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偉大なるプリウスと、日本人の”心意気”

2016-12-05 22:13:35 | 自動車から見える日本と世界

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明後日12月7日(水)には、幸福の科学の重要行事、エル・カンターレ祭があるので、私の個人的な趣味とも取られかねない自動車関連記事を書いている場合ではないんですけど・・・、アクセスがヤバくなっちょりまして。(爆笑)

12/7(水)大川隆法、世界の中心で「真実」を叫ぶ! http://blog.goo.ne.jp/rokochifukyosho/e/7d6e773111c35f22a3276fc6fedb4af9

しかし社会を見るのに、これほどのサンプルはないのでありまして、なんせ高額商品ですから、買う方としては、真剣そのものですし、趣味性も高いので、マーケティングの参考になりますし、社会に強く影響されることから、「その地域がいかなる地域か」ということが如実に表れるんですね。

たとえば、ヨーロッパ社会では、ディーゼルエンジン搭載車のシェアが、50%を超えるんですね。

いくら性能が良くなったとか、静かになったとか、環境改善技術が進んだとかと言っても、50%のシェアというのは異常なことなんです。というのは、ディーゼルエンジンは、値段がべらぼうに高いからなんです。

同じ車格のガソリンエンジン搭載車と比較すれば、ディーゼル車だと約100万円ほど高いわけで、価格差から推測するに、これは相当な走行距離を乗らない限り、いくら単価の安い軽油で走っても、またいくら燃費が良くても、ディーゼル車は元が取れないわけなんです。

ですから日本だと、ディーゼル車は完全な、趣味の商品になるわけなんです。

しかしヨーロッパでは、50%のシェアですけれども、趣味性だけで50%のシェアというのはあり得ないわけでして、これはヨーロッパの自動車社会というのが、「通常の人たちが、運搬業者さん並みに、自動車の運転をさせられている社会だ。」ということを現しているわけです。

つまり、ヨーロッパ社会というのは、「相当、公共交通が貧弱な田舎だ。」ということなんですね。

つまり、「遅い」とか、「時刻通りに付かない」とか、「安全面で危うい」とか、日本人には想像の出来ない、公共交通の貧弱さが、ヨーロッパ社会には、何かしらあるに違いないのです。

私の暮らす高知県も、公共交通の貧弱な社会ですけれども、最もシェアを稼いでいるのは軽自動車だと思われますのですが、これは経費の面からそうなるのでしょうけれども、「それほど、長距離を運転する必要のない社会」でもあるわけですね。

地方に暮らす日本人ならば、東京に行くのに自動車で行こうとするのは、かなり少数派だと思うんです。地方空港や新幹線などがありますからね。

しかしヨーロッパ社会の感覚だと、「遠くに出かけるのに、きっと自動車で行く人が多いのだ」とか、「通勤距離がべらぼうに長いに違いない」などが想像できるわけですね。

でないと、ディーゼル車シェア50%はあり得ないんです。

つまりヨーロッパは先進国のイメージがあるけれども、それくらい、長距離を運転せざるを得ない社会だということが、ディ-ゼル車のシェア50%社会から読み取れるわけです。

さて、今日の演題のプリウスですが、前回の自動車記事で、「トヨタ型のハイブリッドは、構造が複雑すぎて、トヨタ以外で作れないので、恐らく普及できないだろう。」と言ってしまって、ケチを付けたつもりはないんですけど、ちょっと反省しちょります。私はプリウス、そしてプリウスを世に出した、トヨタを尊敬しているからです。

プリウスというのは、電気モーターとガソリンエンジンを積んだハイブリッドカーの先駆けですが、プリウス誕生秘話、そしてその後の普及には、日本人の心意気が凝縮されていると思うんですね。

初代プリウスが誕生したのは、1997年です。

ちょうど折しも、二酸化炭素による地球温暖化問題が取りだたされ始めた頃で、自動車の命運をかけ、次世代に希望を繋ぐ意味での、トヨタ渾身の作品でした。

「こういうところ、トヨタは偉いなぁ。」と私は思うんですよ。

かつて、トヨタ2000GTを出したときも、「日本の技術を世界に認めさせる」という理念を、実際に体現したわけで、このトヨタ2000GTは、製造コストがものすごかったので、一台売れれば60万円の赤字だったとか。

 
しかししかし初代プリウスは、トヨタ2000GTどころの騒ぎではなかったんです。
 
と申しますのも、初代プリウス車両価格は、確か250万円程度でしたが、初代プリウスは、膨大な開発費がかかっていたので、500万円以上の価格で販売しなければ、赤字になる商品だったのですね。

しかしトヨタは、500万円でなければ赤字だった初代プリウスを、250万円で販売しました。単純計算で、一台あたり250万円の赤字です。

地球温暖化が叫ばれていた当時、ハイブリッドカーの普及は、自動車メーカーとしての使命・・・と、トヨタが判断したということです。それ以外、説明のつかない判断です。

つまり初代プリウスは、トヨタの自動車人としての心意気で開発され、販売された商品なんです。

これは、営利企業体としては、失格の判断です。

しかし日本の良いところは、そういうことで損失が出ても、株主などが文句を言わないところが素晴らしいと思います。

これは海外などでは、あり得ない判断です。

初代プリウスは、作れば作るほど大赤字です。プリウスがなければ、他の利益の出る商品が売れているはずで、トヨタのやったことは、株主への背任行為でもあるわけです。

コストのかかるトヨタ式ハイブリッド方式は、今でもそれほど大きな利益はないだろうと推測しますので、プリウスを生産し続けている日本人は、”心意気の民族”だと思います。

しかし250万円で販売された初代プリウスですが、同じ車格のカローラなどと比べると、100万円ほど高額だったんですね。

100万円もの価格差があれば、それを燃費性能で補うのは不可能です。

たとえば、ひと月1万円ガソリン代を節約できたとしても、1年で12万円です。5年で60万円にしかなりません。

しかも、ひと月1万円も、ガソリン代を浮かすことは、現実的には不可能なんですね。

ということは、買う側も、心意気で買っていた・・・ということです。

販売する側も、赤字覚悟の心意気で売り、買う側も損を承知の心意気で買い、株主も同じく、損を承知で承認する。

”現代版、三方一両損”こそ、初代プリウスなんです。

つまり日本には、そういった、「大きな大義に損を覚悟で挑み、その心意気に金を惜しまない文化がある。」ということです。

プリウスでは、日本国民は心意気を示しました。

さあ、政府はその心意気に、どう答えているのでしょうか?

スズメの涙ほどの補助金で、お茶を濁しているのではないでしょうか?

政府はもっと税金を下げて、メーカーやオーナーなどの”心意気”に答えるべきなんじゃぁないでしょうか!

日本国民は、心意気を理解する文化があり、それが現実的に社会を発展させています。

私は日本の政府にも、心意気を発揮して欲しいんですよ。

日本人が持つ美徳である、心意気文化を発揮できる政治に、ならなきゃいけないと思うんですよね。

たとえば、JR東海の東京品川~名古屋間の、リニアモーターカー建設が、国土交通省に認可されていて、リニアモーターカー着工は、2027年の開通に向けて、現実的な工事に向かいます。

が、しかし認可・・・というのは、なんとも言い難し・・・ですよ。これは、国家事業だと思うんですよね。

リニアモーターカー建設は、東京~名古屋間が、40分あまりで結ばれるという、新たな交通手段が増えるだけではないからです。

もちろんそれは、移動時間短縮に伴うGDPの上昇などの、国家経済に与える影響があるはずです。

しかし、それだけではないんです。浮遊式リニアモーターカーというのは、超高速列車ですから、当然トンネルをたくさん設けた区間となります。

なぜならば、できる限りまっすぐな線路でなければ危険だからです。トンネルというのは、とても丈夫なんですね。地震災害時においても、トンネルが崩落することはないんです。ということは、JR東海の浮遊式リニアモーターカーが着工された暁には、日本は東京~名古屋という区間に、地震災害でも通行可能な移動インフラを持つ・・・ということなんですね。

今東海大地震が起これば、日本の大動脈である、東海道沿いの高速道路や新幹線は、分断される恐れがあります。

また同じ高速鉄道でも、線路の上を走るタイプの新幹線では、地震災害の時には、厳密な検査をする必要があります。東日本大震災の折には、震災後長きに渡って東北新幹線や、高速東北道が運休していたのはこのためです。

リニアモーターカーは、トンネルを多用する交通インフラであるがゆえに、地震などの自然災害にとても強い交通インフラなのですね。

ということは、もし東日本大震災前に、リニアモーターカーが東北地方にまで伸びていたなら、救助救援活動がもっと早く行え、被災地から傷病者を他の地域に、もっと早く有効に行えていたはずなんですね。

リニアモーターカーが、東京~名古屋まで着工されれば、そのいずれかの地域で震災などの大災害があっても、救助活動がとても早く有効に行えるようになるはずです。ということは、全国にリニアモーターカー走行網ができれば、災害救援がとても有効に行える・・・ということですね。

日本国民の命を守る上でも、日本政府は、民間企業のJRの、営利活動としてのリニア建設の認可・・・ということだけでなく、もっと積極的に推進するべきだと思いますね。

まぁ、とりもなおさず東京~名古屋リニアモーターカーは、現実的な未来図を展開し始めましたが、私が着目したのは、JR東海が、この高速リニア建設において、着工費用を行政に頼らなかったことです。

つまり今回着工される、東京~名古屋リニア、そしてその後継続される、名古屋~大阪リニアは、純粋な民間企業による着工だということです。しかもJR東海は、「リニアモーターカー単独による、黒字経営は不可能。」という試算を出していることも重要です。

つまり、民間企業でしかないJR東海は、赤字覚悟で、リニアモーターカーを建設し運行するつもりだ・・・ということです。これは、日本の鉄道企業としての使命感で着工する・・・という意思表示です。

私が首相なら、せめて東京~名古屋間の、トンネルくらいは掘って差し上げますがね。

それは、国民の命を守るインフラでもあるからです。
それは、政府の仕事だと、私は思いますがね。

日本人は、とても我慢強い国民性を持ちます。また、他人や子孫に迷惑がかかることを嫌います。

これは日本人が、とても宗教的な民族であるということだと思います。でもその日本人の美徳に、政治は甘えていてはいけないと思います。また国民に、我慢を強要してもいけないです。

なぜならば経済大国の国民である日本国民は、現実的に世界を買い支えている、とても責任の重い国民だからです。

我慢強さは美徳です。

また政府以上に、心意気を示せるところも、誇るべき美点です。

しかしそれは同時に、政府を甘えさせ、子孫に我慢を強いる結果にも成りかねないのです。

今後日本人の選択が、世界の幸福に長きに渡って影響するようになります。

日本は、勇気を持って、更なる繁栄思考にシフトしていくべきです。

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