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フェイクニュースは、こうして作られる

2018年02月24日 | 考察集
■ なぜ、この記事に違和感を感じたか…

◆ 記事は、こうやって分析する

以下の記事を先に読んでみて下さい。
羽生結弦、高木美帆、大谷翔平の「ゆとり世代」が黄金世代になった理由〈dot.〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180223-00000101-sasahi-spo
2/24(土) 11:30配信 AERA dot.

 1994年生まれに日本中が熱狂している。

【表】金メダリストがズラリ 1994年生まれの“ゆとりアスリート”一覧
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018022300101_2

 平昌五輪のフィギュアスケート男子で、66年ぶりの五輪連覇を成し遂げた羽生結弦、冬季五輪で日本初となる金・銀・銅の「メダルコンプリート」の高木美帆。野球界に目を向ければ、投打二刀流で世界を驚かせ、今季からメジャーリーグに挑戦する大谷翔平──。いずれも今を代表するアスリートで、1994年生まれの23歳。すでに日本のスポーツ史に残る黄金世代を形成し、「羽生・大谷世代」とも呼ばれている。

 その顔ぶれには、驚かされるばかりだ。

 2016年のリオ五輪では、水泳の萩野公介が男子400メートル個人メドレーで金メダルのほか、同大会で銀と銅も獲得した。高木と同じく「メダルコンプリート」の達成者だ。また、400メートル個人メドレーでは、瀬戸大也も3位で一緒に表彰台に立った。瀬戸も1994年生まれだ。

 リオの金メダリストでは、レスリング女子の川井梨紗子に土性沙羅、柔道男子のベイカー芙秋も1994年生まれ。リオ五輪で日本選手が獲得した12種目の金メダルのうち、4種目を1994年生まれが占めた。 

 なぜ、これほどの逸材がそろったのか。スポーツジャーナリストの玉木正之氏は、こう分析する。

「2011年にスポーツ基本法が施行されて予算が増え、選手の海外遠征や外国人コーチの招聘にお金が使えるようになった。羽生結弦も高木美帆も、いずれも外国人コーチです。また、国の選手強化プログラムでも英語の授業が入るなど、“国際人”としてのスポーツ選手が増えている。メダリストの育て方が変わったのです」

 一方で1994年生まれといえば、世間一般では「ゆとり世代」と呼ばれ、上の世代から批判されることも多い。「ゆとり世代」とは、授業時間と教科内容が削減された学習指導要領、いわゆる「ゆとり教育」のカリキュラムで小中の学校生活を過ごした世代を指す。広い意味で、1987年4月2日から2004年4月1日生まれが該当する。

なかでも1994年度生まれは授業時間が大きく減った世代で、2011年度から授業時間を増やす目的で始まった「脱ゆとり教育」の影響も受けていない。つまり、羽生や高木は“ど真ん中”ゆとり世代なのだ。ちなみに1995年生まれには、陸上100メートルで日本人初となる9秒台を出した桐生祥秀、リオ五輪で銅メダルに輝き、日本のバドミントン史上初のシングルスでメダリストとなった奥原希望、バレーボール日本代表のエース・石川祐希らがいる。こういった選手も“ど真ん中”のゆとり世代だ。

 ゆとり世代については、「集団行動よりもプライベート優先」「コミュニケーションがとれない」などと批判されてきた。昨年4月、1994年度生まれの現役大学進学組が新社会人となったが、未知の新人に対して「ゆとり世代の再教育」が話題になったほどだった。

 2016年5月には、馳浩文部科学相(当時)が2020年度以降に導入する次の学習指導要領について、「『ゆとり教育』との決別宣言を明確にしておきたい」と述べたこともあった。教育政策のトップである文科相が「ゆとり教育は失敗」と結論づけたようなもので、インターネット上では「私たちゆとりは失敗作だったって烙印されてるみたい」「欠陥品ってことよな、すごいなそういうこと言われるの、SFかなにかか??」といった書き込みが相次いだ。

 それが今や、日本中がゆとり世代に熱狂している。かつて文部科学省に在職していた時代に、ゆとり教育の導入に関わった寺脇研・京都造形芸術大教授は言う。

「いわゆる『ゆとり教育』が目指したものは、個人の尊厳を尊重するということ。それは、子供の頃から好きなことに取り組み、主体的に考え、自ら学ぶ人間を育てる。羽生選手や大谷選手はそういった教育を受けてきた世代で、彼らの言葉を聞いていると、10代の頃からしっかりとした『自分』があり、ケガや逆境を乗り越える力も持っている。『ゆとり教育は失敗だった』という批判は先入観によるもので、根拠はないんです」

寺脇氏が特に影響が大きかったと考えているのが、「完全週休2日制の導入」だ。1994年度生まれは、小学2年生から完全週休2日制になった(それまでの土曜休日は月2回)。スポーツの世界では9~12歳は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、この時期の練習は運動能力を大きく伸ばすと言われている。寺脇氏は言う。

「70年代までの詰め込み教育は、スポーツや音楽などにすごい才能のある子供が、学校生活に縛られていた。それが完全週休2日制になったことで、一番才能が伸びる時期に学校に行く時間が減りました。基礎学力は大切ですが、知識は大人になってから学ぶこともできる。それよりも、子供の興味や関心、適性に合わせて好きなことに打ち込み、自ら学ぶことが大切。滅私奉公ではなく、それぞれの人が力を発揮できる力を身につけて『個人』を強くして、その結果として『公』も豊かにするというのが、ゆとり教育の理念でした」

 たしかに、一昔前のスポーツ選手と違って、今の若いアスリートは大きな大会でも「楽しむこと」を大切にする。ゆとり新入社員の再教育の指南書でも、「彼らには指示ではなく、納得させることが重要」と書かれていることが多い。前出の玉木氏は言う。

「ゆとり教育の影響なのかはわかりませんが、今の選手は、『このトレーニングでどこの筋肉が鍛えられ、それはパフォーマンスにどう影響が出るのか』ということまで考えている。一方で、監督が精神論で『腕立て伏せをやれ!』と命令するような、旧来の日本の体育会系練習法では世界では勝てないことははっきりしている。その認識が若い選手やコーチに広がっているのは間違いありません」

 ゆとり教育については、2007年の第一次安倍政権で見直しが叫ばれ、現在の授業時間数は約1割増えた。一部では、週休2日制の見直しを求める声も出ている。だが、寺脇氏はこう話す。

「授業時間はたしかに増えましたが、ゆとり教育で導入された教育理念は基本的に変わっていません。最近では学ぶ側が討論や体験などを通じて学習する『アクティブ・ラーニング』の重要性が言われていて、これはゆとり教育の進化系のようなもので、目指す方向性は同じです。世界を驚かせる若者は、これからも出てくるのではないでしょうか」

 これまでいわれなき批判を受けてきた「ゆとり世代」。年上世代が「今どきの若者は……」などとうっかり口をすべらせると、世界を相手に戦う後輩に「今どきの中年はねぇ」と理路整然と論破される日も近いかもしれない。

(AERA dot.編集部・西岡千史)


どんな印象、感想を持ったでしょうか?
ざっとまとめると、活躍している選手たちが「ゆとり世代」で、その当時の教育システムが全て悪いと言われてきたが、実はそうではなくて、このような素晴らしいアスリートを生んでいるから、決してゆとり世代というだけで否定することは、良くないんじゃないか?という論調の記事です。
でも、個人的に、なんか引っかかったんですよね…。そこで、分析してみました。

次の記事を読んでみて下さい。

羽生結弦、高木美帆、大谷翔平の「ゆとり世代」が黄金世代になった理由〈dot.〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180223-00000101-sasahi-spo
2/24(土) 11:30配信 AERA dot.

 1994年生まれに日本中が熱狂している。

【表】金メダリストがズラリ 1994年生まれの“ゆとりアスリート”一覧
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018022300101_2

 平昌五輪のフィギュアスケート男子で、66年ぶりの五輪連覇を成し遂げた羽生結弦、冬季五輪で日本初となる金・銀・銅の「メダルコンプリート」の高木美帆。野球界に目を向ければ、投打二刀流で世界を驚かせ、今季からメジャーリーグに挑戦する大谷翔平──。いずれも今を代表するアスリートで、1994年生まれの23歳。すでに日本のスポーツ史に残る黄金世代を形成し、「羽生・大谷世代」とも呼ばれている。

 その顔ぶれには、驚かされるばかりだ。

 2016年のリオ五輪では、水泳の萩野公介が男子400メートル個人メドレーで金メダルのほか、同大会で銀と銅も獲得した。高木と同じく「メダルコンプリート」の達成者だ。また、400メートル個人メドレーでは、瀬戸大也も3位で一緒に表彰台に立った。瀬戸も1994年生まれだ。

 リオの金メダリストでは、レスリング女子の川井梨紗子に土性沙羅、柔道男子のベイカー芙秋も1994年生まれ。リオ五輪で日本選手が獲得した12種目の金メダルのうち、4種目を1994年生まれが占めた。 

 なぜ、これほどの逸材がそろったのか。

 一方で1994年生まれといえば、世間一般では「ゆとり世代」と呼ばれ、上の世代から批判されることも多い。「ゆとり世代」とは、授業時間と教科内容が削減された学習指導要領、いわゆる「ゆとり教育」のカリキュラムで小中の学校生活を過ごした世代を指す。広い意味で、1987年4月2日から2004年4月1日生まれが該当する。

なかでも1994年度生まれは授業時間が大きく減った世代で、2011年度から授業時間を増やす目的で始まった「脱ゆとり教育」の影響も受けていない。つまり、羽生や高木は“ど真ん中”ゆとり世代なのだ。ちなみに1995年生まれには、陸上100メートルで日本人初となる9秒台を出した桐生祥秀、リオ五輪で銅メダルに輝き、日本のバドミントン史上初のシングルスでメダリストとなった奥原希望、バレーボール日本代表のエース・石川祐希らがいる。こういった選手も“ど真ん中”のゆとり世代だ。

 ゆとり世代については、「集団行動よりもプライベート優先」「コミュニケーションがとれない」などと批判されてきた。昨年4月、1994年度生まれの現役大学進学組が新社会人となったが、未知の新人に対して「ゆとり世代の再教育」が話題になったほどだった。

 2016年5月には、馳浩文部科学相(当時)が2020年度以降に導入する次の学習指導要領について、「『ゆとり教育』との決別宣言を明確にしておきたい」と述べたこともあった。教育政策のトップである文科相が「ゆとり教育は失敗」と結論づけたようなもので、インターネット上では「私たちゆとりは失敗作だったって烙印されてるみたい」「欠陥品ってことよな、すごいなそういうこと言われるの、SFかなにかか??」といった書き込みが相次いだ。

 それが今や、日本中がゆとり世代に熱狂している。

 たしかに、一昔前のスポーツ選手と違って、今の若いアスリートは大きな大会でも「楽しむこと」を大切にする。ゆとり新入社員の再教育の指南書でも、「彼らには指示ではなく、納得させることが重要」と書かれていることが多い。

 ゆとり教育については、2007年の第一次安倍政権で見直しが叫ばれ、現在の授業時間数は約1割増えた。一部では、週休2日制の見直しを求める声も出ている。

 これまでいわれなき批判を受けてきた「ゆとり世代」。年上世代が「今どきの若者は……」などとうっかり口をすべらせると、世界を相手に戦う後輩に「今どきの中年はねぇ」と理路整然と論破される日も近いかもしれない。

(AERA dot.編集部・西岡千史)

どのような印象を持ったでしょうか?
これは、スポーツジャーナリストの玉木正之さんと文部科学省に在職していた時代に、ゆとり教育の導入に関わった寺脇研・京都造形芸術大教授のコメントをカットした記事となります。

つまり、記者が自身が書いた部分ということになります。

ちょっと唐突過ぎないか?!
最初から「ゆとり世代」というキーワードありきの記事じゃないのか?

次に、スポーツジャーナリストの玉木さんの部分だけをカットした記事を読んでみて下さい。

羽生結弦、高木美帆、大谷翔平の「ゆとり世代」が黄金世代になった理由〈dot.〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180223-00000101-sasahi-spo
2/24(土) 11:30配信 AERA dot.

 1994年生まれに日本中が熱狂している。

【表】金メダリストがズラリ 1994年生まれの“ゆとりアスリート”一覧
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018022300101_2

 平昌五輪のフィギュアスケート男子で、66年ぶりの五輪連覇を成し遂げた羽生結弦、冬季五輪で日本初となる金・銀・銅の「メダルコンプリート」の高木美帆。野球界に目を向ければ、投打二刀流で世界を驚かせ、今季からメジャーリーグに挑戦する大谷翔平──。いずれも今を代表するアスリートで、1994年生まれの23歳。すでに日本のスポーツ史に残る黄金世代を形成し、「羽生・大谷世代」とも呼ばれている。

 その顔ぶれには、驚かされるばかりだ。

 2016年のリオ五輪では、水泳の萩野公介が男子400メートル個人メドレーで金メダルのほか、同大会で銀と銅も獲得した。高木と同じく「メダルコンプリート」の達成者だ。また、400メートル個人メドレーでは、瀬戸大也も3位で一緒に表彰台に立った。瀬戸も1994年生まれだ。

 リオの金メダリストでは、レスリング女子の川井梨紗子に土性沙羅、柔道男子のベイカー芙秋も1994年生まれ。リオ五輪で日本選手が獲得した12種目の金メダルのうち、4種目を1994年生まれが占めた。 

 なぜ、これほどの逸材がそろったのか。

 一方で1994年生まれといえば、世間一般では「ゆとり世代」と呼ばれ、上の世代から批判されることも多い。「ゆとり世代」とは、授業時間と教科内容が削減された学習指導要領、いわゆる「ゆとり教育」のカリキュラムで小中の学校生活を過ごした世代を指す。広い意味で、1987年4月2日から2004年4月1日生まれが該当する。

なかでも1994年度生まれは授業時間が大きく減った世代で、2011年度から授業時間を増やす目的で始まった「脱ゆとり教育」の影響も受けていない。つまり、羽生や高木は“ど真ん中”ゆとり世代なのだ。ちなみに1995年生まれには、陸上100メートルで日本人初となる9秒台を出した桐生祥秀、リオ五輪で銅メダルに輝き、日本のバドミントン史上初のシングルスでメダリストとなった奥原希望、バレーボール日本代表のエース・石川祐希らがいる。こういった選手も“ど真ん中”のゆとり世代だ。

 ゆとり世代については、「集団行動よりもプライベート優先」「コミュニケーションがとれない」などと批判されてきた。昨年4月、1994年度生まれの現役大学進学組が新社会人となったが、未知の新人に対して「ゆとり世代の再教育」が話題になったほどだった。

 2016年5月には、馳浩文部科学相(当時)が2020年度以降に導入する次の学習指導要領について、「『ゆとり教育』との決別宣言を明確にしておきたい」と述べたこともあった。教育政策のトップである文科相が「ゆとり教育は失敗」と結論づけたようなもので、インターネット上では「私たちゆとりは失敗作だったって烙印されてるみたい」「欠陥品ってことよな、すごいなそういうこと言われるの、SFかなにかか??」といった書き込みが相次いだ。

 それが今や、日本中がゆとり世代に熱狂している。かつて文部科学省に在職していた時代に、ゆとり教育の導入に関わった寺脇研・京都造形芸術大教授は言う。

「いわゆる『ゆとり教育』が目指したものは、個人の尊厳を尊重するということ。それは、子供の頃から好きなことに取り組み、主体的に考え、自ら学ぶ人間を育てる。羽生選手や大谷選手はそういった教育を受けてきた世代で、彼らの言葉を聞いていると、10代の頃からしっかりとした『自分』があり、ケガや逆境を乗り越える力も持っている。『ゆとり教育は失敗だった』という批判は先入観によるもので、根拠はないんです」

寺脇氏が特に影響が大きかったと考えているのが、「完全週休2日制の導入」だ。1994年度生まれは、小学2年生から完全週休2日制になった(それまでの土曜休日は月2回)。スポーツの世界では9~12歳は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、この時期の練習は運動能力を大きく伸ばすと言われている。寺脇氏は言う。

「70年代までの詰め込み教育は、スポーツや音楽などにすごい才能のある子供が、学校生活に縛られていた。それが完全週休2日制になったことで、一番才能が伸びる時期に学校に行く時間が減りました。基礎学力は大切ですが、知識は大人になってから学ぶこともできる。それよりも、子供の興味や関心、適性に合わせて好きなことに打ち込み、自ら学ぶことが大切。滅私奉公ではなく、それぞれの人が力を発揮できる力を身につけて『個人』を強くして、その結果として『公』も豊かにするというのが、ゆとり教育の理念でした」


 たしかに、一昔前のスポーツ選手と違って、今の若いアスリートは大きな大会でも「楽しむこと」を大切にする。ゆとり新入社員の再教育の指南書でも、「彼らには指示ではなく、納得させることが重要」と書かれていることが多い。

 ゆとり教育については、2007年の第一次安倍政権で見直しが叫ばれ、現在の授業時間数は約1割増えた。一部では、週休2日制の見直しを求める声も出ている。だが、寺脇氏はこう話す。

「授業時間はたしかに増えましたが、ゆとり教育で導入された教育理念は基本的に変わっていません。最近では学ぶ側が討論や体験などを通じて学習する『アクティブ・ラーニング』の重要性が言われていて、これはゆとり教育の進化系のようなもので、目指す方向性は同じです。世界を驚かせる若者は、これからも出てくるのではないでしょうか」


 これまでいわれなき批判を受けてきた「ゆとり世代」。年上世代が「今どきの若者は……」などとうっかり口をすべらせると、世界を相手に戦う後輩に「今どきの中年はねぇ」と理路整然と論破される日も近いかもしれない。
(AERA dot.編集部・西岡千史)

これは、どのような印象を持ったでしょうか?
全然スポーツと関係ない、ほぼ「ゆとり世代」の話…圧倒的「ゆとり世代」の話。
もはや、引用しているアスリートの名前なんて覚えてないレベルの「ゆとり世代」の話。

次に、寺脇研・京都造形芸術大教授の部分だけをカットした記事を

 平昌五輪のフィギュアスケート男子で、66年ぶりの五輪連覇を成し遂げた羽生結弦、冬季五輪で日本初となる金・銀・銅の「メダルコンプリート」の高木美帆。野球界に目を向ければ、投打二刀流で世界を驚かせ、今季からメジャーリーグに挑戦する大谷翔平──。いずれも今を代表するアスリートで、1994年生まれの23歳。すでに日本のスポーツ史に残る黄金世代を形成し、「羽生・大谷世代」とも呼ばれている。

 その顔ぶれには、驚かされるばかりだ。

 2016年のリオ五輪では、水泳の萩野公介が男子400メートル個人メドレーで金メダルのほか、同大会で銀と銅も獲得した。高木と同じく「メダルコンプリート」の達成者だ。また、400メートル個人メドレーでは、瀬戸大也も3位で一緒に表彰台に立った。瀬戸も1994年生まれだ。

 リオの金メダリストでは、レスリング女子の川井梨紗子に土性沙羅、柔道男子のベイカー芙秋も1994年生まれ。リオ五輪で日本選手が獲得した12種目の金メダルのうち、4種目を1994年生まれが占めた。 

 なぜ、これほどの逸材がそろったのか。スポーツジャーナリストの玉木正之氏は、こう分析する。

「2011年にスポーツ基本法が施行されて予算が増え、選手の海外遠征や外国人コーチの招聘にお金が使えるようになった。羽生結弦も高木美帆も、いずれも外国人コーチです。また、国の選手強化プログラムでも英語の授業が入るなど、“国際人”としてのスポーツ選手が増えている。メダリストの育て方が変わったのです」


 一方で1994年生まれといえば、世間一般では「ゆとり世代」と呼ばれ、上の世代から批判されることも多い。「ゆとり世代」とは、授業時間と教科内容が削減された学習指導要領、いわゆる「ゆとり教育」のカリキュラムで小中の学校生活を過ごした世代を指す。広い意味で、1987年4月2日から2004年4月1日生まれが該当する。


なかでも1994年度生まれは授業時間が大きく減った世代で、2011年度から授業時間を増やす目的で始まった「脱ゆとり教育」の影響も受けていない。つまり、羽生や高木は“ど真ん中”ゆとり世代なのだ。ちなみに1995年生まれには、陸上100メートルで日本人初となる9秒台を出した桐生祥秀、リオ五輪で銅メダルに輝き、日本のバドミントン史上初のシングルスでメダリストとなった奥原希望、バレーボール日本代表のエース・石川祐希らがいる。こういった選手も“ど真ん中”のゆとり世代だ。

 ゆとり世代については、「集団行動よりもプライベート優先」「コミュニケーションがとれない」などと批判されてきた。昨年4月、1994年度生まれの現役大学進学組が新社会人となったが、未知の新人に対して「ゆとり世代の再教育」が話題になったほどだった。

 2016年5月には、馳浩文部科学相(当時)が2020年度以降に導入する次の学習指導要領について、「『ゆとり教育』との決別宣言を明確にしておきたい」と述べたこともあった。教育政策のトップである文科相が「ゆとり教育は失敗」と結論づけたようなもので、インターネット上では「私たちゆとりは失敗作だったって烙印されてるみたい」「欠陥品ってことよな、すごいなそういうこと言われるの、SFかなにかか??」といった書き込みが相次いだ。

 それが今や、日本中がゆとり世代に熱狂している。

 たしかに、一昔前のスポーツ選手と違って、今の若いアスリートは大きな大会でも「楽しむこと」を大切にする。ゆとり新入社員の再教育の指南書でも、「彼らには指示ではなく、納得させることが重要」と書かれていることが多い。前出の玉木氏は言う。

ゆとり教育の影響なのかはわかりませんが、今の選手は、『このトレーニングでどこの筋肉が鍛えられ、それはパフォーマンスにどう影響が出るのか』ということまで考えている。一方で、監督が精神論で『腕立て伏せをやれ!』と命令するような、旧来の日本の体育会系練習法では世界では勝てないことははっきりしている。その認識が若い選手やコーチに広がっているのは間違いありません」


 ゆとり教育については、2007年の第一次安倍政権で見直しが叫ばれ、現在の授業時間数は約1割増えた。一部では、週休2日制の見直しを求める声も出ている。

 これまでいわれなき批判を受けてきた「ゆとり世代」。年上世代が「今どきの若者は……」などとうっかり口をすべらせると、世界を相手に戦う後輩に「今どきの中年はねぇ」と理路整然と論破される日も近いかもしれない。

(AERA dot.編集部・西岡千史)

完全に、玉木さんのコメントと記事の中身が噛み合ってない。
「一方で~」と話が、唐突過ぎる。
玉木さんは、「ゆとり教育の影響なのかはわかりませんが、」と言っているのに、「ゆとり世代」の話になっている。
完全に、人の話を聞いてない人の典型。


この記事に何か違和感を感じたので分析してみましたが、結局、AERA編集部・西岡千史という記者の狙いは、以下の通りだったんですよ。

◆ フェイクじゃない、あざとい記事
1.「ゆとり世代」というキーワードを使いたかった。
その理由は、ヒキがあるからなんですよ。
「ゆとり世代」というキーワードはネガティブな印象があるので、わりと食いついて、そして荒れる傾向が高い。
炎上商法までは狙ってないだろうけど、安易に「ゆとり世代」ってキーワードでクリックさせたかった。

2.「ゆとり世代」= 今、活躍している五輪選手、アスリートを結びつけた。
これも、定番。注目される、オリンピックやワールドカップの時に、活躍している選手を書くととクリックが稼げる。
テレビも同様。だから、メディアは、選手の話題だけではなく、家族や生い立ちなど、業界で言う「サイド・ストーリー」をネタにする。

3.引用により記事の信憑性を補完させようとしたが、逆に違和感を作った。
基本、記事を書く時に裏を取らなければならない。事件系の記事などをきちんと読むと「警察関係者によると」なんて書いてある。これはいわゆる番記者ってのがいて、そこで聞いた話の裏として書かれてある。あと、文春みたいな雑誌だと、よく出てくるのが「芸能関係者」。誰やねん!?ってな話。こんなのは適当に取って付けれる。

ある意味、こういう書き方をしている記事は注意した方がいい。
ところが、スポーツジャーナリストの玉木さんの引用の言葉と完全に話が噛み合ってない。次に、ゆとり導入に関わった教授の引用を使うと完全に「ゆとり世代」の話に寄ってしまう。だから、記事として内容が破綻している。スポーツに興味のないライト層なら、こういう記事で騙せるだろうと考えたんだろうけど、そうは問屋がおろさない。

西岡千史という記者は、随分と「あざとい記事」を書く記者だな。

皆さんも騙されないように、釣られないように気を付けましょう。


釣られないようにするポイントは、3つ。

1. 記事の見出しで反応してTwitterで拡散しない。(だから、この投稿のタイトルは、わざとやったのです。)

2. 関係者の話、引用部分を疑ってみる

3. 裏(ソース)を調べてみる


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1 コメント

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サッカー記事掲載の問い合わせ (鈴木幸子)
2018-06-05 12:57:54
はじめまして。どうぞよろしくお願い致します。
私は我が社においてSEOのためのリンク建設の仕事をしている鈴木幸子と申します。
弊社は貴社のウェブサイトhttps://blog.goo.ne.jp/rossana75jpにおいて、ハイパーリンクを挿入した記事を掲載して頂くことが出来ればと思いご連絡させて頂きました。
もし我々の希望する記事を掲載して頂く事が可能であれば適切な料金を支払わせて頂きます。詳しい金額等については改めて詳しいお話をさせて頂ければと思います。
記事掲載以外にもバナー搭載や相互リンクといた形等も考えております。
もし興味がございましたらお返事頂ければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
suzukisachikoapple@gmail.com

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