竹灯りに舞う白い雪
地震の後、突然海は黒い牙をむいて
閖上の街をのみこんできた
生死を分けたのは神のいたずら
我が家の屋根に上り、寒さと恐ろしさに
体を温めあい過ごし、
雪は無情にも降りそそぐ
4年の歳月、竹灯りに灯された
神戸の希望の灯りが
ユリアゲの文字を浮かばせる
静かに祈る人に雪は静かに積もる
まるで天国からの白い手紙のように
ささやき励まし未来を開くようにと
灯りを囲み、人は手をつなぎ輪になって祈る
言葉に聞く
灯り見る人の瞳に涙、涙
雪は伝えます
私たちの分も生きて欲しいと!!
雪よ、白い雪よ
ありがとう、ありがとう、ありがとう
神戸市民交流会事務局長 山川泰宏
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