「シルク」


 堀井憲一郎師が現代日本ウォッチングの定点として重要視しておられる東京ディズニーリゾート。その一角に10月1日オープンしたシルク・ドゥ・ソレイユCirque du Soleil常設劇場で「ZED」見てきました(↑写真は入口。でも東京の人々は以前からシルク・ドゥ・ソレイユ、原宿・新ビッグトップで見られていたんですね。さすが世界の大都)。

 これは凄い!

 感心すると同時にいろんな考えがインスパイアされた、という感じです。

 ちょっとずつ書きましょうね。

 まず名前。
 このスペクタクル集団はカナダのフランス語地域ケベック州で誕生し、現在もかの地に本拠地をもつものですが、日本登場にあたってフランス語名Cirque du Soleilをそのまま日本語で発音転写しただけでなんの「訳」も加えなかったのが正解。Cirqueを「サーカス」と訳してしまったら、あとでどう宣伝したところで日本の人たちは「ああサーカスね。サーカスの大がかりなやつね」という反応しかしなかったでしょう。それだったらこんなにお客は来なかったでしょう。チケット高いのによく入ってます。

 この「シルク・ドゥ・ソレイユ」(本当は「ドゥ」より「デュ」の方が原音に近いんですが、これが公式名なら仕方がありません。フランス語の授業のときに訂正しましょう)は、従来のサーカス概念は超えちゃってます。たぶんこれでれっきとした芸術の一分野に入ったのでしょう(ちなみにこのエントリーでtrotteurさんからいただいたコメントの中にリンクされているページによればサーカスは「第十二芸術」ということになってますね。ほんとですかね?)。

(ちなみにこのブログのエントリーの分類ですけど、複数のカテゴリーにまたがる話題の場合、少しでもアルジェリアにかかわりがあるなら「アルジェリア」に入れることにしています。このエントリーなんか「ゲイジュツ?」でもいいのですけどメイン・キャラクターのZEDを演じるReda Guerinikさんがアルジェリア人なのです)

このエントリーにつづきます)
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