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三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

マンモスハンターたちの家

2011年09月18日 07時18分39秒 | Weblog





先日行ってきた網走市の「北方民族博物館」。
時間がなくて、駆け足での見学だったのですが、
ずいぶん、いろんな知見を得られたなぁと思っています。
現生人類というのは、アフリカに出現して
そこから、世界各地に移動していったというのが定説。
肉食の開始が、人類の大脳の発達を進めた、という説もある。
そういう意味で、極地にまで活動範囲を広げていく
「北方民族」というのは、
人類進化の最前線部隊だったと思える。
マンモスハンターという言葉に強く興味を持ちます。
まぁマンモスを本当に求め続けていたのか、
というのには、異説も多いのですが、肉食の対象として
北方世界に存在する大型動物、海生動物も含めて
狩猟採集することを生活の糧としてきた人々、という意味でしょう。
その象徴がマンモスハンティングであった。
先日紹介した「雪の家」も、そうですが、
そうしたかれらは、寒さをどのように克服してきたのか、
どんな住まいをかれらは開発してきたのか、
そういった興味はまことに尽きることなく湧いてきます。

日本の「高断熱高気密住宅」というのは、
伝統的な「木造軸組工法」に対して、それをどのように
暖かい家にできるのか、ということに取り組んだ結果の工法。
そういう意味では、こうした北方民族の住まいとは
その成り立ちの根本が違うようですが、
しかし、その中にはいろいろな知恵が存在するはずだと思います。
そういった知恵を、フィードバックさせるのも
意義が深いのではないだろうか。
そんなことを漠然と考え続けております。
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