まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

市比野温泉みどり屋

2017-09-05 23:26:26 | 温泉・お風呂屋
鹿児島の続き。

藺牟田池をあとにしてやって来たのは市比野温泉。みどり屋という旅館のお風呂が九州温泉道八十八湯に
入っているのだ。加えて、藺牟田池の載っていたパンフレットにここの写真も大きく載っていたのだが、
古い建物でかなり魅力的。建物見学も兼ねられるのだから、行かない手はない。

ここは以前、川内でバスの時間を間違えたために寄ることができず心残りとなっていた所で、今回リベンジである。

市比野温泉街に入ると、おぉ、なかなかいい感じ。タイルがびっしりと貼られたこんな建物も。
食堂だったのだろうか。


正方形のタイルが貼られたショーケース下。3ヶ所、笹の葉型のタイルで埋められた部分は、もともと
広告でも入れていたのかな?




さてここが目的の割烹旅館みどり屋。ぱっと見そんなに古そうにも見えないが・・・頭上に掲げられた
木の看板の右から左に書かれた文字が時代を物語る。


ドアをガラリと開けると、、、うわぁ!レトロ!
目の前に階段がど~んと。玄関に向かって床の間(?)があったりして何だか遊郭建築っぽくもあるが
それよりは開放的で明るい感じかな。割烹旅館だからやはりちょっと派手なインテリアなのだろうか。


大きな時計がインパクトあるなぁ!奥にも階段が見えているし、これは楽しそうだなぁ~


みどり屋は道路側から見ると2階建だが実は3階建で、浴室は階段を下りたB1にあった。
お風呂もレトロ!玉石タイル貼りの丸くかわいい浴槽に、とろとろでぬるめのお湯がなみなみと溢れている。
爽やかな温泉を独り占めして、リラ~っクス!


横長の滑り出し窓から覗くとそこは川で、岩の間から流れ落ちる滝が見えた。


心ゆくまで極上温泉を楽しんだあと、ちょっと館内を見せてほしいと言ったら快諾頂き、ひとりでウロウロ。




2階にはお座敷があった。そんなに大きくない建物だが階段があちこちにあってちょっとした迷路宿(笑)。




さてみどり屋を出て温泉街をうろつく。みどり屋の裏手は城後川が流れるが、この場所では岩盤が露出して
滝となっている。落差は4~5m、ちょっとした渓谷のような表情を見せる。何でここだけ!?




市比野温泉は源泉数も多く狭いエリアに結構な数の温泉旅館が集まっていたようだが、やはり廃業して
しまった古い旅館がぽつぽつあるのは、他の温泉地でもよく見る光景。
この市比野荘もひと気はなくかなり前に廃業されたようだ。。。


川の上手へ向かって歩くと、アーチの石橋発見!


アーチがよく見えるところはないかと草むらに入るとくっつき虫が、、、(苦笑)

この橋は上之湯橋で、ネットで調べたところ1905(明治38)年の架橋らしい。

昭和時代に設置されたと見える欄干にはこんなモチーフがついていた。ホッケー?何か関係あるのかなぁ??

後で調べてみたら、市比野温泉がある樋脇(ひわき)町はホッケーが盛んで、「温泉とホッケーの町」という
キャッチフレーズらしい。へぇ~~

続く

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