ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

昔作ったモノ・1/100トールギス(前編)

2008年01月06日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場

 「呂布トールギス」の記事を書くのに写真が必要だったので、格納庫から引っ張り出してきた1/100トールギスです。昔の作品ですので、現在とは芸風がかなり違います。当時は缶スプレーやラッカー系塗料が使えた・当時は濃いスミ入れが好きだった・当時は後のメンテナンスを考えずに、とにかくパーツを接着して合わせ目を消していた…という感じです。

 トールギスは「新機動戦記ガンダムW(ウイング)」放映前に雑誌で設定画を見た時から気になっていたMSでした。名前が載っていなかったので、TVでの登場後にしか名前が分かりませんでした。リーオー(放映前に雑誌に載っていた表記は「リィオゥ」でした。設定でも途中までは「リィオゥ」と書かれています)にチューンナップを施したカスタム機に見えました。そう、今でいう「グラハム専用カスタムフラッグ」のような存在に…。
 「たぶんこれがシャアに似た人(ゼクス)の『リィオゥ』なんやろうなぁ。名前は書いてないけど、おそらく『ゼクス専用リィオゥ』なんやろう」

 番組が始まってみるとなかなか劇中に登場しないものの、オープニングで大量のリーオーの先頭にいる白い機体が印象的(おお、バックパックが開いた!? この構図は初代ガンダムのオープニングの「♪巨大な~敵を~♪」の部分の再現やな♪)で、なおかつウイングガンダムの左腕をビームサーベルで斬り落し、顔面に大砲を喰らわせるという快挙を成し遂げたのも、観ていて実に燃えました。

 そしていよいよ本編への登場! ガンダムたちの圧倒的な戦闘力を目の当たりにしたゼクス・マーキス上級特尉(あだ名は「ライトニング・バロン(閃光の男爵)」)が、ガンダムに対抗できるMSを探している時に、技術士官のワーカー特士に呼ばれて格納庫に入ると、そこに圧倒的な存在感を持ってそびえる白い機体!(その右手には外された自機の頭部をわしづかみ状態)。 
 ゼクス:「大きいな…!」
 リーオーに乗り慣れているゼクスがひと目見てその巨大さに驚くほどの機体。
 ワーカー特士の説明によると、なんとこの機体は15年ほど前に開発された戦闘用のMSの始祖というべき存在で、防御力と攻撃力を追求した結果重くなってしまった機体を大推力のスラスターで無理矢理機動させるという、パイロットの安全性を無視した設計になったため、お蔵入りになってしまったらしいことが分かりました。
 「お~! これならあのガンダムたちにも対抗できるかも♪(ちょうどグラハム専用フラッグの格納庫での初登場シーンのような感じです)」
 ここでようやくこの機体の名前が判明しました。
 ワーカー特士:「トー○○○、確かそういう名前の機体だったと思います…」
 え?「トー○○○」って? 聞き取れなかったぞ(汗)。
 そのシーンを何回も巻き戻して聞いて、ようやく「トールギス」と聞き取れました。

 さて、トールギスはその後、何週間か整備というかレストアの風景で登場し、期待値をどんどん高めてくれました。
 そしていよいよ出陣! テストパイロットを務めたオットー二級特尉は骨折したらしいです(汗)。ゼクスが乗って飛んでみると…
 ゼクス:「殺人的な加速だぁー!!」←その後、血を吐きます。
 …これ、ヤバいやろ(汗)。その後のトールギスの活躍は「ガンダムW」を観ていない方へのネタバレになってしまいますので割愛しますが、とにかく観るとプラモが作りたくなるMSです。

 番組放映当時はトールギスキットは1/144スケールしか存在せず(このキットも当時としては良く出来ていました。「この値段とサイズで出来る事をやりつくした感じですね(ミドリ先代店長:談)」しかし、さらに出来の良い1/100スケールのガンダムたちを見ていると、やっぱりトールギスの1/100キットが欲しくなってきます。結局、放映当時にゼクスの乗機が1/100で発売されたのはガンダムエピオンの方でした(泣)。

 「新機動戦記ガンダムW」は美少年キャラたちが活躍するため、従来のガンダム作品に比べ女性ファンがかなり増えたそうで、本編から1年後という設定で続編が製作されました。OVA「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」です。このOVAにはカトキハジメ氏によりリファインされた新デザインのガンダム(新型ではなくTV版と同一の機体という設定。TVドラマと映画では同じ役を違う役者が演じているような状態です)が登場しましたが、新たなゼクスの乗機としてトールギスⅢも登場します。
 「ガンダムW」のOVA化は、ガンプラファンには予想外のプレゼントをもたらしてくれました。トールギスの1/100キット化です。しかもトールギス・トールギスⅡ・トールギスⅢのコンパチという豪華な内容です。トールギスおよびトーギスⅡとトールギスⅢでは微妙にプロポーションが違うのですが、キットはトールギスⅢをメインに設計されています。そのためTV版のトールギスとはやや雰囲気が異なるのですが、それでもうれしいキット化でした。
 発売されてすぐ買ったキットはトールギスⅢとしてパチ組みしましたが、その後キットをもう一つ買い、トールギス(Ⅰ)として本格的に作りました。

 うう、やっぱり好きなMSの話をしだすと止まらなくなってしまいますねぇ(汗)。続きは後編でお送りします(…と言いながら呂布トールギスの脚の接着剤の乾燥時間を稼ぎ中です)。
 


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9 コメント

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Unknown (δ)
2008-01-06 16:04:49
かめっチさんがなんか解説してると欲しくなってきますね~
エンドレスワルツ公開時は1997だから、、4歳でしたかね    歳バレタ(川ノд)

まぁいいですけど^^;

こんな調子ではやくAEUの奴らプラモにでないかな~(どんな調子だYO!)

じゃないと「模擬戦なんだよぉおおぉぉ!!!」のシーンができませんし OTL
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Unknown (ひこ)
2008-01-06 17:23:53
かめっチさん
明けましておめでとう御座います。
私もトールギスは好きな機体の一つです。(イベントで1/72のキットとか買いました)
いつかは、Ver.Kaの白箱でキット化されるんじゃないかと淡い期待をしています。
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私も作りたくなりました。 (飯塚)
2008-01-06 20:24:48
当時私も1/100の発売には大変喜んだくちでした。Ⅰ.Ⅱ.Ⅲの中ではやはりⅠが大好きでしたが、かめっチさんがおしゃっる通り、微妙なプロポーションの違いがどうしても頭からはなれずⅢとして製作しました。(競輪選手みたいな下半身が欲しかった)
また、エアリーズが一番!だった私はキャンサー共々キット化を見送られガッカリしたものでした。FGのカテゴリーがあったらシードの時みたいにキットになっていたでしょうか?(ディンがキット化されたのに~涙)←ディン好きな人、ごめんなさい。
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模擬戦ですねぇ~!(δさんからの借りモン?) (有希)
2008-01-06 21:02:03

『1/100トールギス』

『昔の作品』

との事ですが・・・
いつ(何歳?)の作品ですか?


δさんが言っていた『コーラサワー』のやつですが・・・

僕は今のところザクⅡで代用してますけどねぇ・・・
(色が似てるんで;)

あと、僕やっと『1/144キュリオス』買いまし
た!

かめっチさんは『1/144ティエレンタオツー』は買われるのですか?
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懐かしい (HKR)
2008-01-07 00:10:57
このシリーズだと、当時ゼロカスタム作りましたねえ。いまやMG、PGまで出ちゃいましたし、さすがにゼロカスタムはやや見劣りしますが、トールギスはまだまだ通用しそうですね
このシリーズ出たのはちょうど社会人になった頃か…(遠い目
ま、今作ってるV2はもっと古いか(笑)
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いいですね~ (スパイク)
2008-01-07 00:50:19
かめッチさんのトールギス、カッコいいですね~^^

確か、1/144のHGFAトールギスⅢもコンパチでⅠに出来たような…お店回りして探してみようかな。

1/144派の私としては、TV版のキットも1/144HGで出て欲しかったですね~。
当時の1/144キットは、やはりプロポーションや可動といった点が見劣りしてしまいますし^^;

そういえば、Wのキットって搭乗するキャラのフィギュアがおまけでついてませんでしたっけ?HGFAには無いですけど、確か無印のにはあったような…?
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指揮官機? (ジャア)
2008-01-07 04:58:12
今までトールギスⅢもいいけどなんかシブくていいですね~。リーオーの指揮官機って感じです。

記事を見て思うのですが、パーツの差し替えでⅢやⅡを再現できるということですか?

呂不トールギスの最初の記事でなんかふさふさの毛がどうのとか言ってましたよね?あれを再現するならコットンなどを使ってみてはいかがでしょうか?色はマーカーか、赤い液につけると何とかなりそうな気もしますが・・・。
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Unknown (黄金の意志)
2008-01-07 23:52:44
この前レンタルでWを見て、本当にトールギスが作りたくなった自分が来ましたよ、
でも中々見付からないのが現状なんです・・・・
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6日も経った後ですが… (かめっチ)
2008-01-12 23:20:10
 コメントしてくださった読者の皆様、返事が大幅に遅れてしまい申し訳ございません。m(- -)m

 δさん:え~っと、筆者は1997年には…ああ、20代に戻りたい…(泣)。
 イナクト、忘れた頃にでもキットが出れば良いですねぇ、HGバクゥのように…。

 ひこさん:明けましておめでとうございます(遅れて申し訳ございません)。今年もよろしくお願いします。
 1/72のトールギス…大きくて重い機体を充分表現できそうですねぇ! 筆者も白箱のMGトールギスが発売されるのを首を長くして待っています。

 飯塚さん:トールギスⅠやⅡはⅢと違ってややモッサリした感じなのが良いんですよねぇ♪ 1/100トールギスⅢのキットはちょっとスタイルが良すぎですね。
 エアリーズ、筆者も好きです。あと、トラゴスも…。FGやSGで出ないかなぁ…。

 有希さん:いつ作ったのか正確には覚えていないので、「20代後半」ということで…(汗)。
 筆者としては上に書いた「エアリーズ」のキットがあれば、イナクトの代役になったでしょうねぇ。
 ティエレンタオツーはスケジュールの都合上、スルーする予定です(泣)。

 HKRさん:このシリーズ、まさか「ガンダム5機確認!」が可能になるとは思いませんでしたねぇ♪おまけに1/100サーペントまで…。
 しかし、このシリーズももう10年前になるんですね(汗)。筆者もあの頃はまだ若… ううっ…(さめざめと泣く)。

 スパイクさん:HGFAトールギスⅢはスパイクさんのおっしゃる通り、トールギスⅠで組むことも可能です(胴体にボールジョイントが追加されている上、トールギスⅠの初期キットに比べ脚が3ミリほど長いです。トールギスⅢ発売後に生産されたトールギスⅠのキットは脚が長くなっています)。でも、ポリキャップが白いのが難点ですねぇ。
 フィギュア付きの1/144シリーズはTV放映時のキットにフィギュアを追加し、箱絵を変更したモノですね。現在はこちらの方が入手しやすいようです。

 ジャアさん:正確にはトールギスⅢの再現をメインにしたキットの構成で、おまけでトールギスⅠやⅡのパーツが入っているという感じです。3機ともカラーリングが違うので、どれか1種類を選んで組み立て・塗装することになります。
 コットンを赤く染めて…というのは初期のプランでは候補に挙がっていましたが、劉備ガンダムのチョンマゲや関羽ガンダムのヒゲがプラ成型なのでやめときました(汗)。

 黄金の意思さん:「ガンダムW」を観ていると、ウイングガンダムよりもトールギスを作りたくなるオレ、参上!
 ウイングのキットはわりと再販されるんですが、確かに最近はあまり見ませんねぇ…。

 
 
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