抹茶とラズベリーのヴェリーヌ












7月のデザートセミナーでは、『抹茶とラズベリーのヴェリーヌ」を作りました。

「ヴェリーヌ」とは、グラスにはいった冷たいお菓子のこと。フランス語のヴェール(ガラス)とテリーヌが一緒になって作られた言葉だそう。グラスのなかに、何層にもなった、まるでテリーヌのように見えるお菓子のことです。暑い季節には口溶けのよい冷たいお菓子が食べたいもの。グラス入りなら、ゼラチンを使っているお菓子でも持ち帰りも安心!

今回は早く組み立てられるよう、抹茶のスポンジ生地、ラズベリーのジュレ、ヴァニラのムースをそれぞれパートごとに作り、最後に組み立てていく方法で作りました。これなら前の日に半分まで用意し、当日仕上げられて暑くても楽々と作れます。

このヴェリーヌの、グリーン×ホワイト×ローズピンクの色合いにぴったりなペーパーナプキンを見つけたので、今回は仕上げに抹茶でペーパーナプキンと同じパターンをデコレーションして仕上げてみました。型をつくるのはちょっと時間かかりますが、どんな風に仕上がるかワクワクしながら作るのも楽しみのひとつです。

テーブルのフラワーアレンジメントは、涼しげに感じられるよう、空間を活かした力の抜けたデザインに。シンプルにポンポンと、エフォートレスな感じで花を散らし、花そのものが持つ色と形、美しさを楽しみます。

涼しげなガラスの花器に水をはり、そのきらめきや透明感も楽しみます。ラズベリーの色にあわせ、今の季節に最も美しい色とりどりのダリアをダンスしているかのようにリズムをつけてランダムに活けました。それらをつなぐように小さな可愛らしいクレマチスのつるを這わせて。

食器もガラスで涼しげに。ヴェリーヌをいれたグラスは底の色が赤、紫、青、グリーンと様々で、食べ終わったときにまた小さなサプライズがあります。

ラズベリーやダリアの赤と、抹茶やギボシの緑は反対色。またクロスやムースの白とテーブルの黒も反対色。反対色がたくさん存在する強い配色のコーディネイトも、それぞれの色の量をうまくバランスさせれば、コントラストが効いた、スカッと爽やかで、元気な夏の配色になります。

様々な高さの花の間からお互いの顔をのぞきながらおしゃべりするのも楽しいもの。


次回は8月31日(金)、9月1日(土)です。

素敵な夏をお過ごしくださいね。











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