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安倍首相、資源外交を展開 中央アジアと関係強化 (時事通信)

2015年10月24日 | 中東・アフリカのニュース
安倍首相、資源外交を展開=中央アジアと関係強化
(時事通信 2015/10/23-19:58)
 

【アシガバート時事】

 安倍晋三首相の中央アジア5カ国訪問には、天然資源が豊富なこれらの国々との関係を強化し、日本の経済成長に不可欠な安定供給を確保する狙いがある。この地域で存在感を増す中国をけん制する思惑もありそうだ。
 「日本とトルクメニスタン両国の関係の地平と次元を引き上げる」。安倍晋三首相は23日、ベルドイムハメドフ大統領との会談後、経済をはじめ各分野での協力を盛り込んだ共同声明の意義をこう強調した。
 
 日本の首相の中央アジア訪問は2006年以来。トルクメン、タジキスタン、キルギスは今回が初めてだ。中央アジアは天然ガスや石油、鉱物資源にも恵まれる。首相は資源確保に加え、トップセールスも展開したい考えで、会談では日本企業による天然ガス関連施設などの2兆2000億円以上の受注を歓迎した。
 
 中央アジアへは、中国も進出を強めている。習近平国家主席は、中国と欧州を結ぶ「シルクロード経済圏構想」を提唱。要衝となる中央アジアへの投資を加速している。今後、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の資金などを活用し、地域への一層の影響力拡大を目指すとみられる。
 
 これに対し、日本は「得意分野」で対抗する構え。首相は会談で「高度産業人材育成への協力を進める」と述べ、関係者を日本に招待した。ソフト面での支援を充実させることで、中国との差別化を図る方針だ。




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