まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

鹿児島湯旅 白木川内温泉と川内高城温泉

2017-06-15 23:34:06 | 温泉・お風呂屋
鹿児島の続き。

さて全く止む気配のない雨の中をさらに山奥へ。。。次に向かったのは白木川内温泉。対向車が来ないことを
祈りつつ細い山道を上る。。


やっと到着した白木川内温泉は、「山荘」と「旭屋旅館」という2軒の宿泊施設が浴場を共用しているらしく
「山荘」の方に立ち寄りでと声をかけたら、どうぞ~と。




案内されたのは古いコンクリート造の建物で、男女別になったお風呂。戸が開けっ放しになっているところを
見ると今は誰も入っていないようだな。


陰気な感じの脱衣所と浴室。薄暗いのは落ち着くから好きなのだが、狭くて薄暗いと何だか怖い。。。
閉所恐怖症のせいかな・・・


・・・しかし、この温泉もまたすごかった。何がって、浴槽が天然の岩盤なのだ!!
壁から底にかけて大きな岩の塊でできていて、コンクリートでお湯をせき止めるように擁壁が作られている。
そしてさっきの湯川内温泉に負けるとも劣らないこの透明度!お湯はアルカリ性の硫黄泉で泉質も似ている。


まるで川の淵に浸かっているようで、やっぱりちょっと怖い。。。何の怖さかと聞かれてもよく分からない
のだが、大自然に対する畏怖というか、、、海の深さを想像したときに感じる怖さと似ているかも知れない。


耳を澄まして誰もいないことを確認してから、壁の小窓をそっと開けてみたら・・・男湯はさらにワイルド!
コップが置いてあるところを見るとのめるのか!?

つるつるすべすべした極上のお湯をひとりで堪能した。


ここにはもう1つの源泉があって、同じ建物の端に「二号泉」の浴場があった。もちろんそちらも入る。




階段を数段下りた下に浴槽があった。こちらはさっきより小さいが、天然感はこちらが上。


壁の1面が全面岩盤であるのに加え浴槽の底も完全な一枚岩だ。うぉ~~!


壁の岩盤は人工的に切り開いたのか、荒々しい質感の断面が垂直に切り立っている。
うっかりもたれたら怪我をしそうだ(苦笑)


スタンプを押させてもらいながら、こんな山奥で温泉施設を維持していくのにたった150円で
いいのかな・・・と心配になる。長期滞在のお客など大勢泊まっているのかなぁ。

知る人ぞ知る山奥の名湯であってほしいが、経営が立ち行かなくなれば打ち捨てられてしまうわけだから、
そこそこ繁盛して欲しい・・・という複雑な思いを胸に、白木川内温泉を後にした。

帰り道に立ち寄った西出水駅。戦後のこういう駅舎も少なくなってきている。


川内へ向かって海沿いを走る頃、ようやく雨が上がり青空も顔を出してきた。しかし降りに降った雨のせいで
海の色は濁っているなぁ。


川内高城温泉へ寄り道。前回は車じゃなかったのでタクシーを呼んで苦労してたどり着いたが、
車があればスイスイ~~っと、楽々来れるなぁ!


前回はせっかく来たのにスタンプをもらわなかったので、今回はスタンプのありかを事前にチェックし
おっちゃんに声をかけて確実にゲット!


共同湯は前回は熱すぎてほとんど浸かることができなかったが、今回はそろそろと入ることができた。
最近熱いお湯に体が慣れてきたのか!?あいかわらずつるつるで気持ちいお湯だった。


川内でレンタカーを返し空港行きのバスに乗るのだが、実はもう一つもくろんでいることがあった。
この空港バス路線は途中市比野温泉や藺牟田温泉を通る。一本早いバスに乗り、どちらかの温泉で途中下車して
1時間遊んでから次のバスで空港へ向かう、と。旅の最後に温泉で汗を流し、あとは寝るだけ。なんて
いい旅の〆だろう!(笑)
しかし、土地勘がないので現地のバス停と共同浴場の場所が近いのかどうかよくわからない。。。
バスの時間までもう少しあるので駅の2階にある観光案内所で聞いてみることに。資料などを見たりもして、
そろそろバスの時間なので下りてバス停へ行ってみると・・・あっ!?
時間を勘違いしていて空港行きのバスはもう行ってしまっていた。。。ショック(涙)

無駄に1時間つぶしたあと次のバスですごすごと空港へ向かったのであった・・・ちょっと締まらないフィナーレ(苦笑)

終わり。

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