まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

雪の鹿児島 弥次ヶ湯温泉へ

2017-03-07 22:08:20 | 温泉・お風呂屋
鹿児島の続き。

谷山駅からJRの列車に乗り桜島を遠くに見ながら南へ。普通列車だが黄色の「快速なのはな」の車両だった。
新しい車両はシートが快適なのはよいが、紫外線や赤外線をカットするためだろう、窓にフィルムが
貼られているので、車窓風景が変色してしまうのが困る。

喜入で途中下車して30分ほど喜入のまちを歩いてみよう。
駅前で見つけた民家の欄間。いろんなパターンの欄間がずらりと並んでいる。欄間職人の家だろうか?


喜入って結構有名というか名前は前から知っていたし大きなまちかと思っていたが、
駅前は住宅しかなく、観光スポットも良さげなお店もない。歩いて行くと、小学校の付近に武家屋敷の
ような立派な門構えの住宅が幾つか並んでいた。でも特に観光化して売り出しているわけでもなさそう。

すごい逆光(苦)



駅へ戻り、枕崎行きの普通列車でさらに先へ。


指宿へ着く前に行きたい温泉があるので二月田で下車。目的の弥次ヶ湯温泉は指宿と二月田のちょうど間
ぐらいにあり、ここから20分くらい歩かねばならない。


天気予報では大寒波がやって来て九州でも雪が降る可能性があると言っていたが、今までのところ
全くそんな気配はない。しかしちょっと曇ってきたのはその兆候だろうか?


知らない土地で目指す場所を探しながら歩く道はやたら長く感じるものだ。
・・・って、寄り道しているだけか(笑)


あぁ、ここだ。ようやく見つけたときはほっとした。どうしても、ほんとにやってるんだろうかという
一抹の不安もあり、着くまではドキドキしながらちょっと心細くもある。


うわぁ・・・渋い!ここに入れるんだな!テンション急上昇(笑)


こんな古民家のお茶の間で気さくなおばちゃんが受付してくれる。
温泉は源泉50%の大黒湯と源泉100%の弥次ヶ湯の2ヶ所あり、薄い方から慣らした方がいい
とのことだったが、弥次ヶ湯の方から入った。


弥次ヶ湯は別棟の方。ほんとに素朴・・・薄い緑色に濁ったお湯は熱いのでなかなか入れず
かぶり湯で・・・湯船のまわりに寝転がるための木の枕が置いてある。ほぼ岩盤浴だな。


大黒湯は主屋の方にある。入口がちょっと洋風な感じ。


こちらは常連さんの荷物がおいてあったりして銭湯なみに生活臭のある空間。
加水してある分温度も下がり弥次ヶ湯より入りやすいから日常使いにはいいのだろう。
壁も割と近年やりかえられたと見えるが、洗い出し仕上げのような感じで数年もすればまたいい色に
変わってくるだろう。


温泉から上がった後、おばちゃんと少し話したら、ここの2階の座敷で休憩できるという。
階段の手すりが洋風なのが気になっていたので、喜んで上がる。


階段の手すりだけでなく2階の廊下の欄干もこんな感じ。おしゃれで目を引いたことだろうな!


2階には誰もおらず明るく見晴らしがよく快適。温泉に入って少々疲れたので座布団を枕にしばし
ゴロっとしたら・・・うとうとと15分くらい寝てしまった(笑)
ゆっくりさせてもらってありがとう~~~


ここの建物自体相当古いようだ。裏手には泊まれる部屋もあるらしい。
貴重な建物と貴重な温泉。いつまでも続けてほしいなぁ~


続く
コメント (2)
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