お散歩日記 復興の日目指して

写真付きで見たことや日々感じたこと、震災に遭い今感じていることなど、記録にとどめたい。

デジブック 『温もりの繭』 海辺は無くなっても,山里は頑張っているよ。

2013-03-14 18:36:26 | 日記
デジブック 『温もりの繭』


パリ万博で,世界一に輝いた絹糸生産の地だったのです。それが,中国産におされ,廃れてしまいました。
残念なことです。でも,お蚕さんを育てて繭細工の展示会を毎年開催しています。

震災後は,開催が危ぶまれました。しかし,今年は作品も3倍。お客さんも3倍。
嬉しい限りです。毎年記念に何か一つ作品を購入してきます。

これが開催されると,春はもうすぐ。

ひころの里と山桜

 保存されている江戸時代の武家屋敷

 天保びなと繭で作ったひな人形達

 海の町らしく,たこのお雛さま

 繭を染めて作った皐月の花木



 ブーケや胸飾りもありました。
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震災から2年 「お薬手帳」の落とし穴  

2013-03-02 17:31:43 | 日記
2年前の大震災当時,毎日飲んでいる薬が手にはいらなく亡くなられた方がどれだけいるでしょうか。

貴女は知っていましたか ?  「お薬手帳」があれば,医師の処方がなくても,どこの薬局でも薬がもらえることを。

 阪神,淡路大地震の反省からお薬手帳が作られました。そして,平成17年3月30日付薬食発第0330016号厚生労働省医薬食品局通知

「処方箋医薬品等の取り扱いについて」という通達で,大災害と政府が認定し,医師等の受診が困難な場合,または,処方箋の交付が困難な場合,               患者に対して,必要な処方医薬品を販売できるまたは授与することが可能であるという内容です。

要するに,東日本大震災時,3月12日付けでその通達が発令されていたのです。ところが,その内容について患者のほんんどが知らなかったのです。

私もその一人でした。薬が無いと死んでしまうほどの痛みにおそわれるのに,避難所では,誰も必要な薬を私に与えてくれませんでした。

ある医学雑誌に災害時の薬事情を投稿させて頂いたおかげで,「お薬手帳」の落とし穴に気づきました。

お薬手帳さえ,提示すれば薬がもらえたのです。何故,この素晴らしい法律が実際の災害時に何の役にも立たなかったのか,今,当時薬をもらうのに苦労した人達一人一人にきいて回っています。また,薬局や医師のどこに問題があったのか調べています。

一番の問題は,この法律が手帳に,記載されていないこと,また,患者に知らされていないことです。看護師自体も知らなかった人がいたという事実にぶつかっています。
これから,ますます大災害が,確実にやってくるというのに・・・。

とりあえず,今日このブログを読んだ方,貴女のお薬手帳を見てください。 また,手帳はとても大切な物だから,常に持ち歩いてください。

多くの事例を集め,厚生労働省に,役立つ 薬手帳 の発行を申請していくつもりです。
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