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97年GW初めての一人旅タイ~イタリア その2

2009-03-16 | リョコウ
夜遅くにバンコクを発ち、ローマ到着は3日目の早朝。

飛行機の中で当時まだ珍しかったフルカラーのPDA初代カラーザウルス(巨大)をいじってたら、隣に座ってたイタリア人のマンマ(巨大)が物珍しそうに話しかけてきて、言葉はほとんど通じないのになんだかんだコミュニケーション取ってたら仲良くなり、お勧めのホテルを教えてもらいました。

マンマはテルミニ駅の近くでセレクトショップを営業してるのだそうで、後で伺いますと住所を教えてもらい、空港に迎えに来ていた娘さんと会われた後に手を振って別れ、単身タクシーでテルミニ駅近くのカブール通り沿いにあるお勧めホテルへ。
しかーし、着時間は朝9時過ぎ。
こんな早朝に飛び込みで受け付けてくれる訳もなく、「満室です」と断られて途方に暮れる俺。
とりあえず早朝着の1泊目は出発前に予約しておくべきでした。

重い荷物はテルミニ駅のロッカーに仕舞い、トボトボとカブール通りを市役所方面に向かって歩いて行くと、なにやら騒がしい集団が。
そう、この日は5月1日、イタリアではメーデーのデモ行進がまだまだ盛んなんですねぇ。
コロッセオ広場からヴェネツィア広場にかけて、垂れ幕を手にした人々がダラダラと、ニコニコしながら行進してました。
この関係も有って、で後に知るんですが音楽祭やヴァチカンのミサの関係も重なって、この時期のローマは人でごったがえしているのだそうです。
ホテルもほんまに満室だったみたい。

デモをしている人々からちょっと目をそらすと、そこにはローマ時代の遺跡が。
現代と古代の混じり合ったこの感じ、やっぱりたまらなく良いわ。

とりあえず、その場から近かったのでお気に入りのカンピドーリオ広場でボーっと休もうと上ってみたら、デモ行進から近いせいかここも人がいっぱい。

ローマの街中には名物の噴水と同様に地下水が出っぱなしだったりする水飲み場がそこここにあるんですが、
俺は腹の強さに全く自信が無いのでミネラルウォーターを買って飲みます。
最近でこそ日本でも炭酸入りのミネラルウォーターが認識されてるけど、この頃はペリエくらいしか知られてなかったので、ミーハーな俺はこの日から美味しいとか関係なく炭酸入り派に。

広場から近かったサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会へ。
ここには前回見逃していたミケランジェロのモーセ像が。

ホテルを探すのは後回しにし、とりあえずサンピエトロまで“徒歩”で散歩してみよう。

ガソリンスタンド。
今は日本でもどちらかと言うとこっちの方が主流になりましたね。
当時はセルフのスタンドなんて日本にほとんど無かった気がして写したんだと思います。

パンテオンの周囲は掘り返されて工事中。
いろんなインフラの管があらわになってるけど、下の方ほどいつの時代のものか分からないくらいに、表面が腐れていて時代を感じる。
さらにその下には普段は埋まっている古代の階段やパンテオンの外壁がまだ続いていて、一番下の地面は大理石になってます。
大昔この辺り一帯は大理石の床パネルで覆われていたんでしょうか。

次に向かったナボーナ広場では、頼んでもないのにミサンガを髪に編み付けてきた兄ちゃんからお金をせびられて口喧嘩。
ちなみに俺は大阪弁で応酬していたように覚えていますw
横で俺に加勢してくれてたおっちゃんが、ケーサツ屋さんを呼んで戻ってきたのを見た兄ちゃんは走って逃げてはりました。

このあとサンタンジェロを通ってサンピエトロへゴール。

それからそれから…、残念ながらここから1日半の間は写真が無いんです。
原因は次の記事に書くとして。

記憶が正しければ、この日はサンピエトロからタクシーでテルミニ駅付近に戻り、マンマ紹介のホテルはやっぱり満室だったので、直接一軒一軒まわってホテル探し(この時はテルミニ駅にあるホテルレップの存在を知らなった)、“Hotel Raffaello★★★”に部屋を取ってようやくの休憩。
次の日フィレンツェで泊まる宿をガイドブックで検討付け、電話で予約。

再びカブール通りを下ってコロッセオに向かったらコロッセオの裏でポップス系の野外音楽祭がやってたので、地元っ子に混じって意味もわからず盛り上がってたような。
後で調べて、サン・ジョバンニの無料音楽祭だったと知りました。

気づいたら日が暮れてたので、ホテルに戻り近くのリストランテでローマ料理をワイン一本でガっついてたら意識飛んでしまい、気付いたら次の日の朝でした。
ちゃんとホテルのベッドで、シャワーも浴びた状態w
国内ではよく有るけど、旅先でそれも一人で記憶が飛んだのは後にも先にもこの時だけです。
(;´д⊂)


つーか、ヨーロッパ旅行に行かなくなって10年近く経って最近よく思うんだけど、俺の英語って中学生レベルなのにどうやってこんな旅行が出来たんだろう。
若いって凄いね、今はようやらんわ。



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