夢へのいざない記

旅人になって、その日から
旅へ、畑へ、山に温泉へ

祖母山(1756M)

2014年05月31日 | 登山
・2014年5月23日 晴れ
・コース 神原~国観峠~祖母山(往復)
・今まで登った二つの山は九州らしい火山であったが、祖母山は樹木に覆われた奥深い山であった。神原からの登山道は渓谷が美しく何本かの滝がかかっていた。秋にはさぞや紅葉がきれいであろう。しかし、滝見物のあとは樹林帯の急登がまっていた。眺望がきかないので、息つく暇がない。しかし、山頂からは九州の最も深い山並みが眺められた。九州の岳人に愛されれる所以であろう。

神原からは急登なので登る人が少なく、駐車場も空いていた。しばらくは渓谷沿いの道となり、行者が祖母山に登る前に禊をしたという「御社の滝」を見ながら五合目避難小屋へ。














避難小屋からは急登が待っており、ひたすら登ります。





標識に励まされ急登を終えると平らな国観峠に到着、ここで小休止。祖母山の山頂が眼に飛び込んできました。そして、一登りすると、明るい開けた山頂が待っていた。








隣の傾山がカッコイイ姿で出迎えてくれています。春霞に中、阿蘇山もうっすらと。






ゆっくりとランチタイムをとりながら、九州の山々を展望です。






下山は急なので滑らないように慎重に下ります。


下山後は長湯温泉に戻り、3日間の山の疲れを癒しに再び「ガニ湯」で一ッ風呂。





帰りも晴れていたので、やまなみハイウェーを通り、今回登った三山を眺めながら帰りました。九州は山と温泉、素晴らしい!

まずは九重山群、久住山。





阿蘇の山並み、真ん中が高岳。


昨日登った祖母山。












長湯温泉

2014年05月30日 | 温泉
今回、三つ目の山となる祖母山の山麓にには温泉はないので、長湯温泉の直入荘に連泊して日本一の炭酸泉を楽しみました。

国民宿舎「直入荘」の内湯と露天風呂。阿蘇山登山の汗を流しました。高温と冷泉があり、交互に長く入ると効果がるそうです。だから長湯温泉という名前みたいです。







宿で一休みして、昨年12月に訪れた時、寒くて低温のため入れなかった河原の「ガニ湯」へ入りに行きました。ここは温泉ファンの憧れの湯だそうです。また、祖母山に登っている時、地元の方に聞いたところによると九州で2番目に恥ずかしい温泉だそうです。たしかに前には旅館が並び反対には道路があるので丸見え状態です。入ってしまえばにごり湯なので大丈夫です。





夜も入りに行きました、満天の星の下、カジカガエルの声をBGMに川辺のホタルが舞う姿を見ながらつかるガニ湯は至福のひとときでした。


長湯温泉は九重山の麓でどこを掘っても温泉が出るようです。農家でも畑に温泉小屋を持っています。長湯でガニ湯と並んで有名なのが「ラムネ温泉」です。温度は32度で入ると炭酸の泡が身体にまとわりつきそこから成分が体内吸収されるようです。夜遅くまで大人気です。















こちらは高温でやはり、ラムネ湯は寒くなるので交互に入ります。


宿で自転車を借りて、浴衣と雪駄で川沿いの温泉巡りができました。山と温泉たっぷり楽しみました。



阿蘇山(高岳1592m)

2014年05月29日 | 登山
・2014年5月22日 晴れ
・コース 仙酔峡~仙酔尾根~高岳東峰~高岳~中岳~火口東展望台~仙酔峡
・今まで阿蘇は観光でしか来ていなかったが、阿蘇を登ってみると火山のパワーに直に触れられ、世界一の火山を実感させられました。溶岩流、火山弾、火山灰に形成された阿蘇の山はダイナミックな様相を呈し登る者に迫ってきました。

仙酔峡から高岳を目指します。名前のとうり、今の時期、仙酔峡はキリシマツツジに埋め尽くされるのですが、今年は火山ガスで壊滅状態でした。唯一咲いていたミヤマキリシマツツジをバックにこれから登る高岳が迫ってきます。









仙酔尾根は溶岩流の尾根で急登の連続です。振り返れば仙酔峡の駐車場は遥か下に。










急登だが岩が溶岩なので浮石が少なく意外と歩きやすい。だんだんと稜線も近づいてきました。





岩壁をトラバースします。落ちたら木がないので止まらない。高岳稜線に出ました。九州岳人の幾多の命を奪った鷲が峰の岩峰はまるでアルプスのようです。








登る途中で一緒になった地元の画家の方が高岳東峰から根子岳の眺めが最高だと聞いたので同行しました。根子岳のダイナミック姿が眼の前に迫り感動です。/strong>


月のような火山原でも植物が根付いています。イワカガミとミヤマキリシマ。









高岳への稜線を歩きます。左側は平坦な火山原、右側はストーンと切れ込んだ断崖絶壁で覗き込むと足が震えます。











景色を見ながらのんびり歩くと高岳に着きました。山頂からはランチをしながら火山のダイナミックな眺めを楽しみました。













火口に近づいて行くと、溶岩から火山礫に変わってきます。中岳へ向かう途中の火山灰地層。





火口東展望台からの火口。噴煙を上げながら火山の鼓動が聞こえてきます。





このコースは登山というより、火山のパワーを直に感じる自然博物館の中を歩いている様でした。


阿蘇内牧温泉

2014年05月27日 | 温泉
久住山を登った後、翌日阿蘇山高岳に登るため、阿蘇カルデラ内にある唯一の温泉、内牧温泉に向かいました。今日の宿は内牧荘、ここは阿蘇市の街の中にある温泉で湯量は豊富です。勿論、源泉かけ流しで飲泉もできます。男性用は3っつの風呂があり、露天はぬるめでちょうど良い。








久住山(1788m)

2014年05月27日 | 登山
・2014年5月21日 晴れのちガスのち晴れ
・コース 牧ノ戸峠~沓掛山~久住別~久住山(往復)
朝、筋湯の打たせ湯で足をもみほぐし、軽やかに久住の頂きを目指しました。

牧ノ戸峠登山口はミヤマキリシマの時期に早いせいか空いていました。下では少し咲いていました。イワカガミも見つけました。








青空の中、ルンルン気分が、登るにしたがい風が強くなり、久住別に着く頃には強風とガスで何も見えなくなりました。降りてきた方の話では風とガスで登頂は諦めたとの事。天候は間違いなく回復に向かっているので、しばらく避難小屋脇で退避決定。










思っていたとうり山頂のガスがきれてきたので、行動開始。しかし山頂は吹き抜ける強風でガスがドンドン沸き上がってきます。身体が強風で浮き上がります。強風を避けながらランチをゆっくりとりながら晴れるのを信じて待ちます。





山頂で粘りに粘って1時間、晴れてきました。九重の山々を姿を現し始めました。待った甲斐がありました。





下界を見下ろせば緑の絨毯。山はガスがはれるこの瞬間がたまりません。





帰りは九重の山々を望みながらゆっくりと下ります。途中、久住山のピラみダルな姿が見送ってくれています。