~とりあえず、狙え~
「とにかく出撃! 『4人の戦い』。場所は――」
「……ア、アーレム?」
「所詮使い回しか……!」
「か、開発の関係だよ! 流用は基本だよ!」
「突撃」
「はい?」
「突撃! またもアーレムなど冗談じゃない! 見慣れすぎだわ! 作業ゲーじゃないんだよ!!」
「や、作業」
「くたばれ!!」
「敵だよね!?」
「……敵は各兵種。各個撃破ね」
「Sランクは3ターンか」
「まずは、イムカで敵戦車を撃破」
「背面だから楽勝だね」
「厄介なのは櫓にいる対戦車兵ね」
「そうだね……スナイパーもいないし」
「なら」
「だからって戦車で大砲ぶち込むかなフツー!?」
「一番効率がいいもの」
「えっと、サイロの近くにいる偵察兵でも倒そうかな……」
「あ、そっちはクルトで乱射しとけばいいわよ」
「何その凶悪犯的な行動は!?」
「そして、橋側は戦車で轢いとけばOKね」
「せめて土嚢壊して立ち上がらせるとか言おうよ!」
「紛らわしい」
「どっちがー!!」
「さ、これで3ターン。Sランクよ」
「やっぱり戦車は使わないとダメだね」
「そうね。轢きずり回さないとね」
「だからそう凶悪な思想はやめてー!!」
「さて第二章。『72時間の戦い』ね」
「3日間で拠点取り戻せってムチャ言うよね」
「ここは人海戦術。5名追加よ」
「だね。まずは……」
「Noの呼称なぞ不要。使えるかは戦闘後判断する」
「なんでそんなに上から目線なの!?」
「だって名前わかんないし」
「だからって」
「勝てば官軍よ。まずは、本拠地が出てきたからそこで戦闘準備よ」
「う、うん」
「とりあえず、調達屋とやらで装備を整え」
「うんうん」
「訓練所でレベルを上げて」
「だね」
「宿舎で戦車名を変更」
「やよいちょん号だね」
「………………」
「だよね!」
「……そうね」
「なにその不満そうな顔は!?」
「いえ、このまま宇宙まで救うわよ」
「何かくーちゃんが言うと引っかかるんだよね」
「シャイニング痛戦車のステッカーを貼ったゆーかに言われたくないわ」
「あれは性能上仕方なく」
「さて次の戦いは」
「聞いてったらー!!」
「『装甲車予行演習』」
「あれ? ストーリーじゃないの?」
「裸一貫で突撃するほど今回は甘くないわよ」
「じゃ、さっそくレベル上げと資金集めだね」
「そうね。敵から根こそぎ貪ってきますか」
「……いやだから」
「装甲車を敵拠点まで移動させるミッション。3ターン」
「えっと、今回は味方を運ぶキャリーを使うんだね」
「ゆーか、自爆テ○って知ってる?」
「検閲! 検閲!!」
「……味方乗り込ませて占拠してしまえばいいのよ」
「と、とりあえずキャリーしようか」
「轢いてますけど?」
「あれ? 途中でも回収できるじゃないの!?」
「世の中タイミングよね」
「な、なんとか占拠完了!」
「やっぱり残存兵取りこぼすのは性に合わないわね」
「論点そこ!?」
「『補給路を断て』」
「そのまんまだね」
「む、敵エースが居るわよ」
「索敵のナカーテさんだね」
「間違えた。鹵獲武器があるわよ」
「言い直す必要ないから!」
「ん、ここは9人出撃可能ね」
「やった。ようやくみんなの出番だね」
「エイリアスとかリコリスとか」
「出さなくてもいいから!」
「名も無きキャラなんてさぁ……」
「皮肉はいいから! さ、みんなで占拠するよ!」
「さて、川沿いを北上するよりは別ルートからの進撃のほうが効率がいいわね」
「だとすると、まずは敵戦車の破壊だね」
「それはイムカに任せて、と」
「迂回ルートは敵がいなかったから楽だったね」
「じゃ、そのまま占拠者は待機、と」
「あとは敵エースだね」
「他の雑魚は戦車に向かって自ら死んでくれるんだから楽よね」
「だからってなナカーテさんの脳天に大砲をぶち込むのもどうかと思うよ……」
「あれは事故よ。てっきり機銃だと思ったもの」
「頭を狙ったのは否定しないんだ……」
「さ、そして占拠完了! このまま稼ぐわよ!」
「は、話進めようよ……」
まとめ
「狙うは大物のア・タ・マ」
「リアルだと惨劇もいいとこだ……」
第四話へ
「とにかく出撃! 『4人の戦い』。場所は――」
「……ア、アーレム?」
「所詮使い回しか……!」
「か、開発の関係だよ! 流用は基本だよ!」
「突撃」
「はい?」
「突撃! またもアーレムなど冗談じゃない! 見慣れすぎだわ! 作業ゲーじゃないんだよ!!」
「や、作業」
「くたばれ!!」
「敵だよね!?」
「……敵は各兵種。各個撃破ね」
「Sランクは3ターンか」
「まずは、イムカで敵戦車を撃破」
「背面だから楽勝だね」
「厄介なのは櫓にいる対戦車兵ね」
「そうだね……スナイパーもいないし」
「なら」
「だからって戦車で大砲ぶち込むかなフツー!?」
「一番効率がいいもの」
「えっと、サイロの近くにいる偵察兵でも倒そうかな……」
「あ、そっちはクルトで乱射しとけばいいわよ」
「何その凶悪犯的な行動は!?」
「そして、橋側は戦車で轢いとけばOKね」
「せめて土嚢壊して立ち上がらせるとか言おうよ!」
「紛らわしい」
「どっちがー!!」
「さ、これで3ターン。Sランクよ」
「やっぱり戦車は使わないとダメだね」
「そうね。轢きずり回さないとね」
「だからそう凶悪な思想はやめてー!!」
「さて第二章。『72時間の戦い』ね」
「3日間で拠点取り戻せってムチャ言うよね」
「ここは人海戦術。5名追加よ」
「だね。まずは……」
「Noの呼称なぞ不要。使えるかは戦闘後判断する」
「なんでそんなに上から目線なの!?」
「だって名前わかんないし」
「だからって」
「勝てば官軍よ。まずは、本拠地が出てきたからそこで戦闘準備よ」
「う、うん」
「とりあえず、調達屋とやらで装備を整え」
「うんうん」
「訓練所でレベルを上げて」
「だね」
「宿舎で戦車名を変更」
「やよいちょん号だね」
「………………」
「だよね!」
「……そうね」
「なにその不満そうな顔は!?」
「いえ、このまま宇宙まで救うわよ」
「何かくーちゃんが言うと引っかかるんだよね」
「シャイニング痛戦車のステッカーを貼ったゆーかに言われたくないわ」
「あれは性能上仕方なく」
「さて次の戦いは」
「聞いてったらー!!」
「『装甲車予行演習』」
「あれ? ストーリーじゃないの?」
「裸一貫で突撃するほど今回は甘くないわよ」
「じゃ、さっそくレベル上げと資金集めだね」
「そうね。敵から根こそぎ貪ってきますか」
「……いやだから」
「装甲車を敵拠点まで移動させるミッション。3ターン」
「えっと、今回は味方を運ぶキャリーを使うんだね」
「ゆーか、自爆テ○って知ってる?」
「検閲! 検閲!!」
「……味方乗り込ませて占拠してしまえばいいのよ」
「と、とりあえずキャリーしようか」
「轢いてますけど?」
「あれ? 途中でも回収できるじゃないの!?」
「世の中タイミングよね」
「な、なんとか占拠完了!」
「やっぱり残存兵取りこぼすのは性に合わないわね」
「論点そこ!?」
「『補給路を断て』」
「そのまんまだね」
「む、敵エースが居るわよ」
「索敵のナカーテさんだね」
「間違えた。鹵獲武器があるわよ」
「言い直す必要ないから!」
「ん、ここは9人出撃可能ね」
「やった。ようやくみんなの出番だね」
「エイリアスとかリコリスとか」
「出さなくてもいいから!」
「名も無きキャラなんてさぁ……」
「皮肉はいいから! さ、みんなで占拠するよ!」
「さて、川沿いを北上するよりは別ルートからの進撃のほうが効率がいいわね」
「だとすると、まずは敵戦車の破壊だね」
「それはイムカに任せて、と」
「迂回ルートは敵がいなかったから楽だったね」
「じゃ、そのまま占拠者は待機、と」
「あとは敵エースだね」
「他の雑魚は戦車に向かって自ら死んでくれるんだから楽よね」
「だからってなナカーテさんの脳天に大砲をぶち込むのもどうかと思うよ……」
「あれは事故よ。てっきり機銃だと思ったもの」
「頭を狙ったのは否定しないんだ……」
「さ、そして占拠完了! このまま稼ぐわよ!」
「は、話進めようよ……」
まとめ
「狙うは大物のア・タ・マ」
「リアルだと惨劇もいいとこだ……」
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