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浦和vs鹿島 【第33節】

2007年11月24日 | Jリーグ
■ Jリーグ 第33節
   浦和(0-1)鹿島
    ・後半21分 野沢(鹿島)

この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。

■ 鹿島の敵は、浦和だけではなかった・・・

◆ 優勝は、最終戦に持ち越し
今シーズン、10節以来Jリーグの試合については書いていませんでした。ちょくちょく観てはいたんですけどね。浦和の優勝が掛かった大一番。鹿島も連勝でシーズン当初には予想だにしない順位。

やはり、上位チーム同士の戦いは、レベルも高く充実した内容の試合でした。特に前半立ち上がり鹿島が猛攻を仕掛けましたが、浦和はそれを封じながらも「必ず、試合の流れを読んで反撃してくるんだろうなぁ」って思って見ていました。

◆ レフリー扇谷氏のジャッジに疑問
ところが、前半42分、鹿島左SB新井場がイエローカード2枚で退場になってしまいました。実際には、この大一番で退場者を出すという、審判の判断はどうなんだろう?と思いました。

審判は、ルール・ブック通りに判断して試合がスムーズに運ぶようにしなければなりません。但し、今回のSR(スペシャル・レフリー)扇谷氏のジャッジは、過剰なホイッスル、過剰なイエローカードの提示のように見えたんですよね。

両チームにとっては、本当の大一番。熱くなるのは分かりますし、それに伴い激しいプレーも増えると思うのです。しかし、両チーム選手のプレーがそれほど悪質で危険なものであったか?と言えば、そんなに悪質だと感じませんでした。私はね!
むしろこれだけ激しく戦う姿に、もっとJリーグでもこういう緊張感のある試合、激しいプレーが増えてくれれば、観る方も楽しめるし選手も海外のチームと戦った時に当たり負けすることも減るんじゃないかって思っているくらいです。

しかし、SR(スペシャル・レフリー)扇谷氏は、違った・・・

■ 監督の采配の差?

◆ 本山を左SB
前半42分に新井場を失った鹿島は、なんとか前半を凌ぎきりました。普通であれば、FW1枚削って同じDFの選手を投入し1トップという形にするのが定石です。

しかし、鹿島のオリヴェイラ監督は違った。

なんと本山を左SBに入れて後半27分まで戦ったのです。
その他にも、田代を1トップに据え、小笠原をトップ下の位置。
マルキーニョスを右サイド、野沢を左サイド、青木をボランチに配置。
途中から鹿島の選手のポジションがごちゃごちゃしてよく分からなくなったのですが、3バックぽくしてた時間帯もあるかな。

後半は、浦和がゲームを支配し続けました。そして、鹿島が守り続け、時折逆襲。
そんなギリギリの苦しい試合展開の中で、後半21分、野沢がゴールを決めて一人少ない鹿島が先制しました。しかし、残り時間25分近くありましたので、一人少ない状況でいかにして鹿島が戦うか?!ってのを注目していました。

◆ オリヴェイラ監督の采配の妙
すると、後半27分、左SBの位置に船山を投入(田代[OUT])これに伴って、次にマルキーニョスを1トップの位置に移動させ、本山を一つ前へ。
 後半35分には、野沢[OUT]、中後[IN]。
 後半42分には、内田[OUT]、増田[IN]。
この辺のオリヴェイラ監督の采配は、素晴らしかった。鹿島が1点取る前にホーム浦和に1点取られる危険性もはらんでいたと思うのですが、それでもリスクを冒して勝利を目指した。その後、冷静な判断で選手を入れ替え、バランスを調整していった。それを理解してピッチ上で選手達が浦和の猛攻を凌いだ。

一方の浦和も前半37分に平川が負傷により細貝と交代していました。
そして、後半28分に相馬を下げ小野を投入。闘莉王は、上がりっ放しで2バック状態。前線は4トップの勢いで鹿島のゴールに襲い掛かりました。しかし、鹿島のDF陣、特に、岩政、大岩(Wロック)が闘莉王、ワシントンなど浦和の猛攻を凌ぎ続けました。

◆ 逃げ切る鹿島、レフリー暴走気味
後半43分くらいになると、五輪代表よろしくマルキーニョスが浦和のコーナー付近でボールキープ。スローインで時間稼ぎ?船山にSR(スペシャル・レフリー)扇谷氏が、容赦しない一発退場で、鹿島は9人。さらに、この数分前にも増田と交代する内田に対して「とっととピッチの外へ出ろ!」ということでイエローカード。

結果だけ見れば、監督の采配の差みたいなのが出たかな?とも思いますし、ベンチの差も少し出たように思いましたね。それ以上に、1人少ない中で先制し逃げ切った鹿島は素晴らしかった。なかなかJリーグで今回の鹿島のような状況になった時に逃げ切れるサッカーはお目にかかれないので、色んな意味で面白かったですね。しかし、レフリーは・・・きっと鹿島サポーターじゃなくても、やり過ぎじゃね!?と思った方も多かったと思います。

◆ 優勝争いは、最終戦に
そんな逆境の中、鹿島は優勝に望みを繋ぐ大きな勝利。(浦和の結果次第ですが)
浦和は、クラブW杯も考えれば、早めにリーグ優勝を決めておきたいところですが、この試合に敗れてしまいました。一方G大阪は、ロスタイムに神戸に同点にされ1-1と終了。これにより優勝の望みは消えてしまいました。
            次節
 1位 浦和 70  横浜FC(アウェイ)
 2位 鹿島 69  清水  (ホーム)  
 3位 G大阪66  広島  (アウェイ)

G大阪は、勝ちきれなかった。鹿島は、この勢いで最後勝ち、浦和の結果を待ちたいところですが、浦和の相手は、横浜FC。う~ん、順当にいけば、浦和の優勝ですか・・・

■ 降格争い

◆ 入れ替え戦は、広島
そんな優勝争いと共に、降格チームの戦いにも、一つの線が引かれました。
 大分  1-0 磐田  柏  2-1 甲府
 FC東京1-2 大宮  川崎 3-0 広島
大分が勝利して残留決定。大宮も勝利してほぼ残留決定。(広島との得失点差を考え)
甲府が敗れて降格決定。広島は、現実的に入れ替え戦へ・・・
 
 14位 大分  38
 15位 大宮  34
 16位 広島  31
 17位 甲府  27
 18位 横浜FC13


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yohan)
2007-11-24 20:03:53
よく分かりませんが、サポーターに唾吐いたとか??

審判が一番神経質になっていましたね。


コージさんJリーグ見るんですね。

ガンバ悲惨でした。マグノは裏切るし。。。
コメントのお返事 (コージ)
2007-11-24 21:19:36
yohanさん

こんばんは。
唾吐いたのは、船山?!だとしたらアホですな。
もっと冷静に大人にならないと。
Jリーグは、時々だけど、観ますよ。

マグノは、酷い。最悪だ。
一応、契約違反みたいな感じで違反金みたいなの?ガンバが徴収出来るんでしょうね。それにしても、なんというか・・・昨日今日助っ人で入った選手じゃあるまいし、チームやサポーターの気持ちを考えると女に裏切られたような気分に近いのかな?(笑)
全く同感です (マナト)
2007-11-24 23:09:18
>◆ レフリー扇谷氏のジャッジに疑問

いわゆる荒れたラフな試合では全くなかったですよね。
それなのに笛吹まくりのカード乱発

選手がギリギリのところで凌ぎをけずり合っているからこそ、
見応えのある激しいプレーが随所で出てくるのであって。
山本氏も解説の中で「いやあ素晴らしい」を連呼してました。
審判は試合をコントロールするどころか、むしろ
好ゲームに水を差している感じでした。非常に腹立たしいです。
コメントのお返事 (コージ)
2007-11-24 23:52:26
マナトさん

こんばんは。
やはり決して悪質な悪意があるようには、見えませんでしたし、あのまま新井場がいたら、どういう試合展開になっていたらや(勿論、鹿島が勝つという予想すら分からないですけど)
何よりもスペシャル・レフリーというのが、余計になぜ?と思わせていたんだと思います・・・
Unknown (N)
2007-11-25 17:03:59
つばを吐いたといっても浦和サポーターの方向を向いていただけでしたね。
実際つばをかけたならレッドでも納得できます。

カードはあくまでゲームをコントロールするための物のはず。
得点機の妨害やケガに関わるようなプレーはカードでいいと思います。
でも注意で済むプレーまで最初からカードを出すのはいかがなものかと。
SRがどういうものかは知りませんが、たやすく退場させる審判は好きじゃありません。
2週続けて扇谷レフリーの試合を見て(先週のガンバ対東京は茂庭が一発レッド)、彼のジャッジにうんざりしています。

コメントのお返事 (コージ)
2007-11-25 18:33:54
Nさん

こんばんは、はじめまして。
私も同様の考えです。ルールは大事だけど、退場を簡単にさせて、それにより「制裁」みたいな発想は大嫌いです。
先週も試合でもあったんですか・・・知らなかった。
広島が・・・ (A.コンテ)
2007-11-25 22:23:40
ついに入れ替え戦です。

悪いサッカーではないのですが、
イマイチ直近を勝つサッカーに至らず、うまく表現ができていないようです。

選手も人間。結果を残し続けることがを体で覚えないと選手に理想の継続を求めることは難しいのでしょうか。浦和のサッカーも理想なのか結果が出てるから強いのか。広島はクラブとして、結果を残しながら理想のサッカーを追い求めるところで苦労しているのでしょう。


入れ替え戦まけたら全員プロテクトをかける予定です。



コメントのお返事 (コージ)
2007-11-26 18:55:57
A.コンテさん

お久し振りです、こんばんは。
広島は、理想と現実の間で苦しんだ典型かもしれませんね。意外と現実的な戦い方をすれば、上位に食い込むポテンシャルはあると思います。(結構、なんで?って思っている人は多いんじゃないでしょうか。)

多分、プロテクトされずにずら~と連れて行かれる(移籍)なるでしょうね(苦笑)
代表クラス「寿人、駒野、柏木、青山」は避けられないかと・・・日本のデブール兄弟こと(私が勝手に命名)森崎兄弟は、どうなるんでしょうか?

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