ひとあめごとに

一雨毎に季節が進む。

とは言いますが、近頃雨が降りすぎの様な気がしないでも無く……

短い春を通り過ぎ、え？もう夏でありますか？

こないだまで、蕾だった小手毬が一気に咲いたり

かぁちゃんの好きな色の花も。

少し大ぶりだけれど、露草の仲間なのだそうだ。

先日誕生日を迎えて

８０代に突入して、いささか凹んでらした大先輩に教えてもらった。

「この花、母が好きでね。」と言うエピソードと共に。

かぁちゃんが、野アザミの花が好きだった事は私の記憶からなくなる事はない。

それと同じ様に、どの母親と娘の間にも季節に咲く花々を通して、共通の記憶があるのだろうな。

あえて娘と書いたのは、我が家に限ってかもしれないが、

愚息達とはそう言う話はした事がないからだ。

それよりも、あれー？

……私の好きな花ってなんだっけか？

鉢植え？のたんぽぽの綿毛が見事にまんまるだった。

こんなのを見つけるとウキウキする。

次の雨の後はツツジが満開かしら。

そうそう。今年は特に、カラスノエンドウが生き生きと茂っております。

ところで、ところで、でありますが、

花の種類によっては、じーっと見ていると、

怪獣の顔に見えたりする事ないでしょか？

特に円谷さんの特撮系。

いや、怪獣と言うより宇宙人か………

私の…………どこにいったんでしょうねぇ……

無い！のであります。

私の……私の……老眼鏡……

元々、ど近乱な私の目。

かなり前に作った老眼鏡も、バリバリの乱視対応。

あちこち探しても出てこないので諦めて、

お花見も徒歩3分圏内で我慢し、

ちょっと頼まれてたものを作っていたのだけれど、

前です。

後ろです。

ベストです。

みんな孫ちゃんじゃないけど、おチビちゃん用。

仕方がないので、眼鏡を付けたり外したりしながら何とか作ったけれど、

目の疲れと、眉間の皺が深く刻まれる事に……。

縫い目だとか、気にする余裕もなく……

いや、老眼鏡の有無に限らず、

どうもね、近頃縫えば縫うほど、作れば作る程

アラが目立って来た様な気がして

どんどん自信が無くなると言うか、

思い通りにならなくて焦ると言うか、

いや、まだまだこんな事言っている場合じゃない。

精進あるのみですかね。

とりあえず、とっ散らかった各部屋の掃除と

急に夏になった様なので、衣替えをいたしましょうかね。

一旦頭冷やして、精進あるのみ。

普通の物を普通に作る事が出来る様に

頑張ります。

🎵でーてこい、でてこい、ろーがんきょー🎵

🎵さくら〜さくら🎵

さくら、ら、ら、さくら〜🎵

ひなげしとたんぽぽと、そして、桜

年老いて、数年前にぶった斬られた眼下の桜は

切り口から新しい枝を幾つも生えさせ

桜の生垣へと新しく生まれ変わった！

そして

よ〜ざくらっ🎵

そして……雨。

はらはらはらと花弁が舞い。

季節は次へと移り変わる。

　

新しい緑が芽吹く。

春ですわ🎵

　

鉢植えのたんぽぽの、力強い事よ。

あ、いや、鉢植えの枇杷の木のよこっちょに咲いたたんぽぽの、逞しい事よ。

あちらこちらで一気に花が咲き

２日前まで、まだ蕾の方が多かった桜も

春ですよー！と囁くのではなく

おい！春じゃ！！見てみぃと言わんばかり。

桜色の蕾も愛らしい。

目まぐるしく変わる気温のせいか、

一気に咲いたと思った花々が

翌日には命を全うしてしまうのに、少々寂しさは感じるけれど

それでも、春の息吹を受けて別の花々がまた力強く咲いている。

そうそう。一昨日はイースターだったので

こちらも少し華やかに。

それにしても、春ですね。

……少々暑すぎやしませんか？😥