毎年行われているこれに、行ってきた。女房やロストのフラットが関わっているので、行かねば行けないのだ。
んが、講演会のアーサー・ビナード氏にも、興味があって、義務感でなく行ったのだった。
この「母親大会」ってのも、実にすごいのだが、書くと非常に長くなるので、興味のある人は前に書いた記事を参照して欲しい。
過去記事にGO!
演者はこんなお方。
アーサー・ビナード(Arthur Binard、1967年7月2日 - )は、アメリカ合衆国、ミシガン州生まれ・20歳でヨーロッパへ渡り、ミラノでイタリア語を習得。ニューヨーク州コルゲート大学英米文学部を卒業。卒業論文を書く際に漢字・日本語に興味を持ち、1990年6月に単身来日。日本語での詩作、翻訳を始める。
現在は活動の幅をエッセイ、絵本、ラジオパーソナリティなどに広げており、全国各地で講演活動等も行っている。(以上コピペ)
2001年、詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞受賞。
2005年、エッセイ『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞受賞。
2007年、絵本『ここが家だ ベンシャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞受賞。
2008年、詩集『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞(詩部門)受賞。
これが又、美形のいい男であった・・・
沢山の話しをされたが、印象深い話しを抜粋。(多少、文章は僕がデフォルメ)
1・今世界中の国が、経済的に繋がっていて、互いの依存度を増している(和紙だって、その原料のこうぞやみつまたは、パラグアイ依存だもんな・・・)。
2・中国にとっても、アメリカや日本、EUと、切っても切れない関係になっている。
3・その「依存関係」は、従属・被従属ではなく、相互依存だ。
4・こうした中に、互いに攻め込むような戦争はもはや起こらない。
とか
1・アメリカは、北朝鮮と「講和条約」など結ぶ気はない。
2・それは、アメリカの産業の重要な根幹である、「武器の製造」を行なう産業にとって、必要だからで
3・いつも危険で、緊張していたほうが、都合が良いからだ。(これは中国も同じ)(オ サム感想・・それは、防衛の名の下に、危機を煽って防衛費を守ろうとするわが国の防衛族もおなじだ・・・)
とか
1・ビキニの水爆でさえ、広島の1000倍の威力だ。
2・そんなもの「どこに落とす場所」があるんですか?(このやろう!って、北に落としたら、友国の韓国や日本も放射能まみれだ・・オ サム)(だから米軍の核の抑止力とか、核の傘の中で日本を守ってもらうってウソ・・オ サム)
まあ、こんな話がなされた。
そして「LUCKY DRAGON」・第五福竜丸の水爆被爆を扱った、絵・ベン シャーン、構成と文が、アーサー ビナードという、彼の絵本「ここが家だ」の話が圧巻だった。
(絵本は明らかに大人向き?子供に読み聞かせなどは、読み手の力量が問われるかな?)
1・第五福竜丸は、かわいそうな被爆の話にしたらだめだ。
2・被爆者はもはや世界中にごまんといる。(そうだよな・・実験に何も知らされず従事した軍人・イラン攻撃で使った劣化ウラン弾による、軍人・住民の被爆、それにチェルノブイリだってすごいや・・・オ サム)
3・福竜丸は、その被爆した船員達の、その後の姿・声で、あらためて、核兵器の恐ろしさが世界中に広がり、ここから反核の運動が世界的に始まった事件なのだ。
と話された。
余談だが・・・
サッコ・バンゼッティ事件という、1920年代に起こった、アメリカの人種差別に基づく、仕組まれた「死刑殺人」の事件がある(まあ、日本の下山事件のようなもの)。
その事件は、様々に表現されたが、フォークでは、アメリカで「フォークソングの父」と呼ばれたウディ・ガスリーの「サッコとバンゼッティのバラード」というLPが有名ですごい。
このLP・・・僕は、70年代にめぐり合い、そこのライナーに挿入された「ベン・シャーン」の絵が忘れられなかったのだが、2010年にまさか、ベン・シャーンとこうして、めぐり合うとは思わず、感動的であった。
最後に、彼の詩集より、詩を読んだ。
9.11を題材にした詩だが、そこには「テロ」や「報復の戦争」など出ては来ないが、大空を飛び交う、猛禽類達のはばたきの風景を浮かび上がらせながら、見事に「人間の仕業」を断罪している、名詩だと思う。
イカロスの時代から、空に憧れた人類。
その鉄の翼をやっと手に入れて、その翼・・争いのための、翼として使わない「英知」は無いものだろうか・・・・
大空
いくら広いアメリカ合衆国の大空といえども
数千もの飛行機がいっぺんに飛び交っていると
ほぼ満杯だ。
二〇〇一年九月十一日
ニューヨーク時間10:00AMの時点で
三一八一機が飛行中だったという。
一七分後には三二〇一機まで減り
10:40になると八二〇機
そして11:40AM
最後の一機が地に戻った。
カリフォルニアコンドルという鳥は
翼を広げると三メートル近くある。
米国の猛禽類の例にもれず
絶滅に瀕している。
その寿命は「推定六〇年」となっているが
老衰で死んだケースは記録されていない。
いま生きているすべての個体にとって
九月十一日昼前からの広く澄んだ大空は
生まれて初めての体験だったろう。
ハクトウワシもオオタカもハヤブサも
ヒメコンドルにとっても。
肩身の狭い思いなどせずに
飛翔できる状態は
二、三日続いた。
詩集「左右の安全」・所収
PS・明日は休刊します。コメ返はできるかな・・
http://www.youtube.com/watch?v=HNKPUuxaLRE&feature=related
こういう視点があるんだね。
目が開かれるおもいがする。
コメ返はいいよ。
核と権力は一度手にしたら手放す勇気はなくなるみたいねぇ・・
余談・ありがとうです。
こちら、女房が危なくなってきた・・
>核と権力は一度手にしたら手放す勇気はなくなるみたいねぇ・
名言!
どっかで、使おっと。
忘れちゃいけない「死の商人」ってのをね!
中小零細企業で作ってる部品の中には知らずずに作らされちゃっている。
悲しいかな、その中に日本もきっちり加担しているんだよ!
大企業は相も変わらずとぼけてるけどね・・・
私は、一度も母親大会参加したことないけど、男行ってもOKなんだ。
予断のコメmotototさんいいYueYubeありがとうございます。
男?
は、使いっぱしりでおます。
もち、参加は、歓迎されますです。