まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

京都のまちなかタイル見て歩き

2017-08-23 00:17:04 | ディテール
京都の続き。

本野邸に行った後は、遠目で見えていた立命館大学の校舎の壁のタイルを見に、近寄ってみる(笑)。
ニュアンスのある窯変の布目タイルで、ちょっと古そうなものと、復刻したようなものとがあった。
これは復刻の方だが、均一な感じでなく手仕事っぽさがよく出ていてなかなかレベルが高い。


これは古いと思われる方。めちゃくちゃ古くはないだろうが、目地の太さを見ても今の時代とは違うと思う。


隣り合わせに並ぶとやはり古い方が味わい深いな~


古い米屋の建物をリノベーションした綾騎殿というお店でランチをしたあと、また少し歩く。
定型の小口タイルや二丁掛タイルでもほんとにいろんな色、質感のものが見られ、通りの数だけタイルがあるな!
こちらは佐々木酒造の店先の二丁掛タイル。


場所によって明るい色と暗めの色の布目タイルがあった。左側のはまた布目じゃないタイル。
部分的に改修した時代によって違っているのだろうか。


四半貼りの犬走り。タイルか、敷き瓦かと思ったが、おそらくスレートだった。


小口タイルのニュアンスシリーズ。






どれもいい色!!


うわ~っ、ここのタイルはすごいな!北出工芸というお店の店先。


袖壁の下部はこんなランダムな縞のタイル。縦溝入りの二丁掛タイルは似たような感じのがあるが、
正方形のものでこういうのは珍しいな。




その上に貼られているのがこれまた何とも言えず素敵だなぁ!!布目を入れたボーダータイルにたっぷり
掛けられているのはなまこ釉だろうか、赤茶色から青っぽい色まで、一枚一枚が同じタイルとは思えない
ほどの色の幅がある。




そして一番レアなのがこれじゃない!?正方形の水色の布目タイルをびっしりと四半貼りされた犬走り!!
普通この大きさの布目タイルは薄いと思うので壁用ではないか?外部の床にみっしり貼らないだろう。
しかもこんな薄い水色。そして一色のみ。そして四半貼り。すべてが珍しい。おもしろいなぁ~~
超個人的趣味による特注タイルだったのだろうな!水をイメージしたのだろうか。


部分的に補修された部分は茶色の布目タイルが使われていて虫食いのように目立ってしまっていたのは残念。


こちらはまた目がおかしくなりそうなぐらい鮮やかなグリーンのタイル。
お地蔵さんの祠とめちゃくちゃミスマッチで面白い(笑)


こないだ書いた雪の宿タイルの緑色の上を行く毒々しさ(爆)
昭和50年代ぐらいの雰囲気だろうか。


民家の門からちょっと中に目をやると、アプローチにこんなタイルが。
これも布目の入ったタイルを市松状に並べてある。


分かりにくいが中央のタイルは印刻の花模様が入っている。


門の外にも布目タイルがポイント的に貼られていた。割れてしまったものを活用したのか、わざと
四つに割って貼ったのか。。。

でもこういう家には内部にもたくさんタイルがありそうだなぁ~~~

続く

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