7/16、17の二日間、秋田県八峰町で開催された東北ジオパークフォーラムに参加してきました
八峰町は日本海側の秋田県と青森県の境にある町で、八森町と峰浜村の二つが平成の大合併によりできた町です。
町内には世界遺産「白神山地」のエリアにも含まれており、秋田県側の玄関口となっています。
この八峰町では「八峰白神ジオパーク」活動を行っており、今年は認定から4年目の再認定の年とのことでした。
GPフォーラムでは開会行事の後に秋田大学の林先生の基調講演「東北のジオパークを結びつけるマントルの熱い指」をお聞きしました。
これまでジオの活動に携わってきて、東北地方では出羽山地や奥羽山脈などの脊梁山脈が南北方向に連なっているだけでなく、東西方向にも火山が多く集まる地帯と空白地帯がそれぞれ交互に存在するという認識は持っていました。
南北方向については、東日本が乗る北米プレートを太平洋プレートが押してきた結果、褶曲により山脈・山地ができたことはイメージしやすいのですが、東西方向がなぜそうなっているのかは全然イメージできていませんでした。
その話題になっても、誰もその部分の答えは教えてくれませんでしたし・・・
で、そのヒントなるのが「マントルの熱い指(hot fingers in the mantle wedge)」でした
お話を聞いて素直に納得しちゃいました
まあ、ここでは説明いたしませんが、興味のある方はご自身でお調べください(笑)
説明できないのではなくて、あえて説明しないだけです
その後、ミニエクスカーションとして、会場のすぐ近くの海岸に行きました
↑このブログではお馴染みの地域おこし協力隊員栗原くんがビーチに穴を掘って、砂を投げている瞬間です(笑)
でも、違和感ありますよね?
そう、砂が真っ黒なんです
結構な範囲にわたって真っ黒な砂浜が広がっていました。
掘っても掘っても、中からは真っ黒な砂が出てきます。
私はこれまで茶色や白の砂浜しか見たことありませんでしたので、この真っ黒な海岸はちょっと異様でした。
ここで、その理由を書くのは簡単なのですが、やっぱり現地で実物を見ながらガイドさんに教えてもらうのが一番だと思います
夜は交流会が行われ、それぞれのGPの連携を強めました
で、翌日にエクスカーションが行われました。
私は迷わずに「白神山地コース」を選んだのですが、当日はあいにくの雨
↑薄い緑色の部分は「緩衝地域」で自由に出入りできるのですが、濃い緑色の「核心地域」が特に保護されている部分です。
青森県側では定められたコースと既存の歩道に限り入山することはできるのですが、秋田県側では核心地域への立ち入りは禁じられています。またぎの人もここに入ることはできません。
二ッ森山の山頂から見える白神山地の景色を期待しながら、ブナ林を歩いていきます
↑残念ながら何も見えませんでした
でも、見えなかったからこそ「今度こそは」って気持ちになりますよね
いいんですよ、見えるまで行けば(笑)
来月にはいよいよ我々の「月山GP構想」の現地審査が行われます
認定に向けて頑張ります
【お問い合わせ】
庄内町商工観光課立川地域観光振興係
電話0234-56-2213