ただの考察好き

ただ考えるの好きです

空白(因果応報)

2023-07-01 23:18:21 | 日記
ジャニーズで過去に起こった性被害疑惑の報道が目についた。事務所所属の、親から預かった男子たちを次々に性的な意味で食い物にしていたとの事。

その当人は聖人のような顔で旅立った事らしい。しかし、強権を誇った人間であっても、死後まで好きに操れはしない。
例え自分は、自分のした事から。強権や恐怖などでどうにか死ぬまで責を問われず逃げられても。

こうして子や孫たちが。あるいは故人の親戚、友人などが。

公然と暴露された悪行の因果、その連鎖に巻き込まされ、恥をかかされる事になる。

結果。この問題が終息する日が来る頃には。
ジャニーズは存在を、誰もが負の記憶と共に思い出すから、自然と記憶の底に沈めていくだろう。
結果、昭和、平成と強い影響を誇ったジャニーズ事務所という存在は。日本人の記憶から薄くなり。

それは大きな空白となる。

少年隊、嵐、SMAPなどはTVで延々と語り継がれるだろうが。ジャニーズ事務所の紹介はテロップだけで終わるだろう。

人は、調子の乗れるだけの強権を持っても、それを悪事の為に行使したら、こうして台無しになるのだろう。

逆に言えば。親というものは。
ずっと調子に乗れる程、強権もないほうが。
子供たちが楽に生きられるかも知れないということ。

死後。
自分の子や孫が私たち親の事を笑顔で語れる程度には。

私は良い人間のまま死にたい。そのほうが子供も楽だからだ。

私のように。
怨念と恨みと慕情が混在して分離できない状態は。
凄く辛い。

単純に笑って。笑顔で。私たちを。
「普通の親父だったよ」と子供が笑って孫に語ってくれれば。
それだけで良い。

欲張り過ぎて。
思い出すのも苦痛と我が子に思われるような親になりたくない。