豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

牧草肥育と穀物肥育

2004-02-17 23:00:45 | 動物
2月17日(火)快晴  牧草肥育と穀物肥育

豪州の国土は日本の20倍、人口は7分の1の1900万人、肉牛は2000万頭以上。豪州の牛は牧草だけで育てられ、放牧地で自然に交配し、人間の介助なしに出産します。恵まれた環境で病疫の発生率も低く、飼料を厳重に検査管理、肉骨粉を輸入したり牛に与える事を法律で禁止しています。その肉は脂肪やコレステロールが少なく、鉄分やミネラル、たんぱく質が豊富です。僕はあまり肉は食べませんが、和牛よりOZビーフが美味いと思いますけど。

ブラック・アンガス(黒毛牛):豪州では日本向けの黒毛和牛も飼育しています。日本人は「牧草だけで育った牛は草くさい」と嫌います。このため生後18ヵ月から24ヵ月すると棚で囲まれた「フィールドロット」と呼ばれる肥育場に移され、一定期間穀類配合飼料(大麦、ソルガム、小麦、コーン)を与え、穀類肥育をします。こちらには狂牛病はありません。日本では最上級の牛にはクラシック音楽を聴かせ、ビールを飲ませると聞いて、OZは「だから牛の頭がおかしくなるんだ」と妙に納得していました。「和牛はビーフじゃなくてヘットだよ」とも言われます。
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