いやしの風景

フォトマスターEXの管理人がいやしの風景をお届けします。たまに雑談や撮影記なども。

芭蕉に学ぶ写真の極意2

2020年09月21日 | 日記

2012年4x5カメラにて撮影

 

芭蕉は芸術精神の何たるかは語っていません。多くの芸術に接して

つかみ取る以外にないと思っていたのでしょう。

今回は「不易流行論」について考えてみましょう。芭蕉自身は不易

流行とは言っていません。不易は変化しないことであり、流行は変

化してゆくことだから、本来この言葉は矛盾しています。弟子たち

の間でも混乱があったと思われますが、郷里の弟子土芳(どほう)の書

いた三冊子に私が最も適切だと思われる解釈が残っています。

 

師の風雅に万代不易あり、一時の変化あり。この二つにきはまり、そ

の本一つなり。その一つというは風雅の誠なり。

 

土芳の言う、風雅の誠が芸術の共通精神のように思われます。さらに

 

変化に移らざれば風改まらず。

 

とも述べています。他人と同じような写真ばかりを撮っていればマン

ネリになり、自己満足で終わるということなのでしょう。

 

 

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芭蕉に学ぶ写真の極意

2020年09月14日 | 日記

蔵出し。そろそろ曼珠沙華の季節ですね。田んぼの風景はよく見かけますが、

それ以外では、けっこう難しい被写体です。

 

芭蕉は尊敬する人物の一人で、以前から自分なりにまとめてみたいと思って

いました。しかし、全く個人的な感想です。

「西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休が茶

における、その貫道する物は一なり」

これは芭蕉47才頃に書いた「笈の小文」の冒頭文ですが、51才で亡くなって

いますので、晩年のものです。この文を現代に当てはめてみると、全ての芸

術には共通する何かがあるという事です。端的に言うと、共通の芸術精神が

あるという事ではないでしょうか。写真もその例に漏れません。

 

 

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写真公募展の動向

2020年09月03日 | 日記

蔵出しですが、涼しさが少しでも伝わればと思います。

 

公募展の動向ですが、以前掲載したように、日本写真作家協会の展覧会は

米子展でストップし、岡山展・仙台展が中止になりました。今年の公募は

日本写真家連盟が中止し、二科会が審査を延期しています。他の団体も大

きな影響を受けていることでしょう。公的な発表の場は雑誌のコンテスト

等しかないかもしれません。撮影に出かける機会も少なくなり、そのうち、

ネタ切れになりそうです。早くコロナの終息を願うばかりです。

 

 

 

 

 

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