こんにちは。ヘッドスパ・頭皮ケアリッツです。
さて、昨日ご紹介した毛根部の形について。もう少し詳しく種類を見てみましょう。
まずは脂分が残っている脂漏性脱毛です。
▲毛根部にかたまりの皮脂分がついています。皮脂分が毛穴をふさいでしまい、炎症を起こしたり、細菌が毛母細胞を攻撃したりといったことが起こります。この抜け毛は、生活習慣が大きく影響しますので、脂っぽい食事の多い方に多いです。
また、シャンプーの回数の多い方、一日に朝夜二回シャンプーをなさる方もいらっしゃると思いますが、基本的にはシャンプーは一日一回で良いものです。
シャンプーの回数が多いと、脂分をとりすぎてしまい、かえって分泌のバランスを崩す可能性もあります。
▲毛穴に詰まってしまった皮脂はクレンジングで取っていくことができますが、まずはため込まない生活を心がけたいですね。
脂分を摂取してはいけないわけではありません。同時にしっかりとビタミンを摂ること、特にビタミンＢ２は脂質をエネルギーに代える重要な働きをします。レバーやウナギ、卵などによく含まれていますよ。
そして、もう一つ知っておきたいのが、ひこう性脱毛。
▲毛根の先にしっぽのような付着物があります。刺激の強いヘアケア商品の使用や、髪の毛の固着力そのものが弱まると起こる抜け毛で、中にフケがついている状態です。脂漏性のとの違いは、乾燥しているという事。フケの出やすい方は一度皮膚科へかかられることをおすすめしていますが、こちらも生活習慣によってある程度は防げるものです。まずは極力地肌にやさしいシャンプを使う事。頭皮にストレスを与えすぎないようにしましょう。ビタミンＡ、Ｂ群の不足によっても起こるので、野菜類、魚類、肉類のバランスを良く、一つ一つは少なくても良いので、多くの食品から栄養を摂るようにしましょう。
最後に、毛根部の痩せている壮年性脱毛。
▲ふくらみが小さくなっています。いわゆるＡＧＡ（男性型脱毛症）という、男性ホルモンの中のテストステロンと５αリダクターゼという酵素が結合して、毛母細胞を攻撃することによって起こります。最近は女子男性型脱毛症といって、ホルモンバランスの変化により、女性でもこの脱け毛が起こるケースが増えています。
ＡＧＡは遺伝による影響が強いと言われていますが、この頃では遺伝子検査が進んでおり、検査が簡単にできるキットなどが販売されています。飲み薬による対処法もありますが、性別や年齢等、人によってケアの仕方は変わってきますので、まずは自分がこのタイプの脱毛がどの程度多いのか知っておくと良いでしょう。
抜け毛を採取してみてみると、この3つのタイプの割合がどの程度かわかってきます。自分のタイプを知るいい機会になると思いますので、状態が詳しく知りたい、という方は一度調べてみましょう。施術の前にスタッフからご案内することもありますが、ご希望の方は遠慮なくお申し付けください。
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