地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

スウィーツ

2009-09-14 00:00:00 | 沖縄方言

ウクァーシ

 沖縄土産の代表格「ちんすこう」は、本土の私達にも馴染みがあるスウィーツだろう。最近旅行をした友人からもらった土産も「ちんすこう」。しかし雰囲気がいつもと違う。涼しげな青と白のパッケージに海の風景、「雪塩」とある。人気の塩スウィーツだ。白に近い淡い色彩で、塩の風味が控えめな甘みを際立たせる。これまでショコラ、紅芋、パイナップル、黒砂糖など色々な味を試してきた中で一番のお気に入りになりそう。

 ちんすこうは琉球王朝から作られている伝統菓子。王朝に使える包丁人が中国で習得したものと薩摩藩の在番奉行の接遇の為に学んだ日本菓子を融合した琉球独自のレシピで、材料は小麦粉、砂糖、ラードというシンプルなものである。当時は王朝の祝い事の席で食されていたらしい。

 首里城最後の包丁人であった新垣氏が明治41年に沖縄初の菓子司として煉瓦窯で焼いた菊型のちんすこうを販売したのが庶民に広がるきっかけとなる。その後、米軍基地で使用されていたクッキーの抜き型を再利用して改良、オートメーション化を確立。間もなく本土復帰、沖縄海洋博があってメジャーになった。

 伝統に黒糖などご当地フレーバーなどを加えたのは近年だろう。中でも塩は最新の味であり、沖縄ならではの「雪塩」を使っているのが魅力的。宮古島の海は天然の濾過装置と言われる無数の穴があいた琉球石灰岩によって浄化、サンゴが育つ澄んだ美しさを保っているそう。そんな海水の成分を残すミネラル豊富な塩はパウダー状になって、まさに「雪塩」の名にふさわしい。

 食べるだけでも健康になりそうな雪塩ちんすこう。他にもサータアンダーギー(ドーナツ)、クジムチ(田芋の粉で作った葛餅風)、チンビン(黒糖入りクレープ)など、沖縄らしいヘルシースイーツが沢山ある。さんぴん茶と共に本土では味わえないカフェタイムは、いかが?(さ)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
塩の (yuu)
2009-09-17 17:06:32
ちんすこうって面白そう~!食べてみたい^^
そもそも沖縄デビューしていない私、
行ったら食べるものたっくさんありそうです^^
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yuuさん (さらさ)
2009-09-19 21:08:41
黒砂糖やパイナップルなどバラエティーに富んだ「ちんすこう」の中でも塩は一押しです。
そうそう、沖縄デビューまだでしたね。是非!
ギリシャ好きのyuuさん、きっとお気に召すと思います。
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