小学校の孫娘が、家族にどんな音かを当てるようピアノを弾く。違う、当たった、大騒ぎでやってる。私も引き込まれて、爺は当たるのが当たり前で、ちょっと違った音を出す。ところがこれが当たらない。
今日もベースのレッスンで、一番初めの音出しが微妙に低いと先生に注意される。自分としては絶対の自信があったつもりだが、他の音に移っていくと確かに低くなってる。年を取ることは狂うのか、と年にかこつけるのか。
その時の状態で微妙に違うのは、私には絶対音感がないからである。この絶対音感小学生の年代であれば、殆どの人が身につく。体にその音の響きが感じ取れれば、それがその響きが、自分の音になってしまう。
長年の経験でその曲の音感と言うものは、経験上だせる。その辺の微妙な、中途半端な、これが一番困るのである。小学生の間に、ドの音と、ソの音を飽きるくらい覚えこませてれば絶対音感になるから、技術より前に教えて欲しい。
レッスンの後は私の好きな景色の広瀬川を眺めながら、張り詰めた気持ちを流すのである。