幸せについての考察 【桐棺三寸】

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子どもは親を選べない

2005-01-02 | 日記 Ⅰ

「子どもは親を選んで産まれてくる」という概念があることは知っています。
或いは、単に知識不足だと言われるかもしれない。
しかし、私はあえてこう言いたい。
「 子 ど も は 親 を 選 べ な い 」
と。

もちろん、冒頭のような価値観を持つ方を否定するものではありません。
そしてこれは、もしかしたら「善いか悪いか」「真実か否か」ということではない、個人的な「好き嫌い」という感情からくる考え方かもしれない…。

しかし、虐待されて苦しんでいる、または死んでゆく子どもに対して、
「きみは、その親を選んで産まれてきたんだからね。」
などとは、私には言うことはできない…。

子どもには、「どこの子どもとして産まれてこよう」という選択はできないのだから、少なくともオトナには、産まれてきた子どもが、
「ここに産まれてきて、よかったな」
と、思えるような環境を整えておく責任があるように思います。

「子どもは親を選んで産まれてくる」とは、
「年齢的な意味でのオトナ」に対する「なぐさめ」
だと言ってしまっては、言い過ぎでしょうか。


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コメント (1)
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