スパイダーマン３

ようやく『スパイダーマン３』が公開！
最近はシリーズの間隔が短い映画が多いので、この3年弱は長かった。
いよいよゴブリンJrとの因縁、メリー・ジェーンとの恋の進展か？！
待ちきれない思いを抑えきれず、朝イチの回を観てきました。
★★★★

“なんでも有りなパート３”のルール通り、2時間半の中にこれでもかと言う程の展開が詰め込まれていた。
新たな敵は3体も！
2時間半が長かったかと聞かれたら、もっともっと観たかったと答えたい。
この3年の間に永遠のライバル『スーパーマン リターンズ』の大成功が有ったから、気合の入り方が違う。

アクションの出し惜しみなんて一切無い。
もっと観て見てー！とでも言わんばかりのド派手な展開の連続で、息をする瞬間も忘れる程。
でも、3年前と違うのは、こんなVFXアクションはもう珍しいものじゃ無くなってるんですよね。
そろそろ潮時かな。

期待していた進展も期待以上の展開が有って、続編はもう良いかなという気持ちになってしまった。

ネタバレ
スーパーマンに負けじと星条旗を背に登場するクライマックスのバトル。
ヴェノムの顔や声、動きなんかがアニメと完全に一致していて、かつ実写ぽい存在感。VFX技術の凄さが感じられた。
でもね、なんか妙に全体的に薄っぺらいの。
VFXとかやり過ぎて、余程じゃない限りその動き自体に感動しないという感じ。
もうアニメを観てる感覚に近くなってきた。
同じ内容で2年前にやってたら★5つ付けてたかもしれないけれど。

前半のニュー・ゴブリンとのチェイスが一番見応えあったりして。

という事で、顔出しでパーカーに戦わせたり、ニュー・ゴブリン死なせてみたり、ヴェノムを完全に消し去ってみたり、挙句の果てに婆ちゃんの言葉に従ってサンドマンを許してみたり。
ドラマチックにしようという思惑が見え透いている。

顔出しは丸ごとCG色していたけど、タッグ戦はさすがに新鮮で見応え有った。

なんだかんだ言ってもスパイダーマンはスピード感が命で。
スピード感は今までのシリーズ以上に有ったから、ずっとアドレナリン分泌されっぱなしでしたけどｗ
って、充分楽しんでおいてアクションシーンに文句はあかんか。
※面白かったけど、あえて悪く書いています。

前回も思ったんだけど、サム・ライミ色を出すのは禁じられているのかな？
前回はドック・オクの背中から触手を取り外そうとして、逆に襲われる手術室の場面。
今回は壊れたクレーンでビルが破壊される場面。
どちらもサム・ライミらしい撮り方で良い味出してたんだけど、他の場面では最小限に抑えられてるんですよね。

トビー・マグワイアは格好付けて歩いても、派手に踊ってもトビー・マグワイア （あえてピーター・パーカーとは書かない）。
あのキョトンとした顔では何をしてもサマにならないなぁ。
ピーター・パーカー的には、もう彼しか考えられないはまり役になったけどね。

キルスティン・ダンストはキルスティン・ダンストで、ラストシーンのジャズバーで差し出す腕が毛深くてちょい引いたのは俺だけ？

結局振り返ってみると、ハリーさん宅の執事のおっちゃんがもっと早く気を利かせていればあんな事には…。

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