幸せについての考察 【桐棺三寸】

桐鳳柳雨が贈る、幸せについての考察。
Googleディレクトリ公認サイトです。

ビリージョエル「ストレンジャー」

2005-01-21 | 価値観の基(もと)
ストレンジャー
ビリー・ジョエル
ソニーミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


「どんな音楽を聴くんですか?」と聞かれた場合、私は、
「バッハから八代亜紀まで」と答えています。

ただし、「最近」の曲はよくわかりません。
以前、カラオケで私が古い歌ばかり歌うので、同席した女の子が「懐かしい歌を歌ってあげるね」と言い、「工藤静香」の歌を歌ってくれました。
10年くらい前の歌なのでしょうか。
…私にはわかりませんでした。
私の言う「最近」とは、そういう意味であることを、まずご承知おき下さい。

要するに、決まったアーティストを聴き込む、というのではなく、ちょっと古い曲を広く浅く聴くということでしょうか。

そんな私がある程度聴き込んだ特定のアーティスト。
いくつかあるのですが、数組挙げるとするならば
「グレープ」「ビートルズ」そしてこの「ビリージョエル」といったところでしょうか。

もしも私が1枚だけしか「アルバム」を持つことが、そして聴くことが許されなかったとしたならば、迷わずこの1枚を選びます。
多感な中学生時分に聴いた、ということもあるのでしょうが、この1枚の全ての曲が全て素晴らしい…。
こんなアルバム、後にも先にもこれ1枚だけ、だと思います。
以来、数年にわたり、ビリージョエルにハマることとなりました。

「英語も解らない日本人がなぜ私の歌を聴くのか…」
真偽の程は定かではありませんが、彼がこう言った、という話を後年聞きました。
そして、その言葉になんとなく不快感を覚え、暫くビリージョエルの曲から離れていた時期がありました。

しかし、もし彼が本当にそう言ったとするのであれば、彼はそれだけ自分の「詩」に自信があり、誇りがあり、そして何より一番世の人々にアピールしたい部分なのではないか…。
今ではそう解釈しています。

このアルバムを聴くと、色気づきだした当時に体に振りまいていた、「シャワーコロン」の香りがよみがえってきます。




「もくじ」へ


コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする