記の素材としてもピッタリではないでしょうか?

 

↓募集内容

【日 時】平成28年8月7日(日)

【場 所】月の沢温泉北月山荘、玉川、立谷沢川

【会 費】ひとり2,500円(大人、子ども同額)

【定 員】25人(最少催行人数15人)

【講 師】疋田孝一郎 氏(瀬場在住)、佐藤卓生 氏(砂金・砂白金学会調査員)

【申込締切】平成28年7月22日(金) 

【お問合せ・お申込】
庄内町観光協会(商工観光課内)電話0234-56-2213

スケジュールにつきましては、町HPに掲載中のチラシをご覧ください → クリック

 

少しでも興味があるという方は、お気軽にご連絡ください


日本百名山「霊峰月山・登山参拝ツアー」を開催します!!

2016年07月07日 | イベント情報

はじめまして。商工観光課立川地域観光振興係の横田です

7月1日に月山開山祭が斎行され、ついに山の季節が来ました

本年から8月11日が「山の日」として祝日になることの“記念”と月山ジオパーク構想が認定になることを“祈念”し、今年も恒例の「霊峰月山・登山参拝ツアー」を開催します

標高1,984mの出羽三山の主峰「月山」は、峰続きの「湯殿山」「羽黒山」と三山をなし、山岳信仰の聖地として、多くの修験者、参拝者を集めています

今年は昨年ご好評いただきました、湯殿山神社を参拝し、月山神社へ登拝。羽黒口(月山8合目)へ向け下山するルートです

一昨年初めて登らせていただいた時は、こちらのルートは羽黒口からの登拝と比べ、コース自体が急峻で適度な過酷さもありますが、モチベーションを持続させてくれる道標でもある山頂が見えてくれず、肉体的にも精神的にもハード(私だけかもしれませんが‥)に思われましたし、序盤の難所『月光坂(※水が流れ、苔むした岩が続く「水月光」、大きな岩の坂が続く「岩月光」、かなりの長さの梯子が垂直に近い角度でそびえ立つ「金月光」で構成されています)』でスタミナを消耗してしまうと、終盤の難所『鍛冶月光(※足場の悪い急坂が長く続きます)』に立ち向かうのは本当に本当に困難で、ツライ印象だけが記憶も鮮明に残っていました

しかし、昨年のガイドの長南さん(ご本業は庄内町立谷沢地区にあります「熊谷神社」の若き権禰宜さんです 高山植物の植生に精通しています、と言うより、森羅万象に精通しているかも‥)のペース配分が実に絶妙で全員が無事にクリア おかげで今では手強いながらも挑戦しがいのある実に魅力的なコースだと自信を持っておススメできます。もちろん今年もガイドは長南さんにお願いさせていただいています 

もちろん健康と体力は必須ですが、これらの難所を乗り切ることができた時の何とも言えない達成感や六根が清浄されるような清清しさ、大パノラマが迫ってくるような見事な絶景は大神様の御恵みであるとしみじみ思いました

月山ジオパーク構想のジオサイトである霊峰月山の雄大で爽快な景観や庄内町の最高峰「月山山頂」からの眺望、可憐な高山植物の群落につつまれて、日頃の喧騒から解き放たれてみませんか

下山後は、月の沢渓谷の静かな湯宿「月の沢温泉北月山荘」の素肌に優しく湯あたりしにくい疲労回復に効果大、山形県では蔵王、姥湯と合わせて3箇所しかない希少な酸性泉で登山のお疲れを癒していただけます

今年は月の沢温泉北月山荘を拠点に庄内町立谷沢地区での活動をメインとする「庄内町地域おこし協力隊」として、6月1日から就任した神奈川県藤沢市ご出身の栗原さんも同行します。何事にも全力で、感動が新鮮で、フェイスブックを使った情報発信を積極的に行っています。かなりのイケメンさんですよ どうぞよろしくお願いいたします 

皆様からのご参加をお待ちいたしております

 

 【日時】平成28年8月11日(木)祝日:山の日

【集合場所】庄内町役場立川庁舎駐車場(庄内町狩川字大釜22)

【参加費】お1人様4,500円

【参加対象】小学校高学年以上の健康な方

    (※小学生は必ず保護者同伴でご参加願います)

【定員】20名(最小催行人数10名)

【申込締切】平成28年7月29日(金)

【お申込】株式会社日本海トラベル 電話0234-43-4312

                 FAX0234-43-4737

【お問合せ】庄内町観光協会(商工観光課内) 電話0234-56-2217

日本百名山「霊峰月山・登山参拝ツアー」チラシのリンク先はコチラです。

  ↓

 http://www.town.shonai.lg.jp/kanko/2016-0706-1718-37.html

 

 


月山開山祭に参加してきました!!

2016年07月04日 | 月山

7月1日に月山神社の開山祭が行われました。

今年は副町長と副議長にも一緒に参加していただきましたが、ずっとガスの中で景色はほとんどありませんでした

 

ただ歩くだけではつまらないので、商工観光課新採職員の難波君と地域おこし協力隊員栗原君の二人の若手に対して、ひたすら高山植物を教えながら歩いてみました

 

私自身も経験してきましたが、興味がなければ覚えられないし、一回聞いたくらいでは全然覚えられません。

しかも、活字ではなく、「音」だけでは全然頭に入ってこないですよね。

だから、しつこくしつこく教え続けました(笑)

 

 

↑コバイケイソウ

他の花との区別は容易ですが、どうしても名前が入ってこないようでした。

今年は不作でほとんど花がついていなかったので、葉をしつこく教え続けました(笑)

 

↑チングルマ(上)とハクサンイチゲ(下)

どちらも代表的な高山植物ですが、教えられたからといっていきなり区別はつきませんよね(笑)

 

↑ウサギギク

月山に咲く高山植物の中では似ている花もなく容易に区別できる上、名前も「兎」+「菊」と簡単なので、これは二人とも覚えてくれたみたいでした

 

↑ミヤマウスユキソウ

この花も区別が容易な上、「日本のエーデルワイス」というのが気に入ったみたいで、下に降りるまでは覚えてくれました

 

 ↑シラネアオイ

なかなかハクサンフウロと区別がつかないみたいでしが、実際には全然違います(笑)

 

↑ミヤマシオガマ

同じ登山道上に咲く「ヨツバシオガマ」や「トモエシオガマ」との区別はなかなか難しかったみたいです。

 

↑ウズラハハクサンチドリ

鶉葉のものは分かりやすいのですが、普通のハクサンチドリは「ヨツバシオガマ」との区別に手こずっていました

 

↑ショウジョウバカマ

二人ともコイワカガミとよく間違えていましたね。

よく見なくても全然違うのですが、私も昔は区別つきませんでした(笑)

 

↑ウラジロヨウラク

これは単純に名前が覚えられないみたいでした(笑)

確かに音では入ってきません

 

↑クロユリ

月山では開山祭前後の時期に山頂周辺にだけ咲く、庄内町の町の花です。

町民のほとんどの人は見たことがないのではないでしょうか?(笑)

 

 

今年は天気予報がよかったためか、昨年とは違い神社内に入れないほどたくさんの参詣者が集まりました。

昨年の神事の最中はひたすらペンギンのように暴雨風と寒さに耐え続けていましたが、今年は風はあったものの、去年に比べてはるかに快適な環境の中、神事が執り行われました。

 

↑神事が終わり昼食後に、山頂小屋前で恒例の記念写真を撮って下山します。

 

帰りは登山道だけではなく弥陀ヶ原湿原の周遊コースの高山植物も見ながら降りてきました

オゼコウホネはまだ葉がでたばかりでしたが、ワタスゲやトキソウなど、登山ルート上では見られない植物も観察できました

まあ、二人とも覚えちゃいないでしょうが(笑)

 

今回は本当にしつこくしつこく高山植物を教えながら歩き続けましたが、降りてきた後に二人に聞いたところ案外喜んでくれていたのでよかったです

まあ、本人に直接「つまらかった」とは言いづらかっただけかもしれませんが(笑)

 

地域おこし協力隊員育成のためにも、今シーズンは何回か弥陀ヶ原に足を運ぶ予定です。

行く度に違う植物や、違う景色が見られるので、きっといい経験になると思います。

 

皆様も是非、月山にお越しください

そして、月山登山のベースキャンプにはぜひ「月の沢温泉北月山荘」をご利用ください。

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係

電話0234-56-2213