多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

棘――ひとの痛みは己の痛み。武建一

2020年03月21日 | 映画
関西地区生コン支部は、5カ月もの長期ゼネストを闘う力のある組合、産業別組合という特色をもつ組合だ。ところがここ1年半ほど、国家を挙げての組合つぶしの弾圧を受け続けている。そのリーダー、78歳の武建一の半生を描くドキュメンタリー映画を見た。不屈の闘争心のルーツは故郷徳之島にあった。 . . . 本文を読む
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韓国大法院「徴用工裁判判決」の意義と日本の責務――3.1朝鮮独立運動東京集会

2020年03月10日 | 集会報告
新型コロナウィルスによりイベントが続々中止になるなか、3.1朝鮮独立集会で吉澤文寿さんの講演を聞いた。今年になり開示された日本の外交文書も活用した韓国大法院「徴用工裁判判決」のポイント、すなわち不法な植民地支配および強制動員被害者の日本企業に対する慰謝料請求権の認定、そして「被害者中心アプローチ」へ転換すべきとする解説が光っていた。 . . . 本文を読む
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東京ノート――会話を包む「感情」の空気と社会関係

2020年03月01日 | 観劇など
1994年初演の平田オリザの「東京ノート」を観た。会話は、喜怒哀楽の「感情」の空気に包まれており、その基礎として社会関係(人間関係)がある。それを「演劇」で見せてくれる芝居だった。平田の「静かな会話劇」の本質に触れた気がした。 . . . 本文を読む
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