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まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

南海高野線の駅をめぐる ~その1

2009-12-16 00:30:58 | 鉄道風景
南海高野線の駅を巡ろうという計画、思えば「下見」をしてからもう2年以上経っている。
橋本以南全駅下車の完璧プランを立ててずっと持ち歩いていたのを、や~っと実行に移した。

気合いを入れて朝8時に出発!移動順序をしっかり頭に入れておかねば・・・と。
あれ?このプラン、天空を使うんだっけ。天空って、全席指定の観光列車じゃなかったっけ??
うわ、ヤバい。プランを練り直さねば!!しかし・・・これが勘違いだったのだ。
結局、変更したプランで行くと特にゆっくり見たい駅で時間がなかったり、帰り時間が
遅くなってしまうために1駅だけは通過待ち時間に見るだけになってしまった。。。
まぁしかし、予定外のみちくさができたりしたのでよしとしよう。

開通当初に建てられ今も現役の木造駅舎は、一見どれもよく似ているが、そのロケーションの
違いや長年の時を経た古び方と手入れのされ方など、それぞれに個性的でいずれも実に
魅力的で、用事がなくても佇みたくなる駅々である。

まずは橋本から2つ目の学文路(かむろ)駅に降り立つ。
南海高野線の橋本以南は関西屈指の山岳路線であるが、ここはまだ紀ノ川沿いの平地。
周辺は住宅地もあり通勤通学客も比較的多いと思われる。


目の前の道路には車が走り抜けていく。
駅舎へ上がる階段は道路に対して斜めについていて、逆光を浴びた三角破風を下から仰ぎ見れば
小さな駅舎も威風堂々とした姿に見える。


待合所のベンチにはかわいい座布団と傘が置かれていて、人の温かさを感じられる。


コスモスが線路を向いて咲いていた。
カーブの向こうからやってくる電車にまた乗って、次の駅へ向かおう。


お隣の九度山駅へ。


この駅の橋本側は保線基地になっていて、保線車両や資材などがいろいろ置いてある。
線路が入り組んでいるのも楽しい。


構内踏切を渡って駅舎へ。この駅はハイキングコースの始点なのだろうか、山歩きの格好を
した人が数人待ち合わせをしているようだった。
駅から坂道を少し下っていくと、見慣れた風景。よく川遊びをしに行く途中に通る道だ。


駅の高野山側には、ホームから手が届きそうなところに古い煉瓦積みの橋台を持つ跨線橋がある。
これをくぐるとこの先は勾配がぐっときつくなる。車輪をきしませながら上っていく電車を見送って、
私は一旦来た道を戻る。


学文路の一つ手前の紀伊清水駅へ。
ホームに降り立つと、ホーム上屋を支える木の支柱の取替え工事中。
老朽化した柱を更新するのも、味気ない金属の規格部材を使ったものでなく、ちゃんと
木で作っているのがうれしい。木はまた年月が経てば味わい深く古びていく。


この駅は学文路や九度山に比べて大きい。外観は学校みたいだ。
駅前は広くなっていて、道路との高低差はほとんどない。


この駅の構内踏切の脇には藤棚がある。横には池もある。水はなかったが(笑)。


そしてこの藤棚の下の遮断機がミョーなところにあるのだ。
普通踏切の遮断機は線路と平行にバーがあると思うのだが・・・ここのは一歩手前に線路に対して
垂直方向についている。まるで藤棚の下に入るのを制止しているかのようだ。
毛虫が落ちてくるからか・・・?(笑)


続く。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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九度山駅 (マユ35)
2009-12-18 06:50:05
保線基地になっているところは、かつては貨物の扱いをしていたところですね。
この時期なら、柿やミカンを大阪方面に出荷するので賑ったようです。
発駅は九度山・学文路で、着駅は汐見橋・木津川・天王寺です。
返信する
マユ35さん、 (ぷにょ)
2009-12-24 00:43:02
ははぁ、柿やミカンの出荷ですか。
今の汐見橋線と昔は直通していたのですよね。
木津川や汐見橋から船に積みかえて他地方へも出荷していた
のでしょうね。
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