『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

2010-09-30 20:47:20 | 映画

『Dancer in the Dark』(2000)デンマーク
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ビューク、カトリーヌ・ドヌーヴ、デヴィッド・モース、ピーター・ストーメア、ジャン=マルク・バール

60年代のアメリカ。セルマは女手ひとつで息子のジーンを育てながら工場で働いていた。
彼女は遺伝性の病のため視力が失われつつあり、手術を受けない限り同じ運命を辿ってしまうジーンのために、内職もしてジーンの手術費用を貯えていた。
ところが、視力が低下し仕事にもミスがではじめ、ある日工場を解雇されてしまう。
おまけに貯めていたお金を信頼していた警察官ビルに盗まれてしまう。
ビルにお金を返すように迫り、もみ合っているうちに拳銃でビルが死んでしまう…。

これは衝撃的な映画だった。最後が特にね。
昔の大映ドラマのような、これでもかっていうほど不幸が襲いかかってくる。赤いシリーズのようだわ。みんなわからないでしょうね。
ちょっと何とも言い難い映画。ミュージカルなんだよね。ビュークの妙に幼く見えるところがなんか切ないっていうか。
ほんとこの雰囲気が ラース・フォン・トリアー監督って女優の雰囲気を掴むのがお上手なのね。
『奇跡の海』も変わった話だけどエミリー・ワトソンにあってたよね、あの役。
『ドッグヴィル』不思議な世界。一度見ればいっかな的な。だからですか『マンダレイ』には手が出ない…


『ジャッキー・ブラウン』

2010-09-29 21:36:58 | 映画
『Jackie Brown』(1997)米
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:パム・グリア、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・フォスター、ロバート・デ・ニーロ、ブリジット・フォンダ、マイケル・キートン

メキシコの航空会社でCAをするジャッキー・ブラウン。彼女は生活のため武器密売人オデールの金をメキシコから米国へ持ちこむ運び屋をしていた。
ところがオデールの逮捕を目的とするFBIがジャッキーに協力させようと彼女を逮捕する。
オデールが口封じのために自分を殺そうとしていると知ったジャッキーは、密売人たちやFBIをあざむいて取引させ金を奪おうと計画する…。

タランティーノ作品いろいろあれどー、これ好きなほうだな。
パム・グリア扮するジャッキー・ブラウン。安月給のCAがたくましく生きてるって感じ。
日本を含めほんの一握りの国よね、CAがもてはやされてるの。
音楽がなんせ好き Bobby Womack “Across 110th Street”いいよねぇ。
確か他の映画でも使われてませんでしたっけ? デンゼル・ワシントン出てる『アメリカン・ギャングスター』じゃなかったかしら。
渋さがますだろーこの曲使うと。やってくれますオタクなタランティーノ。

『ロッキー・ホラー・ショー』

2010-09-28 15:46:34 | 映画
『The Rocky Horror Picture Show』(1975)英
監督:ジム・シャーマン
出演:ティム・カリー、バリー・ボストウィック、スーザン・サランドン、リチャード・オブライエン、ミートローフ

ブラッドと婚約者のジャネットは、恩師スコット博士に婚約の報告に行く途中、雨の中車がパンクしてしまい古城に電話を借りに行く。
出迎えたのは怪しい執事。城主のフランクン博士は人造人間のロッキー・ホラーを披露する。そして二人は結婚。
ところが、ジャネットはロッキーの肉体美に夢中になってしまう・・・。

笑っちゃいます。コリン星のユウコリンならぬ、トランス セクシャル星からやってきた宇宙人なの。ド変態~
しかもミュージカル  終盤はどの足も網タイツ。おもしろいーーー。
フランクン博士のティム・カリーって『ホーム・アローン2』で間抜けなホテルマンやったよね。
スーザン・サランドンもモデルあがりって感じで、まだかわいい。
ミートローフはあのミートローフをただ若くしたそのままの彼が出演してます。
以前、この映画のキャラ、コロンビアとマジェンダに扮した二人が映画紹介してなかった? そんな番組なかったっけ。
もう記憶がまるであやふや・・・。
こんな古城に迷い込んだら寝ないでパーティ楽しめる

『抱擁のかけら』

2010-09-27 16:19:38 | 映画

『LOS ABRAZOS ROTOS』(2009)スペイン
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルーベン・オチャンディアーノ

失明した脚本家ハリー・ケインのところに、怪しい若者ライ・Xが自分の監督作の脚本を依頼してくる。
これを機に過去と向き合うことになるハリー。彼は失明する以前マテオ・ブランコという新進映画監督として活躍していた。
マテオはオーディションにやってきた美しい女性レナを一目見て恋に落ちる。
しかし、レナは実業家エルネストの愛人だった。
レナが主役に抜擢され、エルネストは映画への出資を申し出る。だが、年の離れたレナへの執着から息子Jr.にレナの監視役をさせる。
エルネストは、嫉妬からブランコとレナの関係を疑う・・・。

アルモドバル~だけど、意外とこれは妙なスパイスが効いていない(?)。慣れちゃったのかしら。でもおもしろかった。
ついつい奇人変人が一人や二人出てくるとか、ちょっと思いつかないようなおもしろ関係があったりとか期待しちゃう。
マテオ・ブランコが何故ハリー・ケインを名乗り、失明してしまったか。その過去の物語。
エルネスト爺さんがしつこいのよ~。美しいレナさん、思わず吐いちゃう、おえーっ
新進気鋭の監督と美しい女優との恋 爺さんの嫉妬の炎は燃え上がるのよ~
最後まで楽しめたな。
そういえば、ペネロペご懐妊おめでと~美しい母ねぇ。


『トリコロール/赤の愛』

2010-09-26 23:17:02 | 映画
『TROIS COULEURS: ROUGE』(1994)仏・ポーランド
監督:クシシュトフ・キエシロフスキ
出演:イレーヌ・ジャコブ、ジャン=ルイ・トランティニアン、フレデリック・フェデール

モデルをしているヴァランティーヌ。離ればなれの恋人とは電話が唯一二人を結んでいるものだった。
ある夜、犬を轢いてしまい初老の男ジョゼフと出逢う。
彼は、引退した判事で今は他人の電話を盗聴したいた。
ジョゼフが盗聴していると知ったヴァランティーヌはやめてほしいと懇願する。
そんなヴァランティーヌに少しずつ心を開き始めるジョゼフ。ヴァランティーヌは自分が出演するファッション・ショーにジョゼフを招待する。
そしてショーの後、ジョゼフから彼の過去について聞かされる…。

『トリコロール』の中では、これが一番おもしろかったかなぁ。まぁしいて言うならだけど。
イレーヌ・ジャコブも今一つぱっとしなかったもんね。この後もなんか出演作印象にない。
ジャン=ルイ・トランティニアンといえば、『男と女』。バダバダ ダ ダダダダ…