突然だが、ブッダがどんな髪型だったか、ご存知だろうか?
仏像を見ると巻き髪を頭頂で丸めているように見える。
これと同じ髪型は、現代のインドでもよく見られるようだ。
(しかし、これは頭頂が盛り上がっていることになっているらしい)。
ところが、実際のブッダは(および、おそらくその弟子たちも)、頭を剃っていたようだ。
体毛まで剃っていたかどうかは、わからないが、おそらくそこまで形式的なことはやらなかっただろう。
(イスラム教徒は、カーバの神殿に入るとき、体毛を全てそり落とすらしいが)。
それが、なぜわかるかというと、古い仏典に何度か、出てくるのである。
実際、スッタニパータの次のエピソード「賤民」の始めに出てくる。
ある日、ブッダが托鉢で歩いていると、火を使った儀式を行うバラモンが、ブッダに対してこう呼びかけるのだ。
‘tatreva, muṇḍaka; tatreva, samaṇaka; tatreva, vasalaka tiṭṭhāhī’’ti.
(そこにいろ、髪を剃った奴。そこにいろ、修行者風の男、賤しい奴。そこに立っていろ」
と呼びかけるのである。muṇḍakaが丸坊主のこと。
仏像を見ると巻き髪を頭頂で丸めているように見える。
これと同じ髪型は、現代のインドでもよく見られるようだ。
(しかし、これは頭頂が盛り上がっていることになっているらしい)。
ところが、実際のブッダは(および、おそらくその弟子たちも)、頭を剃っていたようだ。
体毛まで剃っていたかどうかは、わからないが、おそらくそこまで形式的なことはやらなかっただろう。
(イスラム教徒は、カーバの神殿に入るとき、体毛を全てそり落とすらしいが)。
それが、なぜわかるかというと、古い仏典に何度か、出てくるのである。
実際、スッタニパータの次のエピソード「賤民」の始めに出てくる。
ある日、ブッダが托鉢で歩いていると、火を使った儀式を行うバラモンが、ブッダに対してこう呼びかけるのだ。
‘tatreva, muṇḍaka; tatreva, samaṇaka; tatreva, vasalaka tiṭṭhāhī’’ti.
(そこにいろ、髪を剃った奴。そこにいろ、修行者風の男、賤しい奴。そこに立っていろ」
と呼びかけるのである。muṇḍakaが丸坊主のこと。