ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

暑寒別岳でスキー 平成23年5月15日(日)

2011-05-17 22:32:43 | 樺戸・増毛山塊・冬山
 土曜日は仕事だったのですが、日曜日は休めます。
 なんか明日は天気が回復しそうな予報です。
 そして・・・スキーがしたい気分です。

 群別リベンジ・・・とも思ったのですが、今度は違う山ってことで、夏しか行ったことがなかった暑寒別に行くことに。
 前日の夜、スポーツクラブでゆっくりお風呂に入ってから、11時過ぎに出発。
 登山口には夜中の2時過ぎに到着して・・・とりあえず麦汁1Lをいただき、2時45分からまずは仮眠です。

 で、5時過ぎに起きると眠くて死にそうですが・・・寝起きの麦汁2缶とサンドイッチで覚醒。
 のろのろ1時間ほどかけて準備して、6時8分、暑寒荘前を出発です!

↓ワンちゃんがうろうろしてました。


 ぴよしろう、ここから暑寒別に登るのは初めてです。
 川を渡って進みますが・・・遊歩道が見えたのでそっちの方に歩くと・・・間違い。
 また戻って尾根に向かいます。



 最初は雪が切れてましたが、尾根に上がるとなんとか雪がありました。

 

 でも、またなんだかガスってきて、今回もまただめかなー、という敗退気分になります(涙)
 まあ、こないだよりは視界が良好で、とりあえずスキーは楽しめそうなので気を取り直し進みます。

 暑寒別岳、なんか赤いナンバープレートが表示されてますね。



 だんだんガスが濃くなってきて、ちょっと悲しいのですが・・・休憩してチーズタルトを食べます。
 ぴよしろう、チーズ系のお菓子は大好きです。

↓だんだんガスが濃くなって・・・悲しい気持ちに・・・。


 のんびりしてから、また登り始めると・・・ん??・・・。



 おおっ!!
 ガスが・・・晴れました!



 振り向くと・・・雲海です!



 そして・・・目指す山頂の方が見えます。(山頂は左側のちょこんと出たところ)



 隣の山(1413m)も、いい感じです。



 元気が出てきてどんどん進むと、先行者3名が休んでいるところに追いつきます。
 「早いですね。」といわれますが、「1人だと早いんですよね。お先に!」と、進みます。



↓下に先ほどの3人のパーティ。こうしてみると・・・雲海がすごい!


 最初は左側から行こうと思ったのですが・・・つぼ足の先行者のトレースが右側に向かってます。
 なので、予定を変えてそのトレースを追ったのですが・・・ひどいコースでした(涙)



 もう少しで滑落しそうな危険なコース・・・(涙) ←行かないでくださいまし・・。
 そのトレースを付けた本人にも会ったのですが「よくあそこから登れたね!」とか言ってました(苦笑)

 で、山頂には10時36分に到着。
 出発から約4時間半かかった計算です。



 山頂は・・・それはもう美しかったです!

↓右が雄冬山、左は浜益岳。


↓右は先日敗退した群別。左は奥徳富岳。


 やっぱり青空の雪山はいいですね!
 久々のお天気、万歳です!!

 感動的な景色で、しばらく山頂に居たかったのですが、少し風もあってちょっと寒くなってきました。
 残念ですが、おにぎりをいただいて20分ほど休憩して下山することにします。
 
 下山しはじめたところで、先ほどの3人の方が登ってきました。
 写真を撮るのを頼まれたんですが・・・ぴよしろうも写真を撮ってもらいました。



 さて、いよいよ滑降開始ですが・・・危うく間違えて東側の尾根の方に降りそうになりました(←危険)
 GPSを見て軌道修正して、大斜面を降ります。

↓上から見た広い斜面。高度感あります!


 雪はまだ硬くて、弾かれるように小刻みにターンしながら降ります。
 降りていくと、何人もの人が登ってきて・・・途中ちょっと言葉を交わしたりします。

↓ぴよしろうのシュプール。


 最初の急斜面を過ぎるとなぜか雪が急にやわらかくなり、シュワシュワで・・・気持ちよく滑ります。



 木のそばで休んでいる方がいてちょっとお話します。
 北見から来た方だそうで、靴ずれがひどくてここで断念したそうです。
 一緒に来た方は先に進み、ここで下山を待つとのこと。



 「うちの犬も途中で待ってると思うんだよな。」
 ・・・登山口にいた犬ですね。 

 そのわんちゃん、半分くらい降りたところにいましたね(笑)

↓北見の方のわんちゃん。 

 
 で、そのあとも長いスロープをのんびりと楽しんで滑り降ります。
 
 そして途中お話しした方から「利尻富士が見えるよ」、と言われて海を見ると・・・おおっ!
 確かにそれらしいのが見えます。

↓ちょっと斜めっててすみません。中央あたりにうっすらとそれらしいのが・・・。


 標高が下がった最後の方は雪が切れてきて、それでも無理矢理降りていくと藪にぶつかります。
 なので最後はスキーをかついで、適当に藪を突破。
 夏道に合流して、のんびり下りていきます。



 暑寒荘の前には13時14分着。
 で、登山口のところに女性が。

 「登ったんですか?」と声をかけられます。
 お話しを聞くと地元の方だそうで、小学校の頃に登ってからずっとこの山に登ったことがないそうです。
 今年こそは登ってみたいと思い、まだ早いけど登山口まで様子を見に来たとのこと。
 是非、登ってください、とお勧めしました。
 がんばってくださいね!
 


 朝出発前に飲んだ麦汁も、もう8時間ほど経過したのでOKってことで出発。

 帰りの車から見ると、暑寒別岳、立派な山だなあと改めて思いました。
 今年の夏も、また来たいですね。
 



 GPSトラックです。
 基本的に尾根伝いに登る感じですね。








 天気のいい日の登山は最高です。
 今日はたくさんの人が登ってきて、何人もの人と言葉を交わしました。
 
 いやー、登山って、ホントにいいもんですね(笑)
 




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幌天狗+群別岳(敗退) 平成23年5月5日(祝)

2011-05-08 19:49:13 | 樺戸・増毛山塊・冬山
 天気予報では昼から青空ということなので、小雨の降る中、期待して朝3時過ぎに自宅を出発。
 浜益方面はまだ雪があるようなので、今日は群別岳に向かうことにします。

 朝5時、国道231号から群別川林道を3Kmほど入った、数台の自動車が駐車してある地点に到着。
  


 朝食をとっている方がいたので、「群別ですか」とたずねると、女性の方がポツリと「オシラリカ」(!?)とか。
 何「オシリ」???・・・何??、と考えていると、もう1人の方が、「奧徳富のことです」と教えてくれました。
 なるほどそうですか。
 で、なんとなく「オシラリカも知らないの?」という雰囲気を感じたので・・・すぐに車に戻り準備に(笑)

 で、長い林道歩きに備え、いつものように麦汁を少々(?)いただきます。
 そして5時20分、短いスキーを担ぎ、つぼ足で出発です!
 奧徳富と教えてくれた男性が「お気をつけて」と声をかけてくださいましたm(_ _)m

 まずは雪のとけかかった林道を進みます。
 今日は12本爪アイゼンやピッケルなどでザックが15キロ近くあり、ちょっと重いです。
 で、3km弱歩くと立派な橋が。



 この橋を越えてしばらく進んだところで休憩して・・・また進むと、雪崩の跡が(汗)



 そして・・・スタートから5km弱の林道が少し下るところで・・・自分の気持ちにちょっと変化が。

 ・・・左の沢になぜか突然入りたくなります。
 当初から通称増田の沢というところから群別に行くつもりで、GPSにも入力してきたのですが・・・。
 で、なんとなく・・・沢に呼ばれるように入っちゃいました  

 そこで改めて地図を見ると、途中に急斜面はありますが、なんとか一気に尾根に出られそうです。
 そして・・・そこから尾根伝いに群別を目指すことにします。 



 正直、きちんと下調べせずにこういう変更をするのはだめですが・・・
 冒険心のほか・・・変な自信というか、おごりがあったんだと思います。←反省です

↓入った沢の途中で。ここにも雪崩の跡が。振り返って撮影。

 
 沢の上部には滝があり、そこから少し離れた右の急斜面をアイゼンをつけて進みます。



 さらに尾根に向かって進むと・・・もう雲の中に入るようです。

 

 8時50分ころ、尾根の一歩手前の標高1030m付近の緩斜面で30分ほどのんびり休憩。 
 すると・・・だんだんガスが濃くなってきて、周りが見えなくなってきます。



 その後尾根へ出るとガスは濃くなったり、ちょっと晴れたりを繰り返します。
 でもまあ、今日の予報は昼から晴れだから、そのうち晴れるだろう・・・と高をくくって進みます。

 尾根には足跡があって、幌天狗まで続いていました。



 幌天狗には9時45分に到着。
 ガスは出てますが、晴れることを信じて進むことにします。

 で、幌天狗を越えたところで・・・突然、一瞬ですがガスが晴れました・・・。
 すると・・・おおっ!群別が見えるじゃありませんか!

↓群別岳・・・カッコいい!


 これから進む尾根伝いのコースが、やっとはっきり見えました。
 なんだか群別が呼んでいるような気がしてやる気が出ました!

 でも、晴れたのはこの一瞬だけ。
 その後はガスは少しずつ濃くなる感じです。
 それでもまだ多少の視界があるので、ちょっと怖いトラバースをしながらもなんとか進みます。
 
↓・・・だんだん周りの地形が見えなくなってきました・・・。


 でもそのうち、ついに足元もよく見えなくなります。
 雪庇から足を踏み外して落ちそうになったりしながら・・・ゆっくり進みます。

 だんだん険しい道になり、相当痩せた尾根なんだろうな・・・と思いつつ、なんとか見える足元だけを見て進み・・・



 一瞬視界がよくなって振り向くと・・・うわー、ちょっと危険な尾根ですね(苦笑)



 まだ行ける・・・と思って進みますが、ついにもうどうしようもないくらい視界がなくなります。
 もう、完全にホワイトアウト状態・・・。

↓数歩前の足跡もよく見えない感じです・・・。


 そして尾根伝いに行くのがちょっと厳しい感じのポイントで・・・迷います。
 地図を見ると尾根を避けて北側をトラバースするのが正解かと思い、一度そちらに行って見ます。
 一応行けそうですが・・・あまりにも視界がなくて、先が見えず危険と思い断念・・・。
 あと500mで増田の沢からのルートとの合流点、群別岳までもう少し・・・行きたいなあ・・・。
 
 で、仕方なく、痩せ尾根の上に戻り食事にします。
 ラジオを聞いていると、「札幌はお天気で気持ちいいです!」とか言ってます。
 「もうちょっと待つと晴れるかな・・・」と思い、ここで様子を見ることにしますが・・・一向に晴れません。
 でも・・・いつまで待てばいいのか・・・。
 
 そしてそのうち、このままずっとガスがかかったままで、自分が滑落して死んじゃうこととか考えたりして・・・
 そしたらなんだか悲しくなってきて、「もう山なんかいいから無事に帰りたい・・・」と思い始めます(苦笑)

 すると・・・突然頭の中に「戻れ!」という指令が下りて来ました。
 11時32分、このあたりで50分ほど過ごして敗退決定です(涙)



 そして・・・帰りは慎重かつ忠実に自分の足跡をたどり、12時33分、無事に幌天狗まで戻ります。
 ここまでくれば、一安心です。
 
 幌天狗を少しだけ降りて、まだガスはかかってますがスキーを履きます。

↓幌天狗のあたり。まだ視界はいまいちですが、広い斜面なのでここからはスキーで。 


 ああ・・やっぱりスキーは楽だし楽しいですね!
 雪が重くて操作しにくいですが、もう十分です。



↓自分の足跡の隣を滑り降ります。
 

 そして標高が下がるとガスがすっきりと晴れ、黄金山が見えてきます。

↓やっと見えた景色。


 林道に降りたらあとはひたすら歩くスキー。
 さっきまでのガスが信じられないようないい天気です。



 駐車地点には14時53分着。
 出発した時よりもだいぶ車が増えてます。
 


 今日無事帰れたことを山の神様に感謝して、あと帰りに群別の神社にもお礼して帰りました。

 そして、帰りに遠くから山を見ると・・・やっぱりまだ山頂は雲の中です。
 尾根で待たなくてよかったです(笑)



 GPSトラックです。







 今回はちょっと危険でした。
 これからはあまり危険なコースは取らないようにします。
 ただでさえ酒気帯び登山ですからね(苦笑)
 反省です。



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馬追丘陵(長官山・静台)ランニング 平成23年5月3日(祝)

2011-05-05 19:56:44 | その他の道央・夏山
何度も行ってる長沼の馬追丘陵。
とりあえず日記ということで、簡単に載せときます。



なんか最近は天気と用事のおかげでなかなか山にいけません。
3日前の土曜日には、午後からチャリで野幌森林公園に行き、麦汁ランニング。
そんなのがやっとです。

で、今日も午前中は用事があったんですが、終わってみると・・・なかなか天気がいいです!
なので、午後に帰省中の娘を駅に送ったら、久々に長沼に走りに行くことにします。

↓こうして見ると、馬追の丘陵、なかなかかっこいいです。


どっから入るか迷いながら、結局名水のポイントから入ることに。

↓今日も結構水汲みに来てる人いますね。


↓名水からの登り口


今日は麦汁はなし(笑)
軽く準備体操して、14時15分出発です!

まずは静台、そして長官山を目指します。
この道、今は少し倒木などもありますが、やわらかくて走りやすいです。
走るとはいっても・・・きつい上り坂は歩きですが ;^_^)



↓静台。女性2人が歩いてました。


長官山の登り始めの登山道は・・・ドロドロで参りました・・・。

↓歩けません・・・横を迂回しながら通過。


長官山の頂上には15時20分ころ到着。
やっぱり1時間かかっちゃいましたね。



で、今日は麦汁なし・・・悲しいです(涙)
仕方なくスポドリ飲んで景色を見て休憩します。

↓夕張方面


↓札幌方面


少し休憩したら、出発。
今度は、逆の端の道道夕張長沼線口へ向います。

痩せようと思っておやつは食べないようにしてましたが・・・。
走ってると、めちゃめちゃ腹が減ってきて、めまいがしてきます。
なので次の休憩で・・・食べることにします ←意志弱い

道道夕張長沼線には16時42分着。

↓・・・ちょっと補給。


補給してちょっと休憩してスタート地点へ。
スタート地点には17時20分着。
3時間5分かかった計算です。

18Kmを3時間ちょっとかけちゃったので、休憩込みの平均速度は時速6Kmをちょっと切ってます。
累積標高が±1772mと結構昇降するとはいえ・・・遅いですね。
おまけにへろへろです。
もっと修業が必要ですね・・・。

汗をかいたので、名水をたくさん飲みました。

↓名水の掲示板。こんなものがあったんですね。


去年の10月と同じコースですが、お酒を飲んでない分、ちょっとだけ早いですね。

一応、去年のトラックを参考に載せます。



昨日、一昨日とスポーツクラブで12km、15kmと走ったので、また疲れが蓄積した感じです。
まあ、死ぬほどゆっくり走ってるんですけどね(笑)
明日は雨の予報だし、完全休養日にします。

山は・・・5日ですね。
コメント (4)
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