『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』横断車道(22)**<2003.3. Vol.22>

2006年01月08日 | 横断車道

個人的な事で恐縮だが、1月末に喉の調子がおかしくなり、喉飴を買った。直ぐに治る筈が、少し咳き込むようになった。インフルエンザが猛威を振るい、新種ウイルスの出現で、爆発的流行も考えておかねばならない時期らしい▼幸い、小生の症状は熱も無く、風邪特有のだるさも無い。風邪だと、早めに帰宅して熱い風呂に入り、多少のアルコールを摂取して寝れば、翌日は仕事に行ける。風邪薬の類の対処療法はした事は無い。風邪で寝込む事など何10年来無かった▼問題は喉の調子で、夜になると咳き込む。酷い時には唾を飲み込むのも痛く、苦労した。それでも10日も過ぎれば、殆ど改善していて、全快も時間の問題と思えた▼ところが、仕事である小学校へ行った時の事。小学校は駅から1kmのところにあり、かなりの上り坂を歩かねばならない。国道沿いは避けたが、数100mはその歩道を通らねばならない。歩道の幅は0.8〜1.2mしかなく、車道と歩道間の路側帯も無い部分が多く、大型車は歩行者のすぐ横を通過するという惨状▼小学校横の歩道は1.2m程あるが、路側帯は無く、非常に危険箇所である。児童が手を繋いで歩くと、カバンが車道にはみ出し、大型車のタイヤに巻き込まれる状況である▼その歩道を観ると、車道側から0.9m程の所に国の土地の境界を示す建設省の印が10m間隔に設置してある。残りの0.3m幅は、何と小学校の土地だ。小学校は広い敷地よりも、通学する児童の安全を考えた選択であったのだろう▼その国道は谷筋を通り、その両側に街が形成された昔の街道。中国縦貫道は国道と平行し、山腹を通過。やたら空気の汚い所だ。日照時間は平野部より短い。日が陰ると山より上空の空気が、谷底の街の空気よりも温かくなり上昇気流は無くなり、国道や中国道の排ガスは拡散出来ず谷底に滞留する。小学校の直近には多数の大型車がアイドリングを続ける、中国道のサービスエリアがある▼国道沿いの民家は歩道との境界線に外壁を並べ、歩いているとショルダーバックが民家の外壁に当たる。後方から迫る大型車にぶつけられるよりはましである。が、外壁に当たったバックは、墨をつけられたようになる。僅かの時間帯しか、国道沿いの歩道を歩いた訳ではなかった。それでも咳が止まらなくなった。お蔭で全快が1週間遅れる事になった▼考えるに、尼崎の国道43号線沿道でも、喘息になるのは1%程度の人だけである。住んでいる人全員の咳が酷くなる訳でもない。小生の咳がひどくなった責任を国に問うと、数10年係るのであろうと思う。咳症状の貰い損をした思いだ (コラムX)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『みちしるべ』斑猫独語(16)... | トップ | 『みちしるべ』道路行政の歴... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿