高いのか安いのか、
それとも妥当なのか。
買い物の値段は
たいそうむずかしい。
それどころか
人生の永遠の課題でもある。
(野蛮な読書、平松洋子)
お正月には、
ほとんどの売り場に、
「福袋」が並んでいます。
かなり以前には、
その中身は買ってからの楽しみ、
ということが多かったように思うが、
今は、最初から
分かっていることの方が多い。
福袋っていうより、
ふつうの買い物であり、
問題は、その値段で
お得かそうじゃないか、
ってことになっている。
何を、いくらで買うか、
いくらだったから買わないのか、
っていうのは、生き様に通じる。
何かを買う、
っていうのは、
お金と交換するばかりでなく、
それに付き合う時間を作る、
っていうことも含めて
決めていることになりますからね。
逆に買わない、っていうのは、
今持っているものと付き合う時間の方を
大切にするってことだろうし。
お金が流通するようになってから、
買い物は、生きることと同じくらい、
大切なことになっちゃっている。
てきとうにやることもできないし、
逃げることも、
まかせっぱなしも、
できないことだろうなぁ~^^