BECOME THE ONE!! ~COACH Mr.RYO~

2000年からシドニーでコーチをスタート。夢はもちろんオリンピック!

6日目 ☆☆WR2つ追加!!☆☆

2008-03-27 21:42:29 | Weblog
今日は観客もかなりいたような気がします。うちの教えてる選手や本科生の子達も”今日は夜Swimmingを見に行くんやー!”って言ってました。
小さい子達の中でも、Stephanie RiceやEamon Sullivanはもう有名!プールでもみんなが口々に彼らの名前をうわさしております。

さあ、今日は何と言ってもLibbyの100mFS

”正真正銘”



世界記録更新です!

彼女自身のベスト記録は、Duelで、フェルプスと一緒に”Mixリレー”の第一泳で出した、52秒99でした。しかし、これは非公認の記録。。。

結局、今日までは53秒30のBritta Stefan (ブリタ・ステファン)の記録が世界記録として残っておりました。

しかし今日は、完全なOFFICIALタイム!!

Libbyには珍しく、ゴール後は、思い切りその喜びを露わにしておりました~!

召集所でも終始、となりのチームメイトのMelと笑顔ではしゃいでおりましたしね。よっぽど自信があったのでしょう。
(昨日の旦那でもあるLukeの選考落ちで傷心したのを、その旦那の分まで今日は燃えて頑張ったような感じがします!Lukeのためにもーー!!ってのがあったのでしょうね)


そのタイムは、”52秒88”

とんでもなく速い!!!
女子の常識レベルを超えるかのような速さです。
ちなみにスプリットは、
25.40
52.88(27.48)
です。
前半も速いですが、後半の力はすごい!!
最後の15mまでは呼吸を2回に一回でしたが、そっから最後の15mはなんと・・

”無呼吸”

喘息持ちにも関わらず、その強さ!たまりませんね~
オメデトウ、Libby!!



新旧対決でしたが、お互い自己記録を更新して、2人が北京行きを決定しました。
53秒81のCateも速いぞー!Seebohmと同じく、若干15歳で、身長が190近くありますからね~。すごい素材だー!


気になるのは、まるでデジャブですが。。。

4年前も、Libbyが当時の世界記録で選考会を制しました。このときはJodieもいましたし、Aliceも強かった。3強時代です。その接戦を物にしたLibbyですが、本番のアテネでは、100ではJodieに世界記録を更新され、金メダルも持っていかれました。。。

その再現はもういやです!このままの勢いで更に記録を、本番で縮めて欲しいです!そしてもちろん、”金メダル”を旦那のLukeのためにも取らせてあげたい。。。


それともう一つは、昨日のヒーローが再びやってくれました。
これまた歴史的快挙です。

男子の50mFSのSEMIでなんと、あのEamon Sullivanがまたまた新しいレコードを樹立しましたー!!!

ほんまにすごすぎる・・・
タイムは、世界記録をさらに0.09縮める、

”21秒41”

のついに21秒の前半で泳いでしまいましたーーー。
しかも、明日またFinalでチャンス到来!もっともっと縮めろ~~!!!
Go Go Sullivan!!

(飛び込んでの水中キックをほっとんど行わずそのままストロークでトップスピードに乗せませす。まっすぐ伸ばした腕のリカバリー、そして速いテンポ。リーチも長いので、ぐいぐい進みます!)

いや~こないだ会ったときのことを思い出します。
まさか、2人が世界一速い選手になるなんて・・・

(Amiは「この人だれ?」って言ってましたっけ?)

(笑顔をすぐくれるところがすばらしい!!国民みんなに愛されている選手だと思います)

(そのコーチも、世界一のコーチです。気さくな方です。北京の後いろんなところからオファーが来ているらしいですが・・・Libbyから離れて欲しくないな~って思います)



Leisel Jonesの200BR決勝。

100のレースを見る限り、あまり本調子じゃないんかな~(ストローク数がやたら多かったので)と思っておりましがた、自身の50m毎の世界記録のSplitタイムも全て上回っていました。ただ後25mくらいから失速・・。

タイムは、
”2分21秒34”

結局このタイムは、”世界歴代2位”に相当します。要するに彼女自身の2番目に速いタイムということですね。

ちょっと左肩が沈んでいたのも気になったんですが、あまり関係ないのかな?

(彼女も本番では是非とも初の個人の金メダルを取ってもらいたーーーい!!!)


それ以外のレースで目立ったのは、
男子の200BKで、Hayden Stoeckel(ヘイデン・ストッケル)のオーストラリアレコードですね。タイムは、”1分56秒75”です。日本記録とよく似たタイムまで来ましたね~。でも日本も来月はきっともっとタイムを上げてくれるはずでしょう。


女子の200BKは、19歳のMeagen Nay(ミーガン・メイ)がSEMIのトータルで一番残りで明日のFinalに臨みます。

彼女のSEMIのタイムは、あの今はプールで実況をしている、2児のママでもある、Nicole Livingstoneの17年間保持していた記録を破るものでした。本人ももちろん今日はプールで実況しておりました。

新しいオーストラリアンレコードは、”2分10秒01”です。
もう少しで9秒台まで来ました。それは明日にお預けでしょうね。


それと男子の200IMは、Ian Thorpeが初めて出て泳いだときのオーストラリア記録がまだ残っておりますが、今日ようやく久しぶりに2分を切るタイム、”1分59秒90”が出ました。まだまだレベルが低い種目ですけどね。。。
(このレベルのIMのトップスイマーが最近育ってないような・・・)
とにかく、Leith Brodie(リー・ブロディー)が優勝。


いや~、それにしても今日の新しい2つのWRは大きい!
一気に北京金メダル候補です。

この後も、次々と別の国も選考会を行ってきて、世界記録がアナウンスされる機会が多いと思いますが、Libbyの52秒台はどうでしょう?北京までに何人がそのレベルまで来れるのか?ちょっと注目です。

そのLibbyはまだ50FSが残っております。


とにかく、明日のSullivanのもう一本のレースに大いに期待しましょう!

Sullivanのコメント:
「昨日100ですでにオリンピック行きを決めていたので、すごく気持ちが楽でレースを楽しく集中できたました。もちろんWRは狙っていました。」

彼の所属する、WAIS(Western Australian Institute of sports)が行っているビデオ分析です。アッププールに設置されております。
すごいな~


最新の画像もっと見る

コメントを投稿