昨年公開の高倉健さん
主演映画がもうテレビに
ロードムービー
公開時も観たが
あらためて観ると
心に沁みるいい映画だった
俳優もみんなよかった
53歳の妻を病気でを亡くした６０代の
刑務官の男。赴任地の富山から
妻（田中裕子）の遺言で、妻の故郷
長崎の海に、改造した車で
散骨に行く
病気が治ったら改造車で
妻と旅行に行くはずだったが
散骨へ
妻の想い出と、旅で出会う
人達との交流が交錯する作り方
やはり車で旅行中の国語の教師（ビートたけし）は
人生を語るが、実は車上荒らしの常習者で逮捕される
年下の上司（草なぎ剛）とイカ飯を全国を廻り
売り歩く男（佐藤浩一）
その上司は明るく調子がいい
数日をその二人と過ごし
上司（草なぎ）には妻と子供がいるが、その妻が
不倫をしてるらしいが、はっきりさせるのが
恐いので、日本中を廻っていると苦悩を明かす
もうひとりの男（佐藤）は、
散骨のための船を出すため、知っている
漁師をメモにして渡してくれる
妻の故郷の小さいな漁港にある
食堂を営む母（余貴美子）と
娘（綾瀬はるか）と知り合う。
そのメモを見た母親は何かを
感じる。
メモの漁師（大滝秀治）は
食堂の娘と結婚をする孫（三浦貴大）と
船を出してくれ、散骨は無事に終わる
妻の故郷の荒れ果てた写真館に
飾ってあった写真
子供の頃の妻を見つける
男は「ありがとう」と囁く
帰路、食堂の女主人が夫が嵐のときに
船を出し
行方不明になった経緯とともに
娘（綾瀬）と漁師の孫（三浦）が結婚式のために
衣装合わせをした時の写真を男に託す
門司でイカ飯売りのふたりに
再会
男が（佐藤）自分が借金をして、嵐のときに
保険金目当てで行方不明に
なったことを告白
娘（綾瀬）が結婚をすることと
ウェデングドレスを着た写真を見て喜ぶ
人生の悲哀が描かれているが
暗くはない
男は亡き妻の「あなたの時間を生きて
ください」という願いに気づく
元は歌手だった
亡くなった妻が歌っていた
不思議な詞の歌は
宮澤賢治、作詞作曲の「星めぐりの歌」
マチュピチュのような
兵庫県の天空の竹田城址で歌う
シーンは歌もいいが景色もすばらしい
この映画で竹田城址は有名になり、観光客が詰め掛けて
地元は困っていると聞いたこともあるが
地元・朝来市ＨＰを見ると、観光資源としての
活用も考えてるいるのか、雲海情報もあった
このTV放映でまた増えるのかも
あまり手が加えられていないよう
なので
壊されるのではないかと心配
大滝秀治さん最後の映画
良い味を出している
名優だった
健さんは８０代だが
また映画を撮ってほしい
＊ちなみに視聴率は14.4％でわりと
いい数字。
半沢は世界陸上で休止。
行列はフット後藤さんの公開プロポーズで
１７％超えの高視聴率だったが
この映画も健闘
＊竹田城址は平成25年10月1日から
観覧料制に。300円。29年3月末以降は400円
道路、トイレ管理、整備、保全などに使われるそうだ
雲海が見られるのは晩秋～冬にかけて
詳しくは朝来市ＨＰを。