おはようございます。ヘッドスパ・頭皮ケアリッツです。
昨日に続き、発毛に必要とされている因子についてもう少し詳しく見ていこうと思います。
5αリダクターゼ抑制因子
ここ数年、キャピキシルという成分が話題になっています。実際にはこの名前の物質が存在するわけではなく、アセチルテトラペプチドとアカツメクサバナエキスの2つの総称として、キャピキシルという名前がついています。
キャピキシルの効果として、男性型脱毛症(AGA)を引き起こす5αリダクターゼを抑制する働きがあります。(過去記事:AGA(男性型脱毛症)対策 5αリダクターゼ・1型と2型について)
▲図の下部分、男性ホルモンの中のテストステロンと、還元酵素5αリダクターゼが合わさることにより、DHT(ジヒドロテストステロン)がつくられ、毛母細胞が攻撃されてしまい、髪の寿命であるヘアサイクルが短くなってしまいます。
▲自然に抜けた毛と毛根部を比べると、AGAによって抜けた毛は毛根部が痩せて細くなっています。
経口薬であるプロペシアでの予防が最も効果的と言われてきましたが、1型、2型の両方を抑制できるキャピキシルも近年注目されてきています。
例えば、市販されている育毛剤の中でも効果的と言われているリアップ。これにはミノキシジルという成分が入っていますが、キャピキシルはミノキシジルの3倍の育毛効果があると言われています。
※これはキャピキシルの生みの親であるLUCAS MEYER COSMETICS社のデータです。あくまで培養された細胞組織の中での実験結果ですので、厳密に人間の頭皮につけた状態で効果を比較したものではありませんが、発毛を促す効果と抜け毛を減らす効果の両方があることは明らかにされています。
実際には、他の5αリダクターゼ抑制効果のある成分との合わせ技で効果を高めていく方法が育毛剤に利用されています。
その他の5αリダクターセ抑制成分
サッカロミセス/亜鉛培養物・・・生きた酵母細胞の中に亜鉛を閉じ込めた天然バイオ成分
メボウキ毛状根培養エキス・・・ハーブの一種であるバジルの毛状根から抽出した天然植物エキス
これらを組み合わせた男性型脱毛症対策としての育毛剤の開発が今も進んでいます。様々な角度から薄毛、抜け毛を予防する方法として期待できそうですね。
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