彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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6年目の3.11は映画『純愛-JUN AI-』を観ました。

2017-03-13 15:47:23 | 地震
今年の3.11は、ご縁があって繋がった大切なみなさんと『純愛-JUN AI-』という映画を観ることをもって、祈りとしました。

故郷、アイデンティティ、隣人…をぎゅーっと見つめなおすきっかけになった震災。
私の故郷は、福島県境まで徒歩3分の茨城ですが、放射能のこと、補償金のこと、、考えるほどに、
「空にも海にも陸にも線はない」という当たり前のことを、強く思うようになりました。

そして6年。気づけば社会、世界、地球へと、見つめる先が広がっていました。
たとえば、世界の平和あっての私たちの未来、より良い社会の枠組みを実現してこそ守られる故郷、というように。

『純愛』は、世界中のいろんな文化、宗教、考え、思いを持った人たち誰もが、一番深いところで繋がれる映画だと思います。
10年以上も世界で広がり続けている、こんな素晴らしい映画があったことに、本当にびっくりしたし、嬉しかったです。


2月1日に、誘われて行ったアジア国際映画祭で、初めてこの映画を観ました。
私は映画が大好きなので、大好きな分超うるさいのですが、「純愛」には今までにないほどの衝撃を受けました。
12歳で、世界平和のために映画を作る、そのために女優になると決めたという、主演の小林桂子さん。
映画は、芸術は、大げさでなく世界を変えることも、救うことだってできる、と心底思えたし、
魂が震えました。

メッセージ性の強い映画って、なんか固かったり、音楽イマイチだったりするよな〜というあなた!
「純愛」の音楽担当は、ウォン・ウィンツァン氏です★
エンタメとしても本当に素晴らしい完成度で、すでに世界中の映画祭で賞もとっています。
理屈ではなくストーリーで、心のいちばん深いところに訴える映画。
タイトルは、日本では誤解も受けやすいかもしれません。
どうか偏見なしに、是非観てみて下さい。

私は一瞬で、すっかり応援団になっちゃいました。
今の所、いつでもどこでも観れる映画ではないのですが、今後国内各地での上映がまた決まってゆくと思いますので、皆さん是非フォローしておいて下さいね!

『これは戦争映画ではなく、愛の物語。

日中問題を扱う映画ではなく、日本と中国の人々が力を結集した世界の人々への平和のメッセージ。

描かれた人々の生き方は、過去を癒やしつつ、その熱きメッセージは現代、そして未来に向けられている。

1945年夏、長い間続いた戦争が終わった。中国大陸には多くの日本人開拓団(32万人)が移り住んでいた。

彼らの生活、夢は敗戦とともに崩れ去った。逃避行を続ける彼らは中国の山中で生死の縁をさまよっていた。

そこには中国の農民達が暮らしていた。彼らの多くは日本軍によって大切な家族を失っていた。

愛、俊介、山龍(シャンロン)、 そしてその年老いた母、彼らの間に国境を越えた友情、そして、命を懸けた愛が生まれようとしていた。』
(「純愛」HPより)



■純愛公式HP コチラ

■予告編 コチラ


改めて、震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
そして、傷ついた方、まだまだ大変な思いをなさっているたくさんの皆さんへ、お見舞い申し上げます。
自分のできることを着実にしてゆこうと思います。




■製作総指揮・脚本・主演の小林桂子さんと、第一回アジア国際映画祭にて。


■より、このような意識に。Worldshift

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