アメリカでトランプアメリカ大統領と、習近平中国国家主席との会談が行われました。
両大国の首脳会談ですから、これまでなら、世界のトップニュースだったわけですが、同日に起こった、米軍によるシリア軍事施設への空爆によって、掻き消された感があります。
中国習近平主席からすれば、自分が訪れている最中に、軍事行動を起こす新大統領、言うだけ番長だったオバマ前大統領とは違って「手ごわい」という印象を受けたのではないでしょうか?
シリア軍への空爆は、「シリア軍のサリン兵器による一般住民への空爆」という、人道主義的なものへの確固たる措置ですので、これは同じ原理ならば、北朝鮮や中国への威嚇ともなるわけです。
習近平氏から見て、どうも嫌だろうなと思うのは、トランプ氏が米大統領に就任以来、中国の背後にある超軍事大国ロシアの、プーチン大統領と馬が合っているように見えることでしょう。
実際、先日のロシア・サンクトペテルブルグ地下鉄爆破事件においては、トランプ大統領はプーチン大統領に、支援を約束したメッセージを送っているし、シリア軍空爆の際も、事前にプーチン大統領に告知しています。
ロシアがシリア政府を支持している背景には、シリア国内にロシアの軍港があるからで、シリア軍空爆告知は、トランプ大統領がロシアを敵視していたらできないことですので、「ロシアの権益に触れることがあったら言ってくれ」と言っているようなもの。
まぁ、背景や利権もあるので、真一文字に物事は進みはしないとは思うが、両首脳は、基本的には協調路線だろうと思う。
こういう、米露の首脳が協調するような感じというのは、これまでの世界史の中でほとんどなく、これまでずっと仮想敵国だったのですから、習近平氏でなくとも計算外であったとこだろうと思います。
全世界で、幸福の科学信者以外の方にとっては。(笑)
米露が協調路線となると、中国にとってはメチャクチャ分が悪い。
中国は21世紀初頭において、経済軍事両面においてアメリカを抜き、覇権国家となる戦略があるが、それはロシアがこれまでと同じ動き、つまり対アメリカ路線を敷くのが前提だからです。
「いざとなればアメリカと戦っても」という気持ちもあろうかと思うが、いくら衰えたとは言え、アメリカ+ロシア両大国を相手にすることなどできません。
しかし、さすがにこれまでの米露両国の歴史的背景からの、両国内世論から見て、急速な米露の接近というのは難しいでしょうが、両大国の間に、日本が入れば・・・。そう、扇の要としての日本があれば、全く話は変わって来るわけですね。
日本とアメリカは同盟国だし、ロシアは親日国です。ましてやプーチン大統領と言えば、超がつく親日家ですからね。
さて、トランプ氏とプーチン氏、この両大国の首脳は、表面上どう取り繕うとも、中国習近平氏を信頼はしていません。
なぜならば、米露首脳は信仰心が強く、神の代理人として、米露両国の国家運営と世界のあるべき姿を考えているからで、無神論・唯物論のマルクス主義を国家の基軸とする中華人民共和国の親分と、そりが合うはずはないのです。
幸福の科学の習近平守護霊霊言を読む限り、習近平氏が無神論者であるかは「?」としても、共産主義国家の国家代表ですから、「いつか潰したろ。」と考えていると思った方が良いです。
まぁこれまでのオバマ氏も、きっと信仰心はあっただろうし、政治家と言うよりは宗教家っぽい雰囲気もあったのですけれども、オバマさんは「神の正義」は理解してはいなかったはずで、だからこそ習近平・プーチン両首脳に舐められていたと思うんです。
神の正義を理解しようとしなければ、「神の代理人として、国家運営と世界のあるべき姿の実現を目指す」ことなどできませんからね。
しかし、「神の代理人」としての使命を感じてる米露首脳の扇の要は、当然ながら「神の心」を理解していなければいけませんよね。
韓国大統領がつまらぬことで罷免され、日本では国会が森友問題で汲々としていて、両国とも政治が機能しているかよくわからないほどになっているし、中朝からすれば「シメシメ、隙だらけじゃわい」と言うところでしょうが、外側の米露が親密となれば、中国とすれば、なんとか両国首脳を仲たがいさせたいところ。
先日はロシア・サンクトペテルブルグ地下鉄で、大規模な爆発があり、今日は、エジプトの首都カイロとアレクサンドリアのコプト教(キリスト教の一派)教会で爆破テロがあったのだけれど、一見すれば、「またIS(イスラム国)か?」と思われるテロのくせに、いつものように、おどろおどろしい犯行声明がないのは、これら一連の組織的大規模テロ事件の実行犯は、ISの犯行に見せかけた、別の組織である可能性を模索した方が良いかも知れませんね。
というのも、これまでISがらみのテロ事件があると、シリアの内政に絡んで、必ず米露両国が仲たがいして来た経緯があるから。
米露が仲たがいして得すのは???
殺人事件で犯人というのは、「得する人物」と相場は決まっているので、中国共産党の画策なのかもです。あそこは何でもやりますからね。
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1831
さて、大川隆法幸福の科学グループ総裁の高知講演が、いよいよ2週間後に迫りました。
これまでだったら、こういうきな臭いご時世においては、必ずと言って良いほど、当事者の守護霊霊言を行ってきた大川隆法総裁ですが、今回は降魔系の法話を会内で行っているだけで、国際政治については「沈黙の仏陀」であります。
こういうときの大川隆法総裁は、大講演会などで、ズバッ!と、脳天カチ割の痛快説法をなさることが多いので、いごっそうの革命の国高知で何をおっしゃるか、本当に楽しみだし、多くの方に聞いていただきたいと願っています。
本日は、経典「伝道の法」より、宗教紛争について、地球神の辛いご心情を語った部分を、抜粋してお届けいたします。
この一文は、世界の宗教紛争の責任を追及されかねない、とてもリスクのある言葉でもあり、同時に、地球神としての責任を感じていなければ発せられない文言です。
大川隆法総裁の使命が、いかほどのものかを、多くの方に知っていただければ幸いです。
(ばく)
大川隆法総裁が語る トランプ政権で世界はこう動く(抜粋版)
2017年第3回講演会
演題 人生を深く生きる
本会場 高知県立県民体育館
衛星会場 全国の支部・精舎
開催日 4月23日(日)13時~
高知支部精舎〒781-8105 高知県高知市高須東町2-11
TEL:088-882-7775
高知西部支部精舎〒781-1202 高知県高岡郡越知町2519-7
TEL:0889-26-1077
高知朝倉支部〒780-8062 高知県高知市朝倉乙988-11
TEL:088-850-7774
高知東部支部〒781-5232 高知県香南市野市西野
TEL:0887-56-5771
高知四万十支部〒787-0012 高知県四万十市右山五月町2-22
TEL: 0880-34-7737
関連記事 【号外】4/23(日)大川隆法総裁が、高知に来るぜョ!
「テロ」と「革命」の違い
キリスト教とイスラム教における「十字軍戦争」は、もう結構です。
キリスト教の成立にも、私は関わりました。天上界から、明らかに、ユダヤの地におけるイエス・キリストを指導しました。
また、その同じ私が、その六百数十年後、サウジアラビアの地において天上界からムハンマドを指導したのです。私の産み落とした宗教が千年以上も憎しみを持って戦い続けているのは、見るに堪えません。
ならば、どうするか。それは、彼らに共通の理解の基盤をつくること、そして、その教えを説くことです。それが次の目標であってよいはずだと思います。
仏教においても、「慈悲」と「救済」、そして、「信仰の大切さ」が説かれました。その思想の多くは、東洋の土壌や文化的な考え方の基礎をつくっているでしょう。
「慈悲」とは、自分と同じものを他の者のなかに見つける「愛の心」です。他の人のなかにも、神の子としてのダイヤモンドが光っていること、また、仏の子として、努力による「悟りの道」が用意されていることを、信じることなのです。
これが説けるのは、西洋と東洋を融合することのできる、この日本の地においてのみだと、私は考えています。
ですから、この国がしっかりとしたものになり、この国で説かれたる教えが世界の隅々まで行き渡ることを心の底より望んでいます。
また、「慈悲」と「愛」の宗教を信じていながら行われるテロとは別に、「革命」という言葉もあります。
「テロ」と「革命」は、ある面では似ていますが、別の面では似ていないところがあります。その違いは何でしょうか。
この世において、テロリストといわれる人々の行動の多くは、「復讐の念」「憤りの念」「怒りの念」などによって支配されています。そして「リベンジ(報復)として、多くの人々の血を流したい」と思っているのでしょう。
ただ、この考え方の底には、「神は生贄(いけにえ)を求める」というような考えが横たわっているように、私には感じられます。
一方、「革命」という言葉も多義的に理解はされてはいますけれども、革命の本質は「自由の創設」です。その意味で、テロとはまったく違ったものだと私は考えています。
私たちは「幸福革命」を宣べています。しかし、私たちの革命は、暴力によって成し遂げられるものではありません。私たちは、平和的手段を使い、この世に「自由の創設」を求めているのです。
この点をどうか、ご理解いただきたいと思います。
経典「伝道の法」P284~287