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ぶらり東京一人旅(カフェ・バッハ編)

2007-09-30 23:19:00 | 旅行

東京に滞在中、浅草に宿泊していました。

旅行前、宿泊先の近くにいい喫茶店がないかとネットで探していたんです。

そしたら、

日本堤という場所に『バッハ』なる喫茶店があるということを聞き入れました。


台東区日本堤というのは、昔で言うところの山谷なんです。

空き地でホームレスの方が朝からお酒を飲んでいたり、

もちろん集会だって開いております。

シャッター前や空き地で、

イタリア風に言うところのシェスタをしていたりする方も多いのです。

それを見守る近所の交番のおまわりさん。


関西で言うところの、西成区の釜ヶ崎みたいなところです。

釜ヶ崎の場合、三角公園でよく分からない賭博をしていたり、

キャンプファイヤーをしていたり、ノラ犬が走っていたり。

それこそ、絶対怪しい薬なんかも売っているのです。

そういう、なかなかワイルドなところなんですが、
(西成区は結構好きで、大阪に行くと必ず動物園前商店街に行きます)


山谷は割と普通の街に近いです。

でも、女性の方は一人で歩かない方がいいかもしれません。

南千住から浅草にかけての縦通りは大丈夫だけど、

日本堤をちょいと横に行ってしまうと、

どうなるかは未知数。

警察官が結構徘徊しているので、案外大丈夫かも。


そういう場所に、一軒のステキな喫茶店があるのです。

『バッハ』という喫茶店、

決してよい立地条件ではないものの、

名店として、その名を響かせているのであります。


まあ、あたくしのたいしたことない解説はさておき。




こちらは初日に飲んだ『カフェ・シュヴァルツアー』です。

煎りの深いコーヒーに、炭酸水。

そして、フィナンシェが付いています。

苦めのコーヒーと炭酸水を交互に口にし、

フィナンシェで甘みを取るので、砂糖やミルクは付いておりません。

コーヒーの美味しさは言うまでもないのですが、

フィナンシェが絶品。

フワッとしているんだけど、まわりがサクッとしていて。

レモンの香り付けが実に素晴らしいのです。



続いて翌日。



まずは朝食にトーストから。

『バッハ』の焼き菓子類、ケーキ類、パンは自家製だそうです。

トーストは、モッチリしているけどサックリもしているという、

一見すると相反する食感なのですが、

それがとっても心地よいです。

バターとジャム、それにミックスを選択できるのですが、

バターをチョイスしました。

朝からこういうトーストを食べることができるのって幸せ!




焼き菓子も食べちゃいました。

前日食べたフィナンシェと、もう1つはコンベルサシオンです。

コンベルサシオンは、パイ生地の中にパウンド生地が入っていて、

上にはメレンゲを焼いたものがかぶさっています。

かなりオイシイ。


この日、インディアとエスプレッソを飲んだのです。

エスプレッソは、通常のマシンタイプと直火を選ぶことができて、

迷わず直火の方を頼みました。

直火のエスプレッソの道具ごとテーブルに出してくれるので、

ちょっと驚いたよ。


この日、何気なくケーキの棚を眺めてたんです。

チョコレートのケーキが美味しそうだなぁ、食べたいなぁと、

よだれを垂らしていたんだけど、

店員さんが、『明日には絶対おススメできるケーキがあります!』

という一言で、そのケーキを予約しちゃいました。


そうして翌日。



アイスコーヒーと共に予約しておいたケーキ。

『シュルプリーズ』です。

サクサクのパイ生地に、トロットロのカスタード。

バニラビーンズがきいていて、濃厚な味わいです。

店員さんに聞くと、

クリームは生クリームとカスタードを合わせ、

洋酒とバニラビーンズを混ぜているとのことです。

これがとんでもなくオイシイの。

『いや、まあ、スンバラシ…おおよ、おおっと』

と言いながら、あっという間に食べきっちゃった。

濃厚でありながら決して甘さがクドクなく、

コーヒーのお供にピッタリ!


そうして、さらに翌日、バッハに行ったのですが、

最後の日は、バッハブレンドを注文しました。

いろいろと食べてきたんですが、

最後はブレンドで締めよう、と。


ここの店員さんには、大変お世話になったというか、

ホント親切にしていただいちゃった。

接客は丁寧であり、

お客さんとの距離感が絶妙なのです。


カウンターの常連さんばかりと会話している喫茶店ってよくあるのですが、

そういうところは良い面もあれば、悪い面もあります。
(それについては詳しく書きません)

でも、バッハの様に(大坊にしろ六曜社もそうなんだけど)、

コーヒーを本当に大切にしていて、

それをお客さんにお出ししているお店というのは、

店員さん(もしくは店主さん)が寡黙である場合が多いような気がするなぁ。


聞かれたことは答えるけれど、余計なことは話さない。

それが、お客さんと店員さんとの間で、

いい緊張感が生まれると思うんです。

そうすることによって、お客さんは真剣にコーヒーを味わおうとするし、

店員さんだって、コーヒーを淹れるのに全力を尽くしてくれる。


なんだか、素人がたいそうな講釈を長々としちゃたけど、

夜だから許してね。


最後に、バッハの店員さんたちへ。

またオイシイコーヒーと焼き菓子にケーキにトーストをお願いしますね。



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2 コメント

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カフェバッハ (へのへのぺこちゃん)
2007-10-03 21:37:56
少し前にテレビでやっていました。



バッハで知り合ったご夫婦が出てました。



この、ご夫婦の旦那さんの仕事が「葬儀関係」と紹介されたので、

「ふぅ~ん…」と漫然と見ていたら、

次の場面で棺桶を作っていた!!…結構驚きでした。

(驚くのも失礼な気が…)



バッハ、テレビでも素敵なお店でした。



しかし…

“シエスタ”って…(爆)
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へのへのぺこちゃんさんへ (ポンスケ)
2007-10-03 21:51:59
テレビでバッハ出てたんですか~

見逃しちゃった(泣)


その方は棺桶職人さんだったのかな?
棺桶といえば、「沈まぬ太陽」という小説で、
関東と関西では棺桶のサイズが違うという話がでてました。
何故サイズが違うのかとは書いてなかったんだけど、
どうしてサイズを変えてるのか不思議。


バッハはよかったですよ!

バッハでエスプレッソを飲んだ後、ちょうど午前中で。
近くのホームレスの方が沢山お眠りになられてたから、
「あ、ここってイタリア!?」と単純に思っちゃった(笑)

バッハからエスプレッソを差し入れさせていただいたら完璧だった…のかな?



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