酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

2020/1/29(水)晴れ

2020年01月29日 22時32分22秒 | 日記
たまに、自宅の最寄り駅が同じだったりする女性がいる。

僕は南阿佐ヶ谷が最寄だけど、それよりJRの方がわかりやすいし、そちらをよく使うので、「阿佐ヶ谷です」と言う事が多い。

そうすると、阿佐ヶ谷駅を使う女子と出会ったりすると、その女子は、

「え、どっち口ですか?どっち口ですか??」と、若干焦り気味で訊いてくる。

それで僕が「あ、南口ですね」と答えると、

女子は安心した様子で「そうなんですかぁ。私は北口なんですよ~」と言う。

また別な阿佐ヶ谷女子は、僕が同じ阿佐ヶ谷だと知るや、かなり焦った様子で

「や、でもわたしは南阿佐ヶ谷なんですよ!」と言う。

僕も南阿佐ヶ谷なので、なんか、申し訳ないなぁ、とは思いつつ、

「あぁ、僕も、南阿佐ヶ谷なんですよねぇ...」と答える。

すると、その女子はさらに焦った様子で、

「え、じゃ、じゃあどっち方面ですか!?荻窪ですか?高円寺ですか??」と訊いてくる。

それで僕が「荻窪方面ですね」と答えると、女子はホッと胸をなでおろして

「わたし高円寺方面なんですよ~」と言う。

阿佐ヶ谷に住む女子に今まで何人か出会ったけど、

みんな、僕と同じ駅という事に焦りを感じ、

どうにかして僕と違うポイントを見つけて安心している様子だった。

本当に、僕自身の変態オーラがそうさせるのかもわからんけど、

自分ではどうにもできないので、最寄り駅をいくつか持つことにしてみた。

南阿佐ヶ谷が最寄だけど、阿佐ヶ谷も使えるし、ちょっと離れるけど荻窪も使える。

そして結構無理すれば井の頭線の駅も使えないこともないので、

最寄り駅の話になったときは、相手の最寄り駅をまず聞いてから、

そこから一番遠い、自分の選択肢駅を答えるようにしている。

日々静かに暮らしているだけなのに、なんでそんな事を気にしなきゃいけないんだろう。

そんな事を考えていたら、自然と足はKATO'Sキッチンに向かっていた。

思えば、ちょっと久々かもしれない。このところ、忙しさにかまけて適当な食事しかとってなかった。

住宅街の中に、ひっそりと佇むアパート。その一室にあるKATO'Sキッチン。

外階段を上がってドアを開ける。

「いらっしゃい」

変わらない。連日でも久々でも、やっぱり変わらない大将の「いらっしゃい」。

靴を脱ぎ、キッチンを抜けて和室へ入ってコタツに入る。

するとすぐにお通しが出てくる。

・マカロニサラダ


マカロニサラダがお通しで出るのか!!これは相当贅沢じゃないか!!

マカロニサラダがお通しで出る店は、かなり良い店という自分データがある。

うん。KATO'Sキッチン良い店だもんね!!

そしていつものように発泡酒を頼んで、マカロニサラダをつまむ。

おススメボードを見ると「ピリ辛納豆奴」というのがあり注文する。



納豆は朝というイメージがあるが、こうやって酒の肴としても楽しめる納豆は偉大だ。

そしてふと、おススメボードの「氷下魚」という文字が目に入った。

「氷下魚」...??なんて読むんだ??

氷の、下の、、魚???・・・あ、ワカサギ??

ワカサギって、氷に穴開けて、釣ったりするもんね。

「あの、大将、ワカサギください!」
「あ、コマイですね。はいよ」



コマイだった。コマイだったよ。聞いたことねえよそんな魚。

そして、すごい美味しかったよコマイ。

この流しね。氷下魚をワカサギって読んじゃう客に対して、

即座に「コマイですね」と返す技術。

それもゼロ秒で返しちゃうと、印象がきつく、間違えたことを強調させてしまうけど、

一瞬「あ」を入れることで、「わかる、そう読んじゃう事ありますよね」という余白を入れてくれてる感じね。

優しい。。優しいよ大将。。

発泡酒を飲み終えて、レモンサワーに切り替えて、コマイを食べる。

もう一品、何か、、という時に、間違いない、「砂肝炒め」。



丁寧に下処理された砂肝は、コリコリというよりもプリプリだ。

2杯目のレモンサワーとともに砂肝を食べる。

美味しい。今日も大満足だ。

「ごちそうさまでした」
「ありがとうございます」

それだけ。余計な言葉はいらない。大将の「ありがとうございます」の感じには

「またお待ちしています」が含まれている。

もちろん僕の「ごちそうさまでした」には「また来ます」が含まれている。

世の中は「言わないと伝わらない。訊かないとわからない」が当たり前。

もちろんそれはすごく大事なこと。

でも、そうじゃない、言葉はいらない。

美味しいも美味しくないも、その時その時を楽しむこと。

それがKATO'Sキッチン。

あれこれ考えすぎて疲れたら、また来よう。
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加藤のWSお願いします企画2回目

2020年01月25日 21時10分05秒 | WSお願いします企画
 加藤のWSお願いします企画第2回、アグネス吉井のお二人によるWS、終了しました。

 ダンサー、役者、ミュージシャン、教員など、10数名の方々にご参加いただきました。

 まずは「アグネス吉井」のコンセプトと、どういう活動をしているかなどの説明。





 この時間、大事だよなぁ、、と聞きながら思う。複雑な動きではないから、いきなりでも出来るっちゃ出来るのだけど、シンプルな動きだからこそ、何をやってるか、何を目的としているかをちゃんと知ることで、探れるし遊べる。遊び方をちゃんと教わる時間、みたいな感じかなぁ。そして単純に、アグネス吉井の動画をみんなで観る、という時間がシュールで面白い。

 その後、部屋の中で、アグネス吉井の基本的な動きの、ちょっとした練習。







 衣装というのも大事で、今回はみんなお揃いのレインコートを着て、実際に外に出て、あちこちでアグネス吉井を体験して、それを動画に撮り、部屋に戻ってきて、それを自分たちで観てみる、という内容。





 単純に人数の多さ、という面白さもあるし、参加者一人一人の、その場その場に対してのアプローチが本当に面白かった。ダンスや芝居の経験に関係なく、みんながアグネス吉井初心者だし、何も気兼ねなく、それぞれのアグネス吉井を楽しんでいる様子がとても面白かった。

 みんなで外を歩きながら、「あそこであれしたら面白いかも!」「ここにこんなのあるんですね」「これ面白いなー」などなど、普段なら素通りしてしまうような道でも、アグよし的面白センサーが、さっそく参加者みんなの中にも生まれている。











 みんな当たり前に街の中を移動し、当たり前に街の中で生きているけど、「当たり前ってなんだろう?」という事を、強く問われるでもなく、気づいたらそういう視点で街を見ている自分がいた。

 今回のWSを受けて、アグネス吉井の面白さはもちろん、アグよし的ダンス、表現にはいろんな可能性があるなーと思った。ものすごく刺激的だった。ご参加してくださったみなさん、そしてアグネス吉井のお二人、本当にありがとうございました!!
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加藤のWSお願いします企画1回目

2020年01月18日 20時04分56秒 | WSお願いします企画
 加藤のWSお願いします企画1回目、酒井直之くんによるWSが終了しました。

 じっくり丁寧なアップからの、短いフレーズの振りをいくつか与えられ、即興の中でそれを使ったり使わなかったり。

 最初の自己紹介の時に酒井くんが言っていた言葉で、「みんなで一緒に考えてみたい」というのが印象的で、まさにそういう場になればいいなと思っていた。「WS」としてしっかりパッケージングされたものを与えられるよりも、まだぼんやりした感覚、形になっていない事を、いろんな人たちで一緒に試せるような事ができればいいなと。だから終わってから清々しく「楽しかったー!!」とならなくても良いとは思っていた。









 でも結果、楽しかったよね。酒井くんの空気感が心地よく、正解なんてないという事を、強調するでもなく、自然と感じさせてくれる。なのであまり余計なことを考えずに、楽に取り組むことができた。別に上手い下手を競う場でもない。講師の酒井くん含め、参加者一人ひとりが、自分のペースで何かしら試すことができたらいいなという感じ。動いてもいいし動かなくてもいい。「今日はこういう気分」でいい。





「探り探りだね」「考えながら踊ってるね」
 これらの言葉はダンスのダメだしなどでしばしばネガティブな意味で使われることが多い。なんかそう言われるたびに悶々とした気持ちになる。そういう事を考えずにまずは飛び込んでみる、という事が大事だし、自分はそういう部分が苦手だとも思う。でもこういう言葉を聞くたびに「探っちゃダメなの?」「考えちゃダメなの?」と言いたくなる自分もいる。「いや、ダメでしょ」と言われればそれまでだが、なんか、「正解」がある中で踊ってるから、そういう言葉が出てくるのでは?と思ったりもして、それは長いこと踊ってると、自分が知らず作ってしまう「正解」かもしれなくて、そんな正解はひとつも正解じゃなくて、そう言った、正解じゃない正解を求めてしまうからどんどんドツボにハマってしまう・・・という事もあるだろうなぁ、と。

 探ること、考えることが悪いとは思わなくて、探り方、考え方、そういうものも、いろんな人のワークを通して、いろいろと感じて体験出来たらいいなと。

 パッケージングされていない、ぼんやりした感覚、形になっていないものの前では、「何も考えず飛び込む」「探る」「考える」がすべて同列になりやすい気がする。とりあえずやってみるしかないしね。

 そんなわけで、WSをするほうも受けるほうも、わりと近いラインでいろんなことが試せたらいいなというつもりで考えているので、いろんな経験の有無によらず、誰でも参加してほしいなと思う。

 今回は初回でしたが、講師の酒井くんのもと、参加者一人一人がそれぞれのペースでいろんなことを試していて、その一つ一つが心にしみました。とても良い時間だったなぁ。参加者のみなさん、酒井くん、本当にありがとうございました。


(写真:栗原千亜紀)

 次回はこちらです。また全然違う内容になると思うので楽しみです。どなたでもウェルカムですので、コメントでもメッセージでも、お気軽にご連絡ください~!!

1/25(土)
講師:アグネス吉井
時間:13:00~15:00
場所:高井戸地域区民センター
参加費:1,000円

アグネス吉井HP
https://aguyoshi.net/

Instagram
https://www.instagram.com/aguyoshi/

Twitter
https://twitter.com/aguyoshi
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2020/1/15(水)雨時々晴れ

2020年01月15日 22時47分19秒 | 日記
美味しい日本酒が...美味しい日本酒が...



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WSのご案内2

2020年01月13日 18時16分22秒 | WSお願いします企画
加藤の「いろんな人にWSをお願いする企画」、今月は17日(金)の酒井直之くんの他に、25日(土)にアグネス吉井のお二人によるWSもあります。

『アグネス吉井』
ダンサー・振付家である白井愛咲さんとKEKEくんによるコンテンポラリーダンスユニット。

僕は以前、白井さんが振付をする作品にダンサーとして出演させていただいたことがあり、その作品がとても面白いと思っているのだが、どのように面白いのか、ということがとても言葉では伝えづらいなぁ、と今でもたまに思い出したりする。その作品にKEKEくんも振付助手として関わっていて、彼の佇まいもまた、絶妙に心地よく、とても心強い存在だった。

ある時、僕の周りのダンス関係者の間で、「なんかあの2人がおかしな事を始めたぞ...」とほんのりと噂になりだした。

「アグネス吉井」というユニット名で、劇場ではなく、いろんな街の中でパフォーマンスを行い、それを映像に撮り、10秒くらいに編集した短い動画をSNSにアップし始めたのだ。

これだけ聞くと、「え、別に何もおかしなことじゃなくない?」と思うだろう。

でも「街の中でダンス」と聞くと、たいていは「カラフルな衣装で可愛いダンス」とか「モノトーンな衣装で、日常の動作を交えつつのカッコいいダンス」などをイメージすると思うけど、

まっっったくそんな感じではなく、最初にその動画を観たときは、

「・・・は?」だった。

寝そべったり、ひっかかったり、引きずったり、ぶら下がったり、を、あれこれするのではなく、寝そべるなら寝そべるだけ。引っかかってるなら引っかかってるだけ、という、「それだけ」の短い動画なのだ。
これを読んだアグネス吉井を知らない人は「・・・は?」となるだろう。そして何となく頭でイメージしてみて、また「・・・は?」となるだろう。そして実際に動画を観てみたら、わりとイメージ通りで「ええ!!」と驚くかもしれない。そしてその後にやっぱり「・・・は?」となると思う。

アグネス吉井の特徴というとたくさんあると思うけど、その一つはやっぱり「動画の短さ」というのがあると思っていて(今後長い動画作品を作ることもあるかもしれないけど)、SNSのタイムラインにふと現れると、なんか見ちゃうよね。短いし。そして毎回「・・・は?」と思い、その動画のシュールさに思わず「ふふ」と笑ってしまう。

そんなある日、またSNSを観ててアグネス吉井の動画が出てきたので、いつものようにそれを観たとき、

「あれ、、もしかして僕、待ってた??」

と驚いた。タイムラインにアグネス吉井の動画が出てくるたびに、無意識に再生ボタンを押していた自分。あれ、、これってもしかして、、知らず知らずのうちにハマってるパターンじゃない??という驚き。でもそういう中毒性は確実にあると思う。

「風景に溶け込む」とも違う気がしていて、とは言え「完全な異質」でもない。不思議な動画。

風景になる、みたいな。

いろんな街でいろんな風景になるアグネス吉井の動画を観ていると、普段生活している風景の観かたというか、感じ方、とらえ方が、少し変わる、、気がする。

だから今回、アグネス吉井のお二人に実際にWSをやっていただき、自分でもアグネス吉井を体験したいなーと思った次第なのです。

とてもシュールで、のんびりと楽しい時間になると思います。ダンサーでも役者でもミュージシャンでも美術家でも教員でも事務員でも警備員でもスーパーの店員でも花屋でも八百屋でも酒屋でも、老若男女どなたでも、どんな経験の有無によらず、これこそ誰でも同じスタートラインから始められるワークだと思うので、どなたでもぜひぜひ、ご参加ください。たくさんのアグネス吉井とか、絶対に面白いですから!!

アグネス吉井のHP
https://aguyoshi.net/

Instagram
https://www.instagram.com/aguyoshi/

Twitter
https://twitter.com/aguyoshi


日にち:1月25日(土)
時 間:13:00~15:00ぐらい
参加費:1,000円
場 所:高井戸地域区民センター




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