赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

大きな茶碗蒸し

2008-04-21 | Buon Appetito(召し上がれ)

日中は、陽ざしに初夏の趣が感じられるほどですが
夕方になると、まだ風がヒンヤリ。
今夜は、あのご本に載っていた、あんかけ茶碗蒸し

   

高山なおみさんは『大きな茶碗蒸し』と名づけてます。

具を入れない、柔らかめのとろりん茶碗蒸しを大きな器で作り、
上から、とろ~っとした熱々のあんと、たっぷり三つ葉をかける。
ダイナミックにして、優しく、大雑把でありながら、繊細。
まるで、アタシの性格のような(??)一品でございます

オリジナルレシピは何も入れないのですが
今日は、南禅寺蒸しにしようと、お豆腐を入れました。

卵2個。だし汁と調味料など合わせて卵の4倍量。
混ぜ混ぜした後、ザルでこします。
軽く水切りした絹ごし豆腐半丁を、半分に切ったものを
そーっと、卵液に沈め。。。
いつもの、あの蒸籠で蒸しました。

あんは、だし汁に酒、みりん、しょうゆで味をつけ、
水溶き片栗粉でとろみをつけます。
ざくざく切った三つ葉とおろし生姜を用意して。。。

出来上がった茶碗蒸しに、あんをとろ~っ。三つ葉をバサッ。
おろし生姜をそえて、Buon appetito

   

スプーンですくうと、まったりしたお豆腐が出てきます。
でも、侮るなかれ。このお豆腐、めっちゃ熱い
ふ~ふ~言いながら、食べるのが『掟(おきて)』。
掟破りには、火傷の刑が待っていますぞ

でも、三つ葉の香り&生姜の香り。卵にからんだ、あんの旨さ。
お腹にも、気持ちにも優しい一品
春の名残の、朧月夜のような茶碗蒸しです。

それにしても、熱々のお料理が恋しいと思えるのも
あと少しの間ですねぇ