夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

シンケンジャー 2周目【第48幕 最後大決戦】を見て

2011-01-29 01:36:00 | Weblog
【2周目】です。

あっという間の2周目でした。
1週間の楽しみになってました。これを楽しみに、平日の仕事ががんばれました。
いよいよ残すところ1話となり、寂しい気持ちがいっぱいです。

さてさて、

外道衆の人間模様・・・あやかし模様?
特に、ドウコクと、薄皮太夫。
この二人の関係は、アヤカシだけに、【人間の常識的な関係】で計ることは、難しいようです。

人の嘆きや苦しみが、彼らの癒しなのですから、この二人の関係を【愛】みたいなものでなぞろうとすると、なんか違う気がします。


とびっきりの嘆きや苦しみを持っている太夫だからこそ、ドウコクの癒しになれたわけで。。。

ドウコクの癒しになっている間は、太夫は苦しみ続けなければならない。これは、不幸なことに太夫が【元人間のはぐれ外道】だからこそいられるポジションだと思うわけです。

外道衆は、嘆いたり、苦しんだりできない存在なのかもしれません。。。地獄には、永遠に続く苦しみがあるんだと思うのですが、アクマロは、地獄に憧れているシーンもありましたよね。

【元人間のはぐれ外道】だからこそ、太夫には、愛のような気持ちも残っている。それは、もちろん新佐へのゆがんだ思いだったりするのですが。。。

ドウコクは、バリバリの外道なので、【愛する】というような気持ちは、理解できない。また、愛する人も欲しいわけではない。

人の嘆き・苦しみが、生きることも死ぬことも許されない彼らの、唯一のなぐさめであり、癒し。。。

とは言うものの、実際の戦いでは、1の目、2の目と撃破され、たおされていった外道衆なので、命のなくなったからといって、死んだのではない・・・というような、難しくも深い外道衆の存在があるやに思います。


「てめえが三味線を手放すとはなぁ。最期の音色・・・聴いたぜぇ。。。。だが、昔みたいな腹にしみる音じゃなかった。ちっとも響いて来ねえ。」
「あれが、本当の三味だよ。ドウコク。・・・わちきは、初めてうまく弾けた。これほど気が晴れたのは、数百年ぶりだ。」
「もう、俺が欲しかったテメエじゃねえな。」
「昔のようには弾け・・・、二度とな。」

「・・・だったら、終わるか。」
「ああ、それもいいな。」

「んんんんん。」

ボキバキッ・・・

「タユウ・・・タユウ。。。」

「じゃぁな、太夫。」

なんだか、未練とか、情とかを深く感じさせる、色っぽい太夫と、ものすごく無頓着に感じるドウコクのギャップは、どんな感情を感じれるのか、感じられないのかにその差があるような気がします。

アヤカシにとっての情とか、愛とかいうことは、人間にとっての【紫外線】みたいな存在なのかもしれません。見えないし、だからこそ実感がない、みたいな。



出現した、御大将ドウコク。

姫は、
「これから、封印の文字を使う。だが、ある程度の時間が必要だ。みんな、頼む!」

と告げ、インロウマルを流ノ介に、恐竜ディスクを千明に託します。

「これで、戦いが終わるんだ。」
千明がつぶやきに、みんながうなずきます。

圧倒的な強さのドウコクに、果敢に立ち向かうシンケンジャー。

封印の文字を練る姫。

「させるかよ~!」

と、姫への攻撃の瞬間、姫も封印の文字を発動させます。

その封印の文字は、ドウコクを後ろにふきとばし、大爆発!!!

力を出し切って、少しふらつく姫。

「父上、ようやくドウコクを。。。」

とつぶやく姫を見て、うなずく殿。

その爆発の中、踏みとどまるドウコク。

「なんでだよ!」

と、理由がわからないシンケンジャー。

ドウコクは、
「残念だが終わってねぇぜ。太夫、テメエの体、役に立ったぜ。」
ドウコクの胸が白くなっています。

半分人間の体を取り込むことによって、封印のモヂカラから決定的なダメージを受けることを避けられたようです。

「そんな!」

思わずつぶやく姫。

それはそうです。切り札の封印の文字が通じなければ、ドウコクを倒すことができなくなってしまいます。。。

さらに、ドウコクの攻撃で、姫も大きなダメージを負ってしまいます。

とっさに、「煙」で、ドウコクを煙に巻く殿。

太夫が消えたあとに残った白い着物を拾い上げ、無言で肩にかけるドウコク。

視聴者の私たちとしては、太夫がいなくなってしまったことに、なんらかの感傷みたいなものをドウコクに感じて欲しいところなのですが。。。所詮は、外道ですから、そういう感傷を感じて欲しいっていう方が無理な注文なのかもしれません。


命に別状はないものの、封印のモヂカラが通用しないことがわかったお屋敷では、丹波が取り乱しています。

姫は、静かに、
「失敗だった。」
と告げます。

そして、【影】を呼びます。。。。

泣くって、ここで、影呼ばれたら、泣くって。。。。我慢できんくなるって。。

「許せ、丹波は、私のことしか頭にないのだ。。。」

丹波にとっては、姫が全て。これまでの、度重なる丹波の【カチンと来る行動】を、姫は、かばいます。

なんか、理由はわからないのですが、涙がとまらないので、姫のセリフを、全部書き出します。

「ずっと、自分の影がどういう人間なのかと思っていた。。。。

私より時代錯誤ではないな。

私は丹波のせいで、この通りだ。

(ほほえむ殿)

でも・・・会わなくても、ひとつだけわかっていた。。。。。

きっと、私と同じように、独りぼっちだろうと。。。。

いくら丹波や日下部がいてくれてもな。。。

自分を偽れば、人は独りになるしかない。。。」

(「はい」と応える殿)

・・・もう、だめって、泣くって。

殿が答えます。

「ただ・・・・」

「ただ?」

「・・・それでも、一緒にいてくれるものはいます。」

そうなんよ、・・・みんな、殿が大好きやん!!
1視聴者でしかない僕も、殿について行くって!!



「一人ではダメだ。」

という姫に、

「俺も、やっとそう思えるように。。。」

姫が、
「丈瑠、考えがある。」

と、告げて、コマーシャル。

前半、ほとんど息するのも忘れて見てた気がします。

やっと前半終わり。。。。深すぎる。

ここで、【影】と呼ばず。【丈瑠】と呼んでいる姫がいます。



六門船では、シタリが、太夫のおかげで、三途の川の水も増えたし、ドウコクの水切れの心配もなくなったと、話しています。

ドウコクは、肩にかけていた着物を三途の川に投げます。

「なんていうんだろうね~、外道衆のアタシたちに念仏もないだろうし・・・

ドウコク。。。おまえさんも因果だね~。」


・・・おまえさんも因果だね~。。。(?)

【因果】
※過去の原因が、今の結果に結びついていること。過去の悪行が、現在の不幸に続いていること。。。

新佐とのことで、悩んでいる太夫を引き寄せたドウコクの因果が、ドウコクの封印を封じる結果になったということだと思います。


最終決戦に向けて、緊迫した空気のお屋敷。

みんなを集めて、姫が大切な話を始めます。

「シンケンレッドはいる!」

と。

その内容は、「殿を養子として迎え、19代目当主とする。」ということ。


殿は、封印のモヂカラが通じなかったことを意にも介せず、

「力ずくで行く」

と宣言します。



話してくれない子にしないために

2011-01-28 17:19:33 | 子育て
=====
「夜泣き屋復活シリーズ」
むか~し書いたものを、もう一度のせてます。
=====


今日のネタは、「子供が話してくれない。」っていう内容です。


小学生くらいのお子さんをお持ちの方に、よくこんな相談を受けます。

「うちの子は、今日は学校でどんなことしたの?って尋ねても、まったく答えてくれないんですよ。」

これって、けっこう深刻な問題みたいです。

こういう状態になってバタバタ対策するのもまぁ、一つの手ですが、

我が家の場合は、まだ、バブリングをしている時(1歳前後)に、私が抱いて話をゆっくり聞いてあげました。そして、いっぱい相槌を打ってあげました。

「ダァダァダァ、ナァアアア、ア・ア・ア・アマァ~。」

「ほうほう、そうかそうか、だぁだぁだぁ、やったんかぁ、よかったね。」

「ダッ、ァバァダァ、ナァアバァア、ァアァ~。」

「うっひゃぁ~、そらぁ楽しいことしたね~。ほうほう、そうかそうか、なばぁぁやったんかぁ、よかったね~。」

「ア、ウゥウゥ?ウ、ウゥゥウ?」

「おおお、本当やね~。」

なんのこっちゃわからんバブリングでしたが、相槌を打っている間に、なんだかおもしろくなっちゃって、延々と二人でお話しをしていました。
(笑)


それが効いたのかどうかはわかりませんが、ウチの子はよく話しををしてくれます。
5つ6つの頃なんか、私の足元を転がる小犬のように、ついてきて、「パパあのね、あのね。」って話してくれました。

今でも、けっこうよく話してくれます。

話してくれない理由はいろいろ考えられるのですが。。。

① 子供の相手を、テレビやゲームがしている家の子は、話すのが苦手です。

② わかってくれる人がいると、よくしゃべります。

③ わかってくれない人がいることも必要です。

④ 兄弟姉妹が多いと、話さなければならない必然性があります。



ただ、言わせていただくならば、小学生になって気がついても遅い!

ってことです。
実は、話をさせるのではなくて、話を聞くという姿勢が大切です。

子供は、言いたいことを言っているだけ、それを我慢強く聞いてあげるわけです。

親としては、学校での友達関係がどうなっているのかとか、勉強がどれくらいわかっているかとか、そういうことを聞きたいもんなんですが、焦ってはいけません。

子供が話したいことを、聞いてあげます。



「パパ、ゲームの裏技でね・・・」

【おいおいおい!またゲームの話かよ?もうちょっとさぁ、『こんな勉強したよ。』とか、『今日は誰々くんとこんなことして遊んで楽しかったよ。』とか、そういう話はないんかいッ!】

なんて言うと、チビちゃんは気軽に話せなくなります。


【絶対に聞き逃したくない言葉】ってのがあると思います。

チビたちのSOSだけは、聞き逃したくない、それをいつでも受信できる関係を築いておきたい。

たくさんムダだと思われる会話を重ねてもいいじゃないですか、一番聞き逃したくない一言さえ聞き逃さなければ。。。

・・・ただ、そこまで考えていても、話してくれないこともあるかもしれません。

でも、いつもは、【ゲームの裏技の話】をたくさんしてくれる子が、ここ数日、何もしゃべらない。。。これだけでもけっこうサインを受け取れているとは思うのです。




=====
ずいぶん
なんか、話しっぷりが若い。

あまりにも誤解を受けそうな部分は、さすがに一部直したところもありますが、基本的な部分は、残しておきました。

んんん、若い。。。



シュンタとお風呂 『1月2月3月』

2011-01-26 21:46:40 | 子育て
今日も、シュンタ(小5)と一緒に風呂に入りました。

今週は、短くて早かった気がするって話になりました。

そしたら、シュンタが、

『パパ!そう言えば、先生が言いよったよ。
1月は、【行く】
2月は、走るかなんかで、
3月は、【去る】
って。』

「おお!それ聞いたことあるぜ。
1月は、【行く】
2月は、【肉】
3月は、【焼く】
やろ?」

『どんだけ、焼肉が好きとよ。
あ、思い出した。
1月は、【行く】
2月は、【逃げる】
3月は、【去る】
やった!』

「おおお!かみつきザルのラッキーの話か!」

【行く・噛み付く・逃げる・猿】じゃね?

『もーーーそっちの【サル】じゃないって。」



・・・あああ、今日もお風呂が楽しかったなぁ。

あと、10年くらいしたら、コレ読んで思い出すためだけに書いている、まったく個人的な日記でした。

m(_ _)m


真っ直ぐ押せ・・・。

2011-01-25 23:22:50 | 子育て
「夜泣き屋」の看板を揚げさせていただいているのですが、実は、ウチのチビは、上が17才。

一番下は、11才です。



ちょっと注意しようとすると、「プィッ」って向こうを向いてしまう年頃の子たちです。



時々出てくる「小さい頃のお話」は、復刻版みたいなお話で、反抗期の我が子への対応が、今の話です。



それを、【ゆとり世代の子供たちの反応】って、片付けてはいけないと思うのですが。



思うのですが。



思うのですが。。。



今の、若い子たちには、【皮肉】は通用しません。



≪例≫「そげな勉強の仕方してたら、成績が上がるやろうね~。」



なんて言っても、まったく通用しません。



・・・基本、言葉通りに受け取ってしまう【素直な性格】だからです。



皮肉がわかる子は、相当、レベルの高い子です。そんな子は、【考えることのできる子】だからです。



上の≪例≫の場合は、



「そげな勉強の仕方してたら、成績が上がるやろうね~。」



では、通じず。



「テレビを見ながら、漢字の練習をしてもあまり効果的じゃないよ。テレビは消してから漢字の練習をしたほうがいいと思うよ。」



でないと、こちらの意図がわかってもらえません。



さきほどは、【考えることのできる子】という書き方をしましたが、皮肉を言われていることだけを【感じる子】ってのもいて、この子は、どうすればいいかは考えることはできないけど、なんとなく皮肉を言われているってことは、【感じる】みたいで、こういう子が、

「そげな勉強の仕方してたら、成績が上がるやろうね~。」

って言葉に、切れて、自分の部屋に上がって、バタンってドアを強くしめて、勉強をやめてしまうってパターンです。





アドバイスをするときは、まっすぐに押せ。



・・・どうせ、皮肉は通用しないのですから、目的優先で考えると、



「テレビを見ながら勉強するよりも、いい方法があると思うよ。」

とか、

「テレビは消して勉強せんと、集中できないから、漢字はおぼえられないと思うよ。」



みたいな、わかりやすい言い方で、教えてあげないと、わかってもらえないと思います。



で、ないなら、



「おまえは、【皮肉の通じる、とてもレベルの高い子】だと、認識してるから、こんな言い方をあえてするけど、



・・・そんな勉強の仕方は、成績があがるやろうね~・・・。」



・・・みたいな、ちょっとした工夫は必要でしょうね。




ギャグを磨いてみました。

2011-01-23 00:00:29 | 子育て
サウジアラビア戦の必勝を祈念して、私の繰り出した渾身のギャグ。

「おしりでブブゼラ。」
「っていうか、誰も吹いてないし。」

・・・ですが、ちょっと分かりにくかったようです。

アチコチから、

「あれの続きがあるんでしょ?」
とか、
「どこがおもしろいのか、もうちょっと詳しく教えて。」
とか、
「あのギャグの面白いわけを、考えてます。」

というように、各方面から、反響が大きかったので、

(切ない・・・中学生の頃、「続・基礎英語」で、土曜日に英語のおもしろい話を、パーソナリティの先生が、解説してくれるのを聞くくらい切ない。)

ちょっと、改良してみました。

まず、ブブゼラの音を、おならに例えたところが面白いところだったのですが、「おしり」では、まだ、おならを連想できないことも考えられるので、「おしり」を「おなら」に換えてみました。

さらに、小さい子達が、わかりやすくて、すぐに笑えるように、子供たちがちょっとつかみにくい言葉、「ブブゼラ」を、省略してみました。


結果!

渾身のギャグの改良版!!


行きますよ!!


さ!聞いてください!!



「おなら。」



どう?

これ、幼稚園のチビッコに言ったら爆笑ですよ。

コツとしては、できるだけ【真顔】で、言ってくださいね。

では、行きます。

「おなら。」
キリッ!!


幼稚園のみんなに聞かせてあげたいな。


シンケンジャー【2周目】第47幕「絆」を見て

2011-01-22 21:16:40 | Weblog
【2周目】も、辛いところを乗り越え、あとは、安心して感涙にむせぶのみ。
そろそろ飛び始める花粉も、この涙で洗い流したいほど。

さてさて。。。。シンケンジャー【2周目】も、そろそろクライマックスです。



長かったウソが終わり、十臓との戦いに没頭していく丈瑠。

駆けつけずにはいられない、茉子、千明、ことは。

そして、侍として身動きできない流ノ介。

「嘘だけではないはず。。。」
「それでも嘘は嘘だ。」
彦馬さんの声も、殿をこちらに完全に引き戻す決定打とはなっていない様子。

タイトル
第四十七幕
「絆」
・・・いつもと違う静かな音楽が、何か悲劇的な展開を予感させるようで、もう、これだけで襟首引っつかまれて、物語の中にグイって引き込まれるような気持ちになります。

これまでも、「正しいか正しくないか」で、判断することが度々あった流ノ介。
【侍として正しいのがどういうことか】に囚われて、身動きがとれません。

これが、源太や千明なら、
「正しくないことが、間違ってるとはかぎらね~俺、気にしねえ~。」
って、言いそうです。でもいちいち引っかかるところが、流ノ介らしい。

そこに現れた一人の黒子。。。正体を明かしたその人は、朔太郎さんでした。

朔太郎さんは、
「アンタのお陰で、また戦う気になったんだ。。。。侍たちや殿と一緒にな。」
と、流ノ介に語りかけます。
「ああ、で、動くに動けないんだろう。・・・アンタらしいな。」

「侍として守るべきは、姫です。これは、間違ってない!
・・・ただ・・・ただ、私は!」

「あの殿なら、命を預けて一緒に戦える・・・アンタが言ったんだ。
・・・アンタが命を預けた殿というのは、志葉家当主という器か、それとも中身か。
人は犬じゃない。主は自分で決められる・・・」

それを聞いていて、自分たちも同じ気持ちです、とでも言うように集まってくる黒子たちが最高にカッコイイ。

「どうか、侍として悔いのなきよう。」

朔太郎さんは、何気に判断のハードルを上げてきます。

つまり、流ノ介の【志】がどこにあるのかということです。


殿は殿で、十臓に最期の一太刀をあびせ、大爆発・・・と思いきや。。。
「それこそが快楽・・・」
と、日曜朝に、子供に見せるのにためらわれるような【エロイ大人の顔】で、軽く舌なめずりをしつつ首だけ起き上がる十臓。
シンケンジャーが子供向けかどうかということは置いといて、この時の十臓のエロイ顔は、完璧にR-20です。
(顔がエロイってすごいなぁ~って思います。子供にはわからん顔やなぁ~。)

日曜朝7時37分なら、モザイクを入れてもいいほどの。。。。快楽ッ!!
(笑)

「所詮、人の世のことは全て、命さえも幻。。。。が・・・この手ごたえだけは真実!
オマエも感じてるはず、何がオマエの真実かッ。」

「・・・真実。。。俺の。」

「よそ見をするな!」
と、荒ぶる十臓。

それを引き止めるように、裏正が動かない!

劇中、ほとんど出てくることのない十臓の嫁でした。
出てきてもストップモーションで、その人となりを表されることはありませんでした。

今回は、十臓の「う~ら~ま~さ~!!」の声とともに、引き抜けない裏正。

ただ引き抜けないだけなのに、十臓の嫁の気丈さがそこから見えるようでもありました。

裏正・・・何でも斬れてしまうような、無敵の裏刃。
ただ、冷静に見ると、ホントは反対側にへんなギザギザのついた、おもちゃのような小道具。
!しかし!これが、【この世に地獄さえ呼び出しかねない狂気の刃(やいば)】に見えたり、【気丈で健気な不破十臓の嫁】に見えたりするのですから、唐橋充さんと清家利一さんの表現力って、半端じゃないですね。

「それはオマエの真実なんじゃないのか。」
静かに告げる殿。
「おまえの剣、骨の髄まで。。。うわぁ~。」

まわりを炎で囲まれ、にっちもさっちも行かない状況の殿。
それを裂いた流ノ介。駆け込む千明、茉子、ことは。みごとなチームワークを見せます。

助け出された殿。その場を去ろうとするその背中に、ことはが勇気をふりしぼって言葉をかけます。
「殿様、(ここで自分の発した言葉にハッとして・・・)うそじゃないと思います。ずっと一緒に戦ってきたことも、お屋敷で楽しかったことも全部。ホンマのことやから。。」
この、ことはの声が震えているところにもう、涙が出てしまうんですよね~。
あと、勝手に脳内でリプレイするんですよ。「ずっと一緒に戦ってきたこと」「お屋敷で楽しかったこと」が。。。いっぱいいろいろありましたもん。

自分の嘘も本当だ、ただの嘘じゃない、とかたくなに拒む殿。
「・・・ったく。」
とつぶやいて、殿に走り寄る千明。不意な一発でも丈瑠がくらうことはありません。
「よかんなよ!バカァ!!」
と、くりだす2発目を丈瑠が受け止めます。するどい洞察をする茉子が、「フフッ」って笑って駆け寄ります。
問題の解決を直感したのかもしれません。
「今ので嘘はチャラにしてやる。だからもう言うな。何もないなんて言うなよ。何もなかったら、俺たちがここに来るわけがねーだろ!。」
熱い千明の真っ直ぐなメッセージは、画面を跳び越して、視聴者である私たちの涙腺も、レーザービームのように射抜きます。
「志葉丈瑠・・・私が命を預けたのはあたなだ。それをどう使われようと文句はない。姫を守れというなら守るッ!ただしッ!侍として一旦預けた命ッ、責任をとってもらう。この池波流ノ介。殿と見込んだのは、ただ一人。これからもずっとッ!」

「丈瑠、志葉家の当主じゃなくても、丈瑠自身に積み重なってきたものは、ちゃんとあるよ。」

茉子姉さんにこれでもか、とたたみかけられて。。。もう、涙を止める理由はありません。


青空の下に残った、【裏正】・・・
旦那の暴走をいさめ、静かに爽やかに散る桜のように淡く消えていく。
気丈であり、爽やかであり、美しい、十臓の妻を存分にアピールする【裏正の最期】でした。





ひどい父親。。。

2011-01-20 00:24:31 | 子育て

今日は、シュンタ(小5)の参観日。

やっとの思いで休みをもらい、息子の学校に駆けつけた。

参観は、あと20分残ってるはずだ。

・・・って思って教室に向かったら。。。

途中で、子供会のお母さんに捕まってしまった。

「来年度の役員のことやけどね。新しい方が入ってくれそうなので・・・」

どうでもいいよ。

シュンタが待ってる。

いや、どうでもよくない。

新しい人が入ってくれないと、僕は、子供会の役員を抜けれない。

「のあああ。」

って思いながら、話をいい加減にすませて、教室に向かうと、

「参観は、体育館です。」

体育館に向かうと、授業時間をあと15分も残して、参観の授業が終わっていた。

「ありえん!!!」

しかも学年授業、11月の土曜参観に続いて、2回目の学年の集会の様子を参観。

「ありえん!!」・・・しかも、私が行った時には、15分も時間を残して、授業終了。

だいたい、参観が体育館なんて聞いてないぞ!!

って、残念な、それでいて、持って行き場のない怒りを、かかえつつ。

どげんしたもんかと思いつつ、懇談会に出ることにしました。

さよならがすんだシュンタは、

「パパ、今来たと?先に帰ってていい?」

と、たずねてきた。

『おう、俺、今日の参観が、体育館って聞いてなかったぜ。』

って言うと、

「あ、え?言ったと思うけど、ごめん。」

アイツは、反射的に謝った。




どうでもいい懇談会を終えて、帰ってきて、

こんなに早く家に帰ってこれることはないので、

(・・・ちなみに、受験が近い兄ちゃん姉ちゃんは、塾に行ってるので、シュンタは、夜の8時くらいまでを、いつもひとりで留守番してます。。。)

『なぁ、シュンタ、今日は、上の公園で走って、キャッチボールしょうぜ。』

って、二人で体を動かすことにしました。

(・・・ホントは職場にもどるつもりだったのですが、あまりにイライラしてたので、仕事にもどりたくなくなったってのが本音です。)

ダッシュやジョグをまぜて10本くらい走って。

キャッチボールをしたら、気持ちもスカッとして。


いろいろしゃべりながら、帰ってきました。

その後、カミサンが帰ってきたので、

『参観、体育館なんて聞いてなかったよな?』

ってたずねると。

「何言ってんの?プリントも渡したし、ちゃんとシュンタ、言ってたやん!」

って怒られてしまいました。

・・・シュンタ、オマエ、悪くない。ごめんな。


幸せな死

2011-01-18 20:06:13 | Weblog
「夜泣き屋」復活シリーズです。



雪が、ザックリと降った次の日。



あるおばあちゃんのお葬式に出かけた。


親せきが一緒に乗るタクシーの都合で、早めに着くと、ウチよりさらに山の中のそのおばあちゃんの家は、深い、真っ白い雪に覆われていた。


99歳になるそのおばあちゃんの孫は、40をとうに超えている。私の従兄弟である。


その孫が、雪に埋もれた庭と屋根の雪をかいていた。


お葬式に来るのは、近所のお年寄りである。


焼香の時に、屋根から雪の塊でも落ちて来ようものなら、また、別の葬式をあげなくてはならなくなる。喪主でもあるその従兄弟は、少ない時間をけずって精一杯、雪を集めていた。


葬式、出棺、火葬、その後の法事。




白い雪に覆われた景色に溶け込んだような、静けさの中で、誰一人として泣きじゃくる人もいない。みんな、口々に、


「おばあちゃん、ありがとうね。」

「おばあちゃん、ありがとうね。」


と、あらん限りの感謝の言葉を棺になげかける。





おばあちゃんは、99歳。


白寿のお祝いの後、「100歳になる」のを楽しみにしながら、急になくなった。体調を壊したあと、入院した先の病院でも、明るい笑顔を忘れず、看護士さんたちにかわいがられて、近所のおばちゃんたちにも慕われながら、なくなっていった。




【・・・誰も困らない。】



・・・そう、そのおばあちゃんが亡くなっても、誰も困らない。



明治に生まれたそのおばあちゃんは、明治・大正・昭和・平成と、まさに激動の時代において、4人の子供を立派に育て上げ、たくさんの孫に慕われて、その上に、近所の人にも頼りにされて、立派に自分の役目を果たした。

「しなければならないこと」をすべて成して、そして、幸せにも天寿を全うしたおばあちゃんの、幸せに満ちたお葬式。





========


「・・・なんで死んだの~!!」


「残された子供はどうするの~!!」


・・・と、棺にすがる者はいない。


みんな、



「ありがとう。」



「おばあちゃん、ありがとうね。」



って、感謝しながら、迎えるお葬式。



正直に言って、「うらやましい」と思いました。

長生きは、するもんだと。。。


シュンタが良いこと言いました。

2011-01-14 20:56:24 | 子育て

小5のシュンタと一緒にお風呂に入りました。

お風呂の窓を「ドンッ!」って叩くような、厳しい寒風が吹き荒れています。

その中で、のんびりとお風呂に入っていました。

「あ~、なんか気持ちよくて、眠くなってきちゃったなぁ~。」

って、私が言うと、シュンタは。

『お風で「ねむい」は、上がれのサイン。』

って言いながら、髪を洗ってました。

「誰かから聞いたと?」

って尋ねると。

『うんにゃ、今、思いついた。』

って。

さすが、シュンタ。

おもしろい。