今週の日曜日ですけど、我が町の文化ホールみたいなところで、あの聖路加病院の
日野原先生の講演会があるというので、おっとり刀で行ってきました。
御年なんと102歳。未だに現役のお医者様で世界各地で講演に飛び回られている
し、新聞・雑誌等への論文・エッセイの掲載はじめ、著書多数。おまけに最近ではミュ
ージカルまで手がけちゃうという本物のマルチタレント。
もうもう、講演会を聞きに行くというより、正直拝みに行ったという感じ(苦笑)
最初に先生の主唱する「新老人の会」という親睦会のフラダンス・クラブの皆さんに
よるフラダンスの披露がありました。いやいや、皆さん70歳以上の方たちのようですが、
とってもお上手。中でも中央の白い衣装の方はなんと御年90歳とか!この方が一番
お上手というのだから、恐るべしであります。
そして、引き続き先生の講演。パソコンのパワーポイントで、ポインターまで使って
淀みのない明確な発音の時折ユーモアを交えた話しっぷりに、凡そ数千人で超満員
の会場の聴衆を完全に日野原ワールドに引き込んだのは大変な力量であります。
この写真は先月ニューヨークで生まれて初めてヘリコプターに乗られた時の写真だ
そうです。なんとボクも知らなかったのですが、米国でもヘリに乗るには年齢制限が
あるんですって!最高年齢は99歳。で、最初は運営会社に断られたそうです。そこを
と粘って交渉したというからまた驚き。この精神が先生の長寿の秘訣のようであります。
更にこちらは102歳から始められた俳句まで披露されて。先生のモットーで「創(はじ)める」
という言葉があります。年をとったら必ず新たなことに挑戦せよ、それが長生きの秘訣である
との教えであります。
一番左端の俳句が面白い。
「オリンピック 108歳のバー 軽々と」ですって。先生曰く「ボクは8年後オリンピックは
見られると決めています。その時にも皆さんとこうして話していると思うけど、皆さん先に
逝かないでくださいよ」ですって(爆)
いやいや、完全にハッパを掛けられてしまった(笑)
日野原先生が現在のようにボランティア精神で仕事に携わるようになったのは、あのよど号
ハイジャック事件が契機であるとご自身も述べられています。無事帰国後、立身出世を捨て、
人の為に尽くす生き方に徹するとされ、新生日野原が生まれたそうです。
矍鑠(かくしゃく)と歩かれる先生です。ん~ん、とても100歳を超されていらっしゃるとは
思えませぬ。
最後はショートミュージカルを演じてくれた横浜市民ミュージカルの皆さんと我々聴衆が
一緒になって先生の指揮の下、「ふるさと」の歌を合唱して終了しました。
いやはや、ホントに有難うございました。お陰様で元気を沢山先生から戴きました!!!
(感謝感謝であります)